 FUJIFILM FinePix S1 Pro+NIKKOR 70-300mm (f4-5.6D), f6.7, 1/160s(絞り優先)
飛行機の音がして空を仰ぐと、水色の空に水色の飛行機が飛んでいた。飛行機野郎じゃないけど、飛んでいるものを見ると反射的に撮ってしまいがちな私。水色とは珍しい。何かのイベントで使われるやつだろうか。なんだか平和な光景だなぁ、とそのときはのんきに思っていた。 帰ってきて調べてみると、あれはイラクのサマワに飛んでいる自衛隊の輸送機だと分かった。平和な光景なんかじゃなかった。いや、逆の意味で平和を象徴する飛行機だとも言えるかもしれないけど。 北へ向かっていったから、イラク帰りで小牧空港に向かっている途中だったのだろうか。そういえば、イラク派遣は小牧空港からも飛び立っているんだった。水色というのは、サマワへ行く隊員が水色の帽子を被っていたような気がする。いや、あれはPKOのときだったか。興味が薄いものに関しては見てるようで意外と見てないものだ。でも悪い色じゃない。意外性があっていい。迷彩では物々しいし、ミッキー・マウスのカラーリングでは問題がある。
今日は自衛隊のイラク派遣について書こうと思ったんだけど、調べているうちに気が滅入ってきたのでやめにした。基本的にモメごとは嫌いだし、言い争いにも参加したくない。もっと仲良くやろうよと思ってしまう。正しい正しくないはともかくとして、自衛隊には無事帰ってきて欲しいと思う。 とうことで、写真の輸送機C-130について少し調べたので書いてみる。 田中角栄への賄賂で一躍有名になったあのロッキード社のベストセラー輸送機であるC-130。最初に作られたのは1954年で、その後改良を重ねて、50年以上経った今なお作られているという。輸送機のカップヌードル的存在と言ってもいい。今でも60ヶ国以上で使用されていて、日本は1984年にC-130H型を16機買ったというから、これもたぶんハーキュリーズ(ヘラクレスの英語読み)なんじゃないかと思う。だとしたら22年落ちだ。飛行機ってかなり長持ちするんだ。知らなかった。車は10年過ぎるとけっこうガタがくるし、20年以上はよほど大事に乗らないと走らない。ただ、飛行機は高いから3年ごとに新車に買い換えるというわけにもいかないだろう。 全長は約30メートル。翼を入れた幅は40メートル。輸送機ということで図体は大きめ。そのわりには定員は6人と少なめ。ただし、貨物のところに乗っていけばたくさん乗れる。離着陸のときはコントみたいに転がりそうではあるけど(内PのB級芸人ワゴンを思い出す)。 エンジンは4つで、全部合わせると2,000馬力。これは馬2,000頭が引っ張ってるのと同じ力ということだ。飛行機を飛ばすのにそんなに馬がいるのかと思うと、なんだかすごいなと感心してしまう。最高速度は600キロ。馬はそんなに飛ばせないから、馬力というのはどうなんだろうと思う。それに21世紀になっても馬換算というのは笑える。
とまあ、こんな感じのC-130輸送機なんだけど、そんな解説聞いてもちっとも気分が盛り上がってこないぞと思ったあなた、私も同じです。なにー、自分で書いてるくせにー。 空への憧れが人並み外れて弱い私。この大空に翼を広げ飛んで行きたいよ〜♪と「翼をください」を歌われて、キミもそう思うだろ? と同意を求められても、そうでもないです、と答えてしまいがち。前世で鳥をやったことがないからか、それとも鳥ばっかりやってきたもう飛ぶのに飽きたのか? 夢の中では空を飛んでるけど、そのときは好きで飛んでるわけではなくて、たいていもう帰らなくちゃいけない時間なのに遠いところにいて間に合いそうもないから飛んでいくというパターンがほとんどだ。 ゲームのフライトシミュレーターも苦手で、すぐに墜落してしまうし、下手すると離陸さえできなくてずっと地面を走り続けて管制官に叱られたりしてしまう。早く着陸しろと言われてもちょっと待てと空港の上空を無意味に旋回して決心がつかず、思い切って着陸すると急角度で地面に突き刺さったりする。地面がぐんぐん迫ってくるあの感じは、ゲームながらとっても嫌だ。車の事故を連想させるから。ずっと昔、FM-7でやった着陸するだけの飛行機ゲームでさえ楽しめなかったから、よほど相性が悪いのだろう。ゲーム自体は苦手じゃないんだけど。 こんな私だから、パイロットに憧れたりしなくてよかった。まかり間違って合格してしまったら、優柔不断さと必要以上の思い切りのよさが同居するとても危険なパイロットになってしまっただろう。フライトアテンダントのお姉さんとお知り合いになるよりも、地べたで安全に生きる方を選びたい。客としても飛行機には乗りたくないものだ。きっと一生、「航空ファン」を買うこともなく、ブルーインパルスのショーを見に行くこともなく、フライトシミュレーターも苦手なままだろう。ただ、飛行機の写真だけは今後も撮っていきたいと思う。飛んでる鳥よりは簡単だから。新しくできた、中部国際空港にも早く行きたい。もちろん、乗るためじゃなく写真を撮りに(まだそんな人いるのかなぁ?)。 もしかしたら、そこで突然航空機ファンになってしまったりするのだろうか、私!? そのうちC-130の機体の種類を全部言えてしまったりして? 万が一、小牧基地航空祭で嬉しそうに飛行機を撮ってる私を見かけたりしても、遠くから暖かく見守ってください。そうなったらそうなったで、たぶん、見ていて痛々しいくらい必死に撮ってると思いますから。マイ脚立も買わないといけないか? いや、脚立は評判悪いから、ここはオリジナリティを出して竹馬にしよう。でも、竹馬に乗ったまま小牧空港入れてくれるのかなぁ? それより、竹馬に乗ったまま写真が撮れるかどうかを考える方が先だぞ、私。

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