現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
月を見上げて心の中で語りかける。誰かいますか? 2005年11月16日(水)
2005年11月17日 (木) | 編集 |
満月と火星のランデヴー

Canon EOS D30+EF35-135mm(f3.5-4.5), f4.5, 0.5s(絞り優先/三脚)


 空を見上げれば、満月と火星のランデヴー。おっ、近い。
 ん? ランデヴーはもう死語だって? そういえば最近あんまり聞かないな。そいつは私もシャッポを脱ぐしかあるまいて(これはもっと聞かないぞ)。

 火星のことはこの前書いたから今日は月のことを少し。
 月は昔から人類との関わりが深く、特に日本人は月が大好きだ。親しみを込めてお月さんと呼ぶのもその表れだろう。お太陽さんとは呼ばない(ドラマ「TRICK」に出てきた馬鹿丁寧な言葉を使う男、渡辺いっけいでなければ)。
 お月見はみんな好きだけど、お太陽見はしない。目がいかれてしまうから。太陽はある種崇拝の対象だけど、月は人の心を惹きつけ、愛される対象であり続けている。
 多くの和歌や俳句に詠まれ、文学でも昔からなじみ深い。月に吠えてた狼男みたいな詩人もいたっけ(「世界の中心で、愛をさけぶ」の主人公朔ちゃんが名前をもらった萩原朔太郎のこと)。
「月光仮面」とか(古い)、「まもって守護月天」とか(マイナーすぎる)。

 しかし、私は月に対してやや屈折した感情を抱いている。好きなのは間違いないし、人並み以上に月を眺めてると思うけど、みんなが手放しで誉めるほどいいかなっていうひねくれた思いがある。それは国民的アイドルと呼ばれるような人たちへの個人的反発と同種のものなのか、それとも月自体に対する個別の感情なのか、自分でも判断がつかないのだけれど。
 この自分の中でもはっきりしない違和感が昔からずっと気になっていた。

 月は宇宙人の船だという珍説を知っているだろうか?
 それによると、まず月の中は空洞らしい。その証拠として、月から帰るとき、ロケットからものを落として月震(地球でいう地震)を起こしてみたところ、1時間近くも細かく振動し続けたという(これはNASAも言ってるからホントみたい)。ちょうどお寺の鐘を突いたときみたいに。だから空洞だと。
 地球で目撃されるUFOは月から来てるとか、アポロ計画を途中で中止したのは月へ行ったとき、二度とくるなと月人に追い払われたからだとか、それっぽい説明があってなかなか興味深い。
 確かに月には不自然なところが多い。地球の1/4というのは衛星としては大きすぎるし、地球よりもずっと古い星がどうやって地球の引力圏に捕まったのかも説明できない。自転と公転がちょうど同じ速さで表側しか地球に向けないのは出来すぎてるし、クレーターが地球に比べて多すぎるのも変だ。など他にもいろいろある。
 だからいっそのこと、あれは宇宙人が乗ってきた船で、地球を監視するためにあそこにいるんだとしてしまった方がすっきりするくらいだ。個人的にはそうであってもいっこうにかまわない。
 地球が飛ばしてる人工衛星みたいに推進力と制動力があれば、ああやってぴたりとあの位置につけるのは可能だし、正確に円形軌道で回ってるのもうなずける。

 一番いいのは日本人が月へ行くことだ。アメリカ人と違って日本人は基本的に正直だから、上手く隠し立てすることなんかできないだろう。けど、今の日本の状況ではそれは遠そうだ。
 ここは中国に期待する方が早いかもしれない。たとえ実際に行けなかったとしても、もし中国が人間を月に送る計画を具体的に進めたとき、それをアメリカが許すのなら、月には大きな秘密はないという間接的な証明になるだろう。
 でもやっぱり、月には何かタブーめいたものが潜んでいるような気がしてならない。そこに私が感じている違和感の要因があるのかもしれない。

 ときどき、私は月を見上げて心の中で語りかける。
「おーい、うさぎさん、いますか? いたらモチ投げてくださーい!」とか。
「かぐや姫さんとその子孫の人たち、元気ですか?」とか。
「誰かいるなら姿見せてみな!」とか。
 でも、あんまりおちょくったことを言ってると、UFOが降りてきて、私をさらっていったりするかもしれないから気をつけよう。ただ、万が一に備えてデジは肌身離さず持っておいた方が良いだろう。宇宙人やUFO内部を撮影できたら、ここで紹介します。乞うご期待。

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