日本のコリドラスはアマゾン川の夢を見てるのだろうか 2005年12月12日(月)
- 2005/12/13 02:43
- Category: 熱帯魚

今日も仲良しコリのパンダ&ジュリー。といっても私が付けた名前じゃない。コリドラスという魚の種類の名前だ。熱帯魚や自分の持ち物に名前を付ける習慣はない。
いつも寄り添うように水槽の底でエサを探してうろつく2匹組のコリたち。やあ、今日も元気かい?
向かって左側がコリドラス・パンダ。目の周りが黒いからという安易なネーミング。でも白黒じゃないからどうなんだろう。全体的に見てもパンダらしくはない。
生息地はペルーのウカヤリ川水系。熱帯魚屋で安く売られてるのは東南アジアとかで繁殖させたものだ。1匹300円とか400円くらいで売られている。
右側がコリドラス・ジュリー。沢田研二とは関係ない。
……。
最近の若者はジュリーどころか沢田研二さえ知らないらしいので気をつけたい。
ジュリーとして売られているものの多くはトリリネアトゥスなんだそうだけど、ジュリーというのはいい名前だし、私はこのコリがとても好きだ。模様がいい。アマゾン川の下流あたりに生息してる。
コリドラスというと熱帯魚屋ではそうじ屋として売られていることが多いけど、実際は掃除なんて全然しない。底の方に落ちてるエサがないか探し回ってる姿が掃除をしてるように見えなくはないけど、汚す方が主な役目と言ってもいい。水槽の汚れを掃除してるわけでもないし、他の熱帯魚のフンを食べるわけでもない。なので掃除屋として期待しちゃいけない。
しかしこいつらがなかなかに憎めないかわいいやつなのだ。底の方で身をくねらせながら泳ぐ姿や、石の間をつついてる様はなんだか微笑ましい。熱帯魚としてはネオンテトラやエンゼルなどの主役とは違い脇役だけど、飼ってみるとその魅力を知ることになる。コリドラスが大好きでそればかり飼ってる人もいるくらいだ。
人気があるもうひとつの理由は、種類が多くてコレクション的な面白さがあるからだろう。発見されたものだけで200種類以上で、まだまだ発見されてないやつもいるんだとか。日本新入荷となるとびっくりするくらい高値で取引されることもある。いわゆるレアものというやつで、このあたりはトレーディングカード的な面白さに通じるものがあるのだろう。
そこまでいかなくても繁殖させたものが安く出回ってるので、そのあたりだけでも集めるとけっこう楽しい。私はコレクターでもなんでもないので、1,000円以下のものを10種類くらい飼っただけだけど、コレクション的な魅力も理解できる。
自宅で繁殖は、難しいという人もいるし簡単だという人もいる。運の要素が大きいのかもしれない。いいペアをたまたま入手できれば繁殖自体はそれほど難しいものではないようだけど、普通に他の熱帯魚と一緒に飼っていたら難しい。チビコリドラスはチョコマカしてかわいいので一度くらいは産まれたところを見てみたいものだ。
飼うこと自体は熱帯魚の中でも簡単な方なので、初めての人にもおすすめできる。いろんな悪条件にも強く、私のところのこいつたちも、一度水槽全体に病気が蔓延して他の魚が絶滅に近い状態だったところを生き延びた。うちに来てからかれこれ4、5年になる。上手くすれば10年くらい生きるらしい。
メシは夕方に冷凍赤虫を溶かしたものをやっている。
コリドラスという名前の由来は、ギリシャ語で「ヘルメットのような皮膚」という意味の言葉からきているんだとか。確かに他の熱帯魚と比べたら固そうではある。
現在輸入されているワイルド種は、南米のブラジル、ベネズエラ、コロンビア、ペル−、パラグアイ、アルゼンチン、エクアドルあたりで獲られたものらしい。繁殖されているのはシンガポールなどの東南アジアだ。このあたりは気候的に向いてるのと、人件費が安いからだろう。
たくさん買ったり、いろんな種類を集めていたら、コリドラスだけでもお金がいくらあっても足りない。でも、アマゾン川へ行って、タモをひとすくいしただけで何千円分もの熱帯魚が獲れるだろうな。投網なんかした日にはひと投げ数万円とかになったりしそうで、考えただけでウハウハだ。大魔神佐々木の一球に対抗するにはこれしかない。けど現地の人たちはものすごく安い金額で買いたたかれているに違いない。気の毒に。獲っても獲っても数百円とかなんだろうか。そんな人たちを一度日本の熱帯魚屋に招待したい。きっと大暴れするだろうな。
こうなったら自ら密輸しかないか!?
かつて「スーパージョッキー」で金魚を飲み込んで生きたままはき出すという人間ポンプのおじさんがいた。あのワザを体得するのだ。現地で飲んで飛行機の中で出して、また日本の手前で飲んで空港を出たところで出す。これで白いギターは私のものさ!
ん? 欲しかったのはワイルドのコリドラスじゃなく白いギターだったのか、私?



