現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
エースの7のお手並み拝見といきましょうかね(浜田剛史)
2008年03月21日 (金) | 編集 |
αで撮る-1

KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO



 α-7Dと100-300mm APOを持って、夕方近所へ写真を撮りに行った。
 いつの間にα-7Dなんて持ってたんだなどと突っ込んではいけない。いつの間にかだ。そういうこともある。
 100-300mmの望遠ズーム一本勝負ということで、撮れるものが限られる中、撮れるものを撮った。まだα-7Dの使い勝手も画質傾向も分からないから、まずはいろいろ撮ってみることだ。撮りながら掴んでいけばいい。
 一枚目は西日の当たる瀬戸電だ。踏切待ちになって、車の運転席からとっさに撮った一枚だったわりによく撮れた。絵に偶然はないけど写真にはそれがある。
 100mm側の画質は申し分ない。どういう評価のレンズかよく分からないまま買ってしまったけど、これはけっこういいレンズかもしれない。APOだけのことはあるか。

αで撮る-2

 いつもの矢田川の河原。時間がなくて写真を撮りにいく場所が思いつかないときはよくここに来る。そうすれば何か撮るものがあるから。
 逆光のテストをしてみる。フードなしでも問題ない。古いレンズだから当然デジタル用のコーティングなどされているはずもないけど、逆光には強そうだ。
 コントラストのきつさはミノルタの方向性で、一眼になってもそれは変わらなかったようだ。白飛びを出さないように露出がアンダーで、暗部がつぶれがちになる。ミノルタのコンパクトデジを何台か使ったときと似たような印象を受ける。他の人が撮ったα-7の写真でもそうだ。深いといえば深いし、重いといえば重い。このあたりはもう少しパラメーターを変えて、好みの画質を見つける必要がありそうだ。

αで撮る-3

 色の出方は思ったほどクセがなくて素直だ。ペンタックスともキヤノンとも違うけど、ニコンやフジのようにいちいち調整しなくてはいけないようなことはない。
 記録はいつものようにRAWで撮って、Photoshopで現像している。調整はしやすい方だ。

αで撮る-4

 ピントは速くないものの、動きものにもそこそこついていける。K100Dよりずっと良く、20Dよりちょっと落ちるといったところか。連写速度も連写枚数も必要充分と感じた。ピントは合いやすい。

αで撮る-5

 矢田川のカモ状況を調べるという目的もあった。雨上がりで増水していたことの影響もあったのかもしれないけど、やはりカモは減っていた。3月も半ばを過ぎたし、多くのカモが北へ渡っていった。姿が見えたのは、居残り組のコガモ数羽だった。
 桜が散る頃にはカモたちもいなくなっている。そして川はまた秋まで寂しくなる。

αで撮る-6

 よく探したら他にもカモたちがいた。シルエットになっていてよく見えなかったけど、渡らないカルガモだったかもしれない。
 寒いところで暮らすカモだから、最近の名古屋はもう暑いくらいなんじゃないか。すべての鳥が暖かいところが好きなわけじゃない。暖かいのが苦手な鳥もたくさんいる。大部分のカモたちがそうだ。

αで撮る-7

 お馴染みのムクドリとスズメの群れが、地面でエサを探していた。体のサイズはだいぶ違うけど、仲良く共存できているようだ。
 そういえば今シーズンは一度も地面のツグミを見なかった。特に珍しい鳥でもないけど、シーズンに一度くらいは見ておかないともやもやが残る。もうツグミたちも群れになって北へ渡っていってしまっただろうか。

αで撮る-8

 ミコアイサがどうなったか気になって、雨池に移動した。
 車を降りたらノラがお出迎え。ここは確かエサやりの人がいるはずだ。4匹くらい集まっていた。私もカリカリをあげようと思ったら逃げられた。そうそう、それくらい用心深い方がいい。
 暖かくなってノラたちにもいい季節になった。もうしばらくしたら子供も生まれる。春は楽しいことがたくさんある。

αで撮る-9

 やっぱりミコアイサはいなかった。北へ旅立ったのだろう。残念だけど、仕方ない。
 今年は3回見られたからよかった。あともう一歩近くから撮りたかったというのはあったけど、また来年の楽しみとしよう。
 それ以外のカモもほとんどいなかった。それを見て、自分の中でもう池の鳥撮りの季節は終わった。私が次に池を訪れるのは、秋になるだろう。

αで撮る-10

 雨池は何度も訪れてるのに、池の周囲の崖にこんなふうに家が建っているということに初めて気づいた。かなり無理して建てている感じだ。段々畑みたいになっている。
 気づいたといえば、α-7は光がないシーンではホワイトバランスが崩れる。色調がピンクがかる傾向があるようだ。オートではなく太陽光で固定した方がいいかもしれない。

αで撮る-11

 手ぶれ補正の効きは、K100Dやキヤノンの手ぶれ補正レンズに比べて悪い。100mm側で1/20秒くらいでも止まらずブレる。300mmになるとある程度のシャッタースピードが必要になる。
 ノイズは比較的少なめだから、ISO800と400で撮ってみて、ノイズがどれくらいになるかというのも試してみよう。

αで撮る-12

 激しく降っていた雨も昼までにはやんで、夕方は晴れ間が戻った。水たまりが夕空を映す。

 まずは試し撮りということでこんなものか。レンズ一本では、画質が本体の傾向なのかレンズのクセなのか分からない。αシステムを一から揃えるのは大変だけど、まずは広角ズームと、明るい標準の単焦点が欲しい。α-7についての評価はそれからだろう。
 100-300mm APOはなかなかいいレンズだと思う。ズームだし、F値が暗いからキレはさほどでもないものの、普通の望遠ズームより写りはいい。そこそこ軽量コンパクトだし、持ち歩くにも向いている。
 なにはともあれ、もう少しこいつを使い込んでみよう。望遠レンズが活躍する場所といえば、あそこだ。


スイバルなCOOLPIX3500さえあれば街でも店でもホームでも撮り放題さ
2007年10月25日 (木) | 編集 |
coolpix3500写真-1

Nikon COOLPIX 3500



 デジタル一眼の最大の弱点は何か? それは、人目の多いところで撮りづらいというところだ。たとえば人混みの街中、賑わう店内、電車待ちのホーム、そんな場所でバッグからおもむろに大きなデジイチを取り出して撮影するというのは、なかなかに勇気がいる。それくらい全然平気だもんねという人もいるだろうけど、私は平気じゃない。わー、今ここで撮りたいなーと思っても、人目が気になって撮れずじまいになってしまうということがこれまでどれだけあったか。決定的瞬間になりえたのに逃したシーンも数え切れない。
 そこでクローズアップされるのが今日紹介するスイバルデザインのコンパクトデジだ。レンズがくるりと回転してむこう向きにもこちら向きにもできる仕組みのデジをスイバルと呼んでいる。意味はよく知らない。
 Nikonは昔からこのデザイン路線のデジを出していて、私が写真を趣味とするきっかけになったCOOLPIX 950もそのシリーズのデジだった。
 スイバルのよさは、おなかの位置で撮れるということだ。これでまわりの人間からみて写真を撮っているということを気づかれにくくなる。テレビゲームでもやってるようなスタイルだから。
 人目を気にせず撮れるようになると、撮影の幅がぐっと広がる。街中でも店内でも、撮影禁止の場所じゃなければたいてい撮れる。隠し撮りがしたいわけじゃないけど、それに近いこともできなくはない。携帯カメラもコンパクトデジより人目が気にならないアイテムだけど、あれは顔の前で構えないといけないから、周りから撮っていることが一目瞭然となってしまう。

 今回買ったのは、COOLPIX 3500という機種だ。ちょこっと撮るだけだから新しいものは必要ない。性能と値段のバランスを考えてこれにしておいた。200万画素のCOOLPIX 2500でもよかったのだけど、一応兄貴分の300万画素にしておいた。買値は3,000円ちょっとだから安いものだ。5年前(2002年)の発売時の定価が72,000円ということを思うと、なんとも気の毒な中古価格となってしまっている。コンパクトデジはモデルチェンジが頻繁ということもあって、値崩れが早い。
 35mm換算で37-111mmの3倍ズーム。この頃のNikonは広角が弱かった。F値は2.7-4.8と標準的なものだ。シャッタースピードは、2〜1/3000秒。これはまずまず。
 スイバルデザインのものとしては、900、910、950、990、995、2500、3500、4500、SQ、S4、S10と続いていて、2500/3500は路線が変わっていくきっかけとなったデジだ。900シリーズは図体も大きめで本格仕様のデジだったのが、2500以降はコンパクトに鞍替えしてしまった。今でも900シリーズの復活を望む人がけっこういると思うのだけどどうなんだろう。
 S4からはスイバルで10倍ズームに変身して、S10では手ぶれ補正をつけてきた。これはけっこう惹かれるけど、発売してまだ一年だから中古相場も高い。安くても1万7,000円くらいになっている。

 久しぶりにコンパクトデジを使ったら、戸惑うことが多かった。できることとできないことがはっきりしていて、できないことはまったくできないことをあらためて思い知る。コンパクトだからできないこともあり、COOLPIX 3500ができないこともある。
 今日のところは、試し撮りした写真を並べつつ、そのあたりの気づいた点について少し書いていきたいと思う。

coolpix3500写真-2

 姫路駅で新幹線のぞみを撮った。ホーム撮りも楽勝だ。これは使えるぞと喜んだ。これからの私は電車撮り放題なのだ。隠れ撮り鉄と呼んでもらってもいい。人目を気にせず電車を撮れるというだけでもこのデジを買ったかいがあったというものだ。
 ただし、デジイチの感覚で撮ってるとてんで遅いから注意が必要だ。レリーズタイムログもすごいことになってる。この新幹線も自分の横を通過した瞬間にシャッターを切ってるのに、撮れた写真ではずいぶん向こうまで行ってしまっている。動きの速いものはかなり厳しそうだ。電車のような直線の動きはまだ予測して早めにシャッターを押せばいいけど、鳥なんかは相当難しい。慣れの問題があるにしても、慣れても撮れないものは撮れない。

coolpix3500写真-3

 逆光には変な強さを見せる。これはコンパクトデジのレンズ全般の特徴でもあるのだけど、デジイチでこのシーンを撮ったら手前の花は影の中に沈んでいるはずだ。それが全部出ている。それでいて光の部分も真っ白に飛んでいるわけではない。
 それにしても被写界深度の深いこと。手前からずっと奥の建物にまでピントが合ってる。デジイチではかなり絞ってもこんなふうにはならない。逆に言えば、手前にピントを合わせて背景をぼかすなんて気の利いたことはできない。
 COOLPIX 3500は、基本的にすべてオートで、撮影者ができることが少ない。絞りは当然変えられないし、マニュアルフォーカスもできず、感度の設定もできない。カメラの言うなりなすがままだ。絞りやシャッター速度も表示されないから、カメラの内部でどんなふうに判断してるのかもよく分からない。このあたりはのちのち大きな問題となってくる。

coolpix3500写真-4

 感度の判断もよく分からない。けっこう明るいシーンでも勝手にゲインアップしてザラザラ写真になったかと思えば、こんな暗いシーンでも感度が低いままだったりする。コントラストの強いシーンでは、レンズを向ける場所を少し変えるだけで変化が激しい。しばらく使ってみないとクセが掴めない。
 一ついい機能としては、BSS(ベストショットセレクション)というのがある。これは950のときから常用してたのだけど、連写モードのように最大10枚まで連写できて、その中で一番シャープに写っているとカメラが判断した一枚だけを記録するというものだ。一番解像してる画像が一番手ぶれが少ないということで、データ量が大きい写真を選択するようだ。これによって手ぶれ写真をある程度減らすことができる。腰構えで撮るデジでもあるし、一般のコンパクトデジよりは手ぶれが少なくなる。

coolpix3500写真-5

 夜景や夕陽や花火、風景モードなども当然あって、マクロモードもシーンモードの一つになっている。多少不便だけどこれは仕方がないか。被写体前4センチまで寄れる。ただし、倍率は高くない。
 問題は、シーンモードになるとBSS機能が使えないことだ。特にマクロの場合、手ぶれを避けるためにこれを使いたいのに使えない。結果として、手ぶれ写真増産ということになる。これは厳しい。
 全般的にみてもマクロには強くない。コンパクトデジで4センチでは物足りないし、レンズが特殊な形をしてるからマクロレンズなども付けられない。奥の手としては、レンズの前に虫眼鏡をかざして撮れば大きく撮れるというのがある。半分冗談だけど実際にそうやって撮るという方法はあるのだ。

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 一番の問題点は、やはりマニュアルフォーカスができないことだろう。ピントはコントラスト検出式なので、コントラストの低い被写体では永久にピントが合わない。自分の意図したところに合わせようにもにっちもさっちもいかない。
 このときは水槽の前面に生み付けられたネオンテトラの卵を写そうと試みたのだけど、水槽の中の藻にどうしてもピントがいってしまう。10回やっても20回やっても、しつこく30回やっても、金輪際ピントは合わなかった。ウィーンウィーン一所懸命うなってはいるものの、檻の中の動物のようなもので、どうにもならないのであった。
 どこか他の場所でピントを合わせて半押しのまま被写体に向けて撮れば上手くいくのだろうか。ただ、液晶画面ではピントがどこに合ってるのかまではよく見えない。光学ファインダーももちろん付いてない。

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 ピント合わせがままらないのを利用して、雨の日に車の窓越しに夜の街を撮ってみたら、面白い写真になった。
 一応、建物の明るい部分に合ってるのだろうけど、手前の道路などにも合っている。合ってないのは窓に付いた水滴だけか。デジイチだとかなり絞ってもこういう写真にはならない。
 これを狙いで撮るには難しいけど、夜の街撮りはもう少し可能性を探っていきたい。

coolpix3500写真-8

 朝焼けの一枚。こういう難しくないシーンだとしっかり写ってしまう。この手の写真だとデジイチの高いレンズで撮った写真とあまり差がないのは喜ぶべきなのか、悲しむべきか。
 レンズ部分の基本性能はけっこう高そうだ。単純に画質はどうかといえば、これは良いと言える。定価7万オーバーということは、それなりのレンズを使ってるということだろう。

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 夕景も悪くない。やや派手目ながら雰囲気は出ている。空の階調がやや不自然ではあるけど、破綻しているとまではいかない。シャドー部が沈まずに空の色がこれくらい残れば上出来だ。

coolpix3500写真-10

 これなんかも面白い空になった。焼けたピンクのグラデーションと残った青空のブルーが、不思議な淡いコントラストとなっている。
 これもデジイチで撮ると、手間のコスモスと散歩しているおじさんは暗くつぶれてしまう。その部分の色を出すと、空の色はかなり飛んでしまうはずだ。
 なかなか侮りがたい実力を持っていることがこの一枚でも分かる。

 ざっと試し撮りした段階では、画質という点で大きな不満はない。高画質で撮りたければデジイチを使えばいい。ただ、いろいろと弱点の多いデジでもあることが判明した。ピント合わせや絞り、感度などが自分で設定できないのは困る場面がいろいろ出てくる。結局のところ、どこまで割り切れるかということになるのだろう。それほど多くを求めてはいけない。
 それでも大いなる可能性は感じた。腰撮りで撮れるという決定的な利点をいかさない手はない。特に街撮りと店撮りで活躍してくれるだろう。デジイチでは決して撮り得ない写真を求めて、常日頃からいつでも撮れるように持ち歩くことにしよう。でも、隠し撮り疑惑で捕まらないように気をつけないとね。


風邪ひきで一日遅れの再開はフォトコン報告から
2007年09月26日 (水) | 編集 |
フォトコン-1

PENTAX K100D+smc Takumar 50mm(f1.4)



 東京で風邪をひいて、ブログ再開が一日遅くなった。
 かなり久々のダウンだったけど、一日で復活したのは上出来だ。もう大丈夫なので、差し入れはマスクメロンでも高級マンゴーでも松坂牛でもなんでも食べられます。辛抱強く待ってます。

 今月も「デジタルカメラマガジン」のふぉとコンは佳作だった。
 前回よりも今回の方が嬉しかったのは、一回目はたまたまのまぐれ当たりだったかもしれないという疑いが強かったから。ふた月連続は素直に嬉しかったし、これから写真を撮り続けていく上で励みにもなった。人に評価されるために撮るわけじゃなくても、評価されることは喜ぶべきことだ。人に誉められてケッと思うほど私は人間がヒネていないのだ。自分で思う以上に誉められて喜ぶタイプなのかもしれない。
 期せずして選ばれたのは2回連続で「撮る人を撮る」写真になった(前回は「江ノ電を撮る人たち」)。1年半の間に、何枚も応募してる中でこの2枚だけが選ばれたということは象徴的なことだ。おまえはこういうのだけ撮っておけということだろうか。確かに人がいる光景こそが私の一番撮りたいと思ってる写真だから、ここは素直にこの路線でいくべきだろうとも思う。「撮る人を撮る」は今後シリーズ化していこう。

フォトコン-2

 選ばれたといってもまだ佳作。上には入選も優秀賞もある。その差は決して小さいものではない。私自身もまだ大きな隔たりを感じている。
 一概にいい写真というものがどういうものかを決めるのは難しいところなのだけど、自分の中の会心の一枚というものが撮れたら、それがいい写真ということになるのだろうと思う。それは他人の評価とは関係ない。私はまだ、そういう写真は一枚も撮れたことがない。頭の中のイメージにだけ存在するそんな一枚を求めて、これからも写真を撮っていこうと思っている。
 趣味でも遊びでもなんでも、どうせやるなら上手くなりたい。下手よりも上手くできた方が楽しいから。


いけるときにいっておかないとすれ違って終わってしまうから、今D100
2007年09月22日 (土) | 編集 |
D100試し撮り-1

Nikon D100+VR Nikkor ED 24-120mm f3.5-5.6


 明日から東京行きなので、今日は写真を並べて寝てしまう。長々と書いている時間がない。でもただ写真を並べるだけでは芸がない。ここはひとつ、いつもとは違うデジで撮った写真にしてみよう。
 ということで、NikonのD100の登場となった。あれ? 私そんなの持ってたっけ? 持ってませんよ、買いましたよ。しかもレンズは手ぶれ補正のVRレンズじゃないか。うーん、いつの間に。いろいろ経緯はあったんだけどその説明は省くとして、とにかく今手元にあるのでこうなったら使うしかない。おそらく所有期間はさほど長くはならないだろう。カメラも縁というのがあって、買えるときに買っておかないとそのまますれ違ってしまう。買えるときは買ってしまうのが正解なのだ。という、かなり強引な理屈をつけて自分を納得させた。
 弟分であるD70との付き合いは短かった。どうも色合いがしっくりこなくて3、4回持ち出しただけで手放してしまったけど、あの頃はまだデジというものも写真というものもよく分かってなくて使いこなせなかっただけということもあった。チャンスが会ったらもう一度買い直そうと思っていたところにD100の値下がりというタイミングで出会うこととなった。どれくらい違うものなのか前から一度使ってみたいという思いもあった。
 D70の感触はあまり覚えてないのだけど、D100の方がやはり作りは上だ。特にシャッターがいい。このマイルドテイストはE-1にも通じるものがある。PENTAXの入門機のようにパコーンなんて音はしない。
 操作系はかなり煩雑で分かりづらい。設定できる項目も多くてマニュアルを読まないと使いこなせそうにない。この時代は中級機といえども半ばプロユースを想定して作られたものだろうから、こんな複雑なことになってしまったに違いない。Nikonというメーカーは特に独自性が強いから他のメーカーを使い慣れてると戸惑うことも多い。
 あ、いけない、カメラ話をしてたら長くなってきた。今日の私は時間がないのだ。こんなおしゃべりをしてる場合ではないぞ。ここからはササッといこう。
 なんて言いながら、明日出かける前にもう一回更新することになるかもしれないけど。

D100試し撮り-2

 道ばたや民家の前なんかで最近よく見かけるやつで、なんて花なのか気になっていた。こういうつぼみような咲き方なのか思ったら、この前咲いているところを見た。
 調べてみると、どうやらチョウセンアサガオの一種のようだ。ただ、ヨウシュチョウセンアサガオ、シロバナヨウシュチョウセンアサガオ、アメリカチョウセンアサガオなど、いろいろ種類があるようで、これが何なのかまでは調べる時間がなかった。宿題とする。それに咲いているところも撮りたい。前に見たときはあまりにも人通りと車通りが多い場所で、バッグからデジを取り出して撮るのをちゅうちょしてしまったのだった。

D100試し撮り-3

 西日を受ける萩。ヤマハギだろうか。
 萩に対しては特に思い入れもないけど、これを見ると否が応でも秋を思わずにはいられない。
 そういえばそろそろ中秋の名月だ。来週の火曜だったか。おはぎも最近食べてないから、久しぶりに月を見ながら食べてみよう。思い出したら無性に食べたくなってきた。

D100試し撮り-4

 ここではまだ夏が頑張っていた。光を透かしたモミジアオイの赤がきれいだ。キバナコスモスも秋よりも夏のイメージが強い。晩夏から秋にかけて長く咲いている花ではあるけれど。

D100試し撮り-5

 特に意味はないけど、この風景はよく撮っている。東山方面だ。
 24-120mmの広角はNikonの場合1.5倍だから36mmになる。ここ最近24mmの世界を知ったから、36mmが狭く感じる。望遠側が180mmだから、このレンズの画角は標準レンズとしては少し中途半端だ。もともとフィルム用に開発されたものだから仕方がない。

D100試し撮り-6

 この色合いはいかにもNikonの色だ。最近のNikonもD50、D80あたりからずいぶん鮮やかで抜けがいい方向性に変わってきてるけど、この頃のNikonはこんな色をしていた。良く言えば暖かい色、悪く言うと黄色く濁ってる。特に空の色がどうも気に入らなくてD70を手放したことを思い出した。このあたりの色合いはRAWで撮ってホワイトバランスや色合いを調節しても上手く好みの色に近づけることができない。画質というのは単に解像度やクリア感やノイズだけで決まるものではなく、メーカー特有の色味というものもある。それはいい悪いではなく、個人の好みの問題だ。私はやっぱりPENTAXの色が好きだとあらためて思う。Canonは抜けすぎて薄味すぎる。

D100試し撮り-7

 まともな夕陽の逆光で、不思議なゴースト(というのか)が出た。なんだこのびよ〜んと曲がった光の筋は。これは本体ではなくレンズの仕業だ。デジタル用のコーティングがされてないからだろう。個人的にはこういうのも嫌いじゃない。味として楽しめばいいと思ってる。
 こういうコントラストの強いシーンはNikonが得意とするところだ。黒つぶれが出ても不自然じゃないシーンにおいては、他のメーカーにはない深い味わいが出る。

D100試し撮り-8

 個人的に懐かしのシーン。おととし2005年の3月に初めてレンズ交換式のデジタル一眼レフCanon D30を買ったとき、ここで試し撮りをした。あれはまだ愛知万博が始まる前だった。それと同じ場所に2年半ぶりに戻ってきたのは感慨深い。あのときと比べるとずいぶん画質は上がっている。デジの世代としてはD30もD100それほど変わってないけど、たぶん自分も少しは成長してるからだろう。
 万博の2周年を記念して、22、23日の連休に愛・地球博記念公園で夜まつりが行われる。午後5時から9時まで(23日は8時まで)、外国料理店やグッズショップなど15店が出るそうだ。万博ロス症候群の愛知県民が大挙して押し寄せることとなるだろう。私も家にいたら行きたかったけど、その日は東京だ。

D100試し撮り-9

 VRレンズの手ぶれ補正効果はどうかといえば、効いてる感じはないけど効いてることは確かなようだ。Canonの手ぶれ補正はジージー小さくうなって頑張ってるなと分かるのだけど、Nikonは静かすぎて動いてるのかどうか分からない。でもオフにするとやっぱりブレるから動いてるのだろう。撮れた写真でも効果は認められる。まだ限界がどのあたりなのかまでは掴んでない。1/2秒でもけっこうブレたから、ボディに内蔵してるK100の方が効果は高そうだ。レンズ内補正だとファインダーで揺れを確認できるから使いやすいというのはある。

D100試し撮り-10

 やっぱり手ぶれ補正は効いてるようだ。これくらいの暗さでも止まってる。細い電線もつぶれずに残った。
 けど、このレンズ、定価9万4,000円という割に描写は高級レンズとまではいかない。F値も3.5-5.6と暗いし、標準レンズにEDレンズと手ぶれ補正を加えただけといったところか。廉価レンズよりは数段上にしても、D70レンズキットのED18-70mmにも解像度で負けるかもしれない。

 まあ、いろいろ書いたけど、おおむねD100はいいデジだと思う。入門機とは確かに違った存在感があるし、持ったときも撮るときもその気にさせてくれる。このあたりは言葉では上手く説明ができないのだけど、作り手の情熱と思い入れが使い手にも伝わるからだろうか。定価30万はダテじゃない。
 何にしてももうしばらく使ってみないことにはなんとも言えない部分も多い。ちょっと手持ちのデジが増えすぎてるけど、整理するまで交代で使っていくことになるだろう。最終的にはPENTAXのK10D一本で落ち着きたいのだけど、Canonの20Dも捨てがたいし、一本化するのは難しそうだ。
 東京はK100Dと最低限のレンズという軽装で行く。さて、どんな写真と出会えるだろう。




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