 Canon EOS D30+TAMRON 28-80mm(f3.5-5.6), f4.5, 1/180s(絞り優先)
秋の太陽は逃げ足が速い。まるで「5時から男」のように。さっきまで見えていた太陽も、信号待ちひとつの間に姿を消してしまう。 用事を済ませて牧野ヶ池の駐車場に着いたのが4時50分。日が沈んでからすでに10分が経ち、あたりは薄暗くなり始めていた。今日も太陽に逃げられたか。 紅葉と鳥を撮りたかったのだけど、こうなってしまうと手ぶれ補正のない暗いレンズではどうしようもない。駐車場で証拠写真のように一枚撮って牧野ヶ池をあとにしたのだった。日が長くなる初夏が待ち遠しい。
牧野ヶ池はこれまでに3回くらい行ってるけど、どうも相性がよくないらしい。場所と自分の相性というのが、人間同士や人間と動物みたいに確かにある。去年から今年にかけてたくさんの場所を回って、いろんなところでそれを感じた。 名古屋市内の緑地公園でいうと、戸田川緑地はとても相性がよかった。何か特別なものがあるわけではないのに居心地がよくて、あそこはすごく気に入った。近所ならしょちゅう行きたいところだけど遠くて残念だ。 猪高緑地は何度行っても迷う。最初に行ったとき、中で完全に迷って真っ暗になってしまったときは本気で泣きそうになった。街中の緑地で迷子になって泣いてる大人なんて我ながらイヤだ。二度目に行ったときも道が分からなくなった。あそこは私の中の磁場を狂わせる何かがある(もともと私の方向感覚に問題があるのだけど)。 大高緑地はなんとなく感じるものがなかった。 庄内緑地は悪くなかったけど、駐車場が有料なのが気に入らない。気分的にのんびりできない。 相生山緑地は昼間はなんてことないけどあそこは貴重なヒメボタルが見られるということで特別な場所だ。バイパスを通すなんて計画は引っ込めてずっとあのまま残して欲しい。
思えばここ1年の間に名古屋と近郊の緑地や公園にずいぶん行った。写真を撮ってHPに紹介するために。主だったところで行ってないところはもうあまり残ってないと思う。行き先を探すのに苦労するくらいだから。 いろんな好きな場所が見つかったし、オススメできるところもたくさんある。おかげで名古屋のことにくわしくなったし、愛知のことも前よりもずっと好きになった。その関連で知り合いができたのも嬉しい。
今年も残りひと月になって、紅葉もそろそろ終盤だ。去年のようにあちこち回れそうになくて寂しいけど、できるだけ時間を作ってまだ行ったことのないところへ行きたい。最初のところは、何かしら新鮮な喜びやワクワク感があるのが楽しい。二度目以降はお馴染み感が強くて高揚感が得られないことが多い。同じ映画を二度観るみたいに。 行きたいと思っていてまだ行けてないところが頭の中に浮かんでは消える。それに加えて、時間、距離、ガソリン、写真、面倒、寒さ、その他あれこれがぐるぐると回転して、最終的に「こんなん出ました〜」と出てくる答えはゴー・ひろみかストップひばりくんか。 ……。 明日も夕陽に向かって走れ、私。そして、太陽にほえろ。

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