現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
雨の日は小林さんの解説を聞きながらカーリングを観よう 2006年2月20日(月)
2006年02月21日 (火) | 編集 |
今日も天気雨

FUJIFILM FinePix S1 Pro+SIGMA 18-50mm (f3.5-5.6 DC), f3.5, 1/25s(絞り優先)


 今日も天気雨。明るい空から絶え間なく雨が落ちてくる。そろそろ晴れてこないかと空を仰いでみたけれど、雨がやむ気配はなかった。人生の中で数えるほどしか見たことがなかった天気雨をふた月続けて見たことになる。珍しいものを見られたと喜んだ反面、晴れてるんだからやんでおくれよとも思う。雨そのものは嫌いじゃないけど、行動範囲が狭くなってしまうのが残念だ。
 長い信号待ちでワイパーを止めた。車内は静けさを取り戻し、レミオロメンの「3月9日」が流れている。フロントウィンドウに雨が流れ落ち、街が滲んで歪んだ。あふれそうになる涙越しに見る光景みたいに。

 ♪新たな世界の入口に立ち 気づいたことはひとりじゃないってこと
  瞳を閉じればあなたが まぶたの裏にいることで
  どれほど強くなれたでしょう
  あなたにとって私もそうでありたい♪


 感傷に捕まりそうになっても今の私はそれからするりと逃れる術を獲得している。昔みたいに逃げ足は遅くないのだ。センチメンタルに身をゆだねたりもしない。

 中古で買ったSIGMA 18-50mm DCを今日は試してみるつもりだった。でも、この雨ではどうすることもできない。広角開放でもf3.5という暗さでは雨の夕暮れで手持ちは苦しい。
 でも、この見た目も作りも安いレンズ、実力はある。定価2万で中古相場5,000円そこそことは思えない写りのよさだ。デジタル専用設計というのが効いているんだろうか。CanonのEF50mm f1.8にも負けてないくらいのシャープさと解像感だと思う。なるほど、評判がいいわけだ。
 S1proとの相性がこれまた不思議で、らしからぬ優等生画質になる。D70なんかで使ってる人は色が地味って言うけど、レンズの地味さとS1proのむやみな派手さが融合してちょうどいい加減になるから面白い。私の部屋のラベンダー色の壁が、そのまま再現されたのは驚いた。めったにないことだから。
 第一印象はとてもよい。広角18mmだから、S1proでは27mm相当になる。最近デジでは28mmの42mmとか45mm換算ばかり使っていたから、久々にファインダーの向こうに広い空間を見た気がした。面白そうだからしばらく使ってみよう。

 天気雨はやがて当たり前の雨降りに変わった。空は暗くなり、雨は激しさを増した。晴れたら雨上がりの夕焼け空でも撮りに行こうと思ったのに。しょうがない、家に帰ってカーリングでも観るか。
 今日も小野寺ちゃんはやってくれました(前半戦は観ながらあんなにも文句言ってたのに)。イタリア戦は少し苦しんでいたけど、最後のショットは見事だったし、最後は任せておけば大丈夫と思える安定感が出てきた。これが本来の彼女の実力だったのだろう。そうでなければ日本での予選も勝ち抜けないし、スキップ(主将)にはなれなかったに違いない。
 観てたらますます自分もやりたくなってきた。カーリング映画『シムソンズ』もぜひ観よう。
 それにしても、解説の小林さんがいつも言ってる「カマーランド」という言葉を聞くと、KABAちゃんやおすぎとピーコたちが楽しそうに弾ける笑顔で暮らしてる国のことが頭に浮かんで仕方がない。と思ったら、重大な聞き間違いをしていることに気づいた。カマーランドじゃなく、「カム・アラウンド」だった! なんと! すでに置かれているストーンを回り込むようにしてハウスの中に入れる投法をそう呼ぶそうだ。私の耳が悪いのか、解説の小林さんの発音に問題があるのか!?
 それでもやっぱり、小林さんがカム・アラウンドと言うたびにカマーランドの映像が頭に浮かぶんだろうな。

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