普段の真清田神社を参拝する

真清田神社-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 大垣からの帰り道、まだ時間があったので、一宮駅で降りて、真清田神社(ますみだじんじゃ)に寄っていくことにした。
 一宮の七夕まつりのときの大賑わいの姿しか見たことがなかったので、普段の真清田神社はかえって新鮮だった。祭りのときは、境内にたくさんの屋台が並び、大人から子供まで大勢の人たちでごった返している。一度、普通の日に訪れてみたいと思っていた。



真清田神社-2

 アーケード商店街も、賑わいからは遠い。シャッター通りというほどさびれてはいないまでも、日曜日の夕方でこんな様子。
 この姿を見ると、七夕まつりの活気がいかに貴重なものかがよく分かった。あのときばかりは年に一度の文字通りのお祭り騒ぎとなる。



真清田神社-3

 空き地は夏草の雑草に覆われている。



真清田神社-4

 参道脇に、わずかながら昔からの店が開いている。
 かつては長屋所帯に商店が並んでいたようだ。



真清田神社-5

 こちらはさびれて久しい感じ。



真清田神社-6

 愛知県一宮市(いちのみやし)は、この真清田神社があることから名付けられた街だ。
 尾張国の一宮は、熱田神宮ではなく真清田神社だ。一般の人は神社の一宮や二宮がどこかなんてあまり興味がないだろうけど、それにしても真清田神社の知名度はさほど高くないと思われる。地元の人や七夕まつりに訪れたことがある人は別にして、愛知県で一番格式があった神社が真清田神社だということを知る人はさほど多くないんじゃないだろうか。



真清田神社-7

 祭神は天火明命(アメノホアカリ)ということになっている(諸説あるらしい)。
 この地方を治めていた尾張氏の祖神とされる神だ。
 天孫系の神で、尾張氏はヤマト王権とのつながりも深く、ヤマトタケルや壬申の乱絡みの話が面白いのだけど、書くと長くなるので今回はやめておく。以前何度か書いたと思う。



真清田神社-8




真清田神社-9

 源平桃の見頃は過ぎて、すっかり色あせていた。



真清田神社-10

 池の周りにキショウブが咲いていた。
 そろそろ小堤西池のカキツバタが気になる季節だ。



真清田神社-11

 少しある藤はまだまだだった。



真清田神社-12

 お稲荷さんの番猫。



真清田神社-13

 5時には社務所も閉まって、参拝客も少なくなった。
 今年の七夕まつりは行かないかもしれない。

妙興寺を5年半ぶりに再訪する

妙興寺-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 八事山興正寺での表彰式のあと、大垣へ向かう途中、一宮の妙興寺に立ち寄っていった。
 何年か前に一度撮った妙興寺のことを最近ふと思い出して、もう一度撮りにいきたいと思っていた。大垣方面行くならついでと言えなくもない。名古屋駅で名鉄に乗り換えて、妙興寺駅で降りた。歩いて10分ほどの距離にある。
 調べたら2006年10月に訪れている。歴史や由来などについては、そのとき詳しく書いたので繰り返さない。
 読み返してみると懐かしい。この頃は写真よりも文章を書くことに力を入れていた。今は写真の比重が高くなっている。
 5年半という歳月を感じさせないほど、中に入ってすぐ当時の記憶がよみがえった。思った以上に建物や風景のことを覚えていた。少しは変わっているのだろうけど、雰囲気はそのままだった。ここはやはりいいお寺だ。古刹としての風格を備えながらも威張った感じがなく、長く過ごしていても居心地がいい。



妙興寺-2

 創建は室町時代前期の1348年。
 度重なる火事や地震などで大部分の伽藍が失われた中、唯一この勅使門だけは創建当時の姿をとどめている。



妙興寺-3

 立派な三門。
 明治時代の再建ながら、大変風格があって良い門だ。
 これを見るだけでもここを訪れる価値はある。



妙興寺-4

 三門から仏殿を見る。
 禅寺らしい雰囲気は、鎌倉五山などを思い出させる。



妙興寺-5

 境内は新緑に包まれていた。
 写真を撮りながらしばし散策する。



妙興寺-6




妙興寺-7




妙興寺-8




妙興寺-9




妙興寺-10




妙興寺-11




妙興寺-12




妙興寺-13

 変わっていないといえば変わっていなかった妙興寺も、歳月で自分が変わっていれば違って見える部分もある。あの頃は見えなかったものが見えるようになって、写真も違うものになった。代わりに見失ってしまったものもあるのだろうけれど。
 なんにしても、再訪して写真を撮り直すことができてよかった。

菱野の熊野社に参拝する

熊野社-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 海上の森への行き帰りによく前を通るのに、これまで一度も中に入ったことがなかった菱野の熊野社。この前、ようやく参拝する機会があった。
 参道は桜の花びらとガクで埋め尽くされていた。見上げると桜の木が並んでいる。花が舞い落ちる時期に訪れていたら、印象的な風景だったに違いない。
 創建年ははっきりしないようだけど、もともとは東福寺の守護神として熊野本宮大社から勧請して祀ったのがはじまりだそうだ。東福寺は741年創建と伝わる古いお寺だから、この熊野社も歴史がありそうだ。残っている記録で一番古いものは室町時代のものという。
 熊野本宮大社はたくさんの神が祀られている中、第一殿の祭神は熊野牟須美神となっている。これは伊邪那美命(イザナミ)と同一神ということだけど、もともとは地元の山の神を祀ったのが始まりだろう。
 菱野の熊野社は、伊邪那岐命(イザナギ)を祀っている。そのほか、速玉男尊は熊野権現(くまのごんげん)のこととされる。



熊野社-2

 ひと気はなく境内は静まりかえっているものの、向かいに幼稚園があり、隣が公園広場になっているので、外から子供たちの賑やかな声が聞こえてくる。
 参拝者はさほど多いとは思えないけど、荒れた様子もなく、よく手入れされている。



熊野社-3

 鎮守の森の名残がわずかに見られる。



熊野社-4




熊野社-5

 境内社として、菱野天満宮などもある。



熊野社-6

 残っていた桜はソメイヨシノではないようだった。



熊野社-7




熊野社-8

 前を通るたびに気になっていて、挨拶が済んでホッとした。一度でも参拝すれば、その神社とは縁が結ばれる。
 寺社というのは、その空間に時代が重なった場所だから、立ち入ることで過去とのつながりも生まれることになる。前を通るだけではただの通りすがりでしかない。
 御利益などなくていい。大事なのはささやかでもつながりを持つことなのだから。

一風変わった矢田の白山神社

白山神社-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 大曽根駅から少し北へ行った矢田二丁目にある白山神社は、少し変わった雰囲気の神社だ。
 瀬戸電沿いを自転車で行くとき、何度となく横を通りながら、これまで一度も立ち寄ったことがなかった。この前、初めて中まで入ってみた。
 この前といっても1月のことだから、もう3ヶ月近く前ということになる。今は境内の季節感もずいぶん変わっていることだろう。



白山神社-2

 ネットで調べてみたけど、詳しい情報がなく、由緒などは分からなかった。
 創建はおそらく江戸時代ではないかと思う。
 愛知県内には50以上の白山神社があるそうだ。その数は全国一で、岐阜や北陸より多い。



白山神社-3

 うさぎの目が赤く光っていて、ちょっと怖い。
 ウサギが神の使いとなっている神社はいくつかあるけど、白山神社とウサギが直接関係あるのかどうかはよく知らない。
 社殿などはそこそこ古そうだ。



白山神社-4

 神仏習合の名残が見て取れる。



白山神社-5

 なんだか全体的に不思議テイストの溢れるところだった。

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