
Canon EOS D30+EF35-135mm(f3.5-4.5), f6.7, 1/90s(絞り優先)
愛・地球博会場とその周囲一体は、現在大がかりな解体作業中。 ここを訪れるのは、万博へ行って以来だから、ひと月以上ぶりになる。閉幕してからずっと気になっていたのになんとなく近づく気になれなかったのは、実際に自分の目で終わっていることを確認したくなったという気持ちが心のどこかにあったからかもしれない。 今日、行く気になったのは、オークションで買った中古デジEOS D30が届いたからだった。というのも、これまで使っていたE-10を買ったのが今年の3月で、そのとき愛・地球博開催前のこの場所に下調べと試し撮りを兼ねて訪れたということがあって。
3月はじめにE-10を持って訪れたときと、閉幕してひと月になる10月の終わりにD30を持って訪ねた今と、何が変わって何が変わってないのだろう? カメラが変われば写りは変わる。半年で少しは成長できただろうか。 私自身、万博へ行ったことで何が変わったんだろう。 半年という時間の経過を思いながら、あのときと同じ場所で、同じところを写真に撮ってみた。 夕暮れ時、忙しげに作業する重機たちは少し疲れた様子に見えた。それはきっと、現場を支配する空気感が3月とは明らかに違っていたからだろう。活気がなく、物憂げだった。
愛・地球博の終わりを目の当たりにして、やっぱり終わってしまったんだなと実感した。どれだけ寂しがっても、もう時間は戻せない。3月のあのとき、10月にこんな気持ちになってるなんて想像もつかなかった。 でも、すべてが一夜の幻のように消え去ってしまうわけではない。いくつかのものはここにそのまま残る。写真に写ってる大観覧車も当面残すというし、跡地の目玉となるであろうサツキとメイの家も、来年の夏には一般公開されるという。グローバルハウスは元の温水プールとスケートリンクに戻り、森や散策路などもそのまま保存するようだ。 その他、万博で使われたいろんなものが愛知県をはじめ、全国に散らばって保存されたり再利用されることになっている。思い出の断片たちは私たちがいなくなった後も、消えずに残るだろう。
愛知万博は終わったけど、私とD30とのつき合いは今日から始まる。 そうだ、挨拶もまだちゃんとしてなかった。 D30くん、はじめまして。これからよろしくね。 キミをデ・ミゼラブルと名付けよう。 ううっ、苦しい。
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