 FUJIFILM FinePix S1 Pro+TAMRON 28-200mm XR(f3.8-5.6), f6.7, 1/40s(絞り優先)
オリンピックの開会式を見ると、オリンピックは平和の祭典なんだとあらためて思う。始まる前はただ競技が楽しみで、彼や彼女はメダルを獲れるだろうかとか、そんなことばかりを思いがちだけど、開会式はそういうことじゃないと思い出させてくれる。平和じゃなければ決してできない、それがオリンピックだ。かつての冷静時代のボイコット合戦を思い出してみればよく分かる。古代のギリシャでも、オリンピックの前になると戦争はいったん休憩に入ったという。
写真は平和つながりということで、平和公園の平和堂にしてみた。見えてる像はオリンポスの神々、ではない。見た目中国っぽいな思ったら、やはり中国に関係があった。戦後復興事業のひとつとして1964年に立てられたこの堂の中には中国から送られた千手観音が安置されている。1941年に名古屋市と南京市は友好関係を結んで、十一面観世音立像を寄贈した見返りとして送られてきたものだ。しかし、そこには歴史的に微妙な影がある。 というのも、その像の交換があったのは日中戦争のさなかで、当時の日本の傀儡政権とのやりとりであるから、中国からすると正式なものじゃないという思いがあるらしい。日本から送ったものは文化大革命のときにぶっ壊されてしまった。 そんなわけで、ややいわくありげの観音像だけど、年に一度中を見せてくれるようだ(それがいつなのかはよく知らない)。高さ3.5メートルというから大きなものだ。この平和堂自体も写真ではちょっとした祠くらいに見えるかもしれないけど、実物はかなり大きい。見上げると首が痛くなるくらいだ(それは大げさ)。正確には知らないけど、ビルの3階か4階くらいはあると思う。
さて、いよいよ今日からトリノオリンピックが始まるわけだけど、その前にオリンピックに関して少し復習しておこうと思う。 古代オリンピックが始まったのは、紀元前776年(原型は数千年前からあったとされる)。オリンポス山にいる神ゼウスへの信仰や平和共存を願って行われるようになったという。日本でいうと縄文時代だ。オリンピアという土地で開催されていたことからオリンピックと呼ばれるようになったのは知っている人も多いだろう。この前のアテネオリンピックでも一部競技場として使われていた。 最初の頃は男子のみで、不正を防ぐために全員全裸で競技が行われていたらしい。何故かコーチまで全裸だったというのはちょっと笑える。女子の参加が認められるようになったのはずいぶん後になってからのことだ。 その後紆余曲折があり、ローマの皇帝テオドシオス一世統治下の393年、第293回オリンピックを最後に古代オリンピックは1,000年の歴史に幕を閉じることになる。ギリシャがローマに支配されてしまって、キリスト教の世界になってしまったから。 近代オリンピックが始まったのは、1896年のアテネからだ。その間、1,500年間もオリンピックはお休みだった。フランスのクーベルタン男爵が始めようと言い出して、みんながそうだそうだと言って再開されることになった。近代オリンピックの歴史は意外と浅い。
冬季オリンピックが始まったのは1924年、フランスのシャモニー・モンブランからだ。このとき日本は不参加。初参加は第二回大会からで、そのときはスキー競技に6人が出たもののまったく世界には遠かった。トリノオリンピックは第二十回にあたる。 冬のメダルは思っているより少ない。夏の大会のようなメダルラッシュは期待できない。これまで獲得したのは、金8個、銀10個、銅13個しかなく、特別だった長野をのぞけば大会でせいぜい3個獲れれば上出来といったところだろう。 今回もかなり厳しいと思う。日本のマスコミは持ち上げすぎだ。日本人選手の世界の評価はあまり高くない。フィギュアで村主か荒川がうまくいけばどちらかひとつ、スピードスケートの加藤条治が最も期待できて、アルペンスキーの佐々木明の評判がいい。あとはスノーボード・ハーフパイプの今井メロあたりがどうか。モーグルの里谷多英には一発大逆転をと願っていたのだけど、残念だった。上村愛も届かなかった。全部で4つと予想する。でも良い意味で裏切って欲しい。
オリンピックは出場選手にとってはもちろん、観る側にとっても特別なものがある。オリンピックを観た後は必ず元気になるし、自分もやらなくてはと思わせてくれる。あそこには人間が描き出すドラマがあるから、私はそれを見たい。勝ち負けやメダルの数よりも。今回もきっとまだ私が知らないニューヒーローやニューヒロインが誕生してくることだろう。それを楽しみにしている。4年後まで覚えていられるようなシーンや選手が出てきてくれるだろうか。 これからしばらく、深夜時間はオリンピックを観なければいけないので、更新はおそろかになると思う。といっても、文章が短くなるだけだけど(休まないのかよ)。 なんにしても、これから2週間ちょっと、毎日楽しい日々が続くのが嬉しい私なのだ。

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