現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
空想で作った南米帰り料理に革命精神は宿らず 2006年4月23日(日)
2006年04月24日 (月) | 編集 |
南米帰りサンデー料理

Canon EOS 10D+EF28-105mm(f3.5-4.5), f4.0, 1/40s(絞り優先)


 今日は南米料理と決めていた。そしてその通り南米各地をうろついて(頭の中で)、それっぽい料理を作って並べた。つもりだった。しかし、結果的には南米料理というよりも、南米帰り料理となってしまったのだった。南米に旅行へ行って、現地で食べた料理を記憶だけで再現しようとして再現仕切れなかった感じ。南米に暮らすどの国の人に食べさせても、これはどこの料理だといぶかるに違いない。そもそも、南米っていっても広いし、国はたくさんあるし、ひとくくりにすること自体無理がある。
 とはいうものの、明らかに和食とは見た目も味も違ったから、個人的にはけっこう満足している。南米料理ではなくても南米風の料理とは言えると思う。ひいおじいちゃんがブラジル人の日本生まれの子供に、これがきみの故郷の味だよと言って食べさせたら、案外納得してしまうかもしれない。それとも、こんなの違うやい! とスプーンを投げつけて泣き出してしまうだろうか。ラテンアメリカの血が騒ぐか騒がないか、ラテンのDNAに試してみたい気もした。

 一品目は、トマトソース・チキン・ライス・スープ。半オリジナル。元となったのは、カンジャ・デ・ガリーニャというブラジル料理だ。鶏肉とライスが入った、日本でいうおじやみたいなものだと思うのだけど、それを基本にトマトジュースでアレンジした。味付けはチキンブイヨンの素を使っている。
 ニンニク、タマネギ、ニンジンをオリーブオイルで炒めて、鶏肉を追加で炒め、赤ワインを入れる。あとは水とトマトジュースを加え、チキンブイヨン、塩、コショウなどで味を調えて、ご飯を入れて少し煮込めば出来上がり。
 これは日本人の味覚でも普通に美味しい。更に南米風にするなら、何かでピリ辛にするといいのだろう。その何かが何かは分からないけど。
 続いてメインのおかずは、タイ。スズキを使おうと思ったらなかったのでタイで代用した。というのもぜいたくな話か。南米人がタイを食べるかどうかも疑問だ。アマゾン川でとれる淡水の白身魚はよく食べていると思うから、そういうイメージに持っていった。
 ソースのベースはヨーグルト。ヨーグルトを使う日本料理はなかなかないから、これはちょっと南米っぽいかなとも思う。マヨネーズとレモンの絞り汁を混ぜたあっさりソースは白身魚によく合った。塩、コショウはやや強め。
 白くて細いのは大根の細切り。南米人が大根を食べるかどうかは知らないけど、白身だけではちょっと寂しかったので、付け合わせにした。
 右奥はジャガイモポテトサラダを焼いたもの。これもオリジナルからのアレンジで、こういう料理が向こうにあるのかどうかは分からない。ジャガイモをレンジで温めたあとつぶして、そこにツナ缶、ゆで卵、タマネギのみじん切り、レモン汁、オリーブオイル、マヨネーズ、塩、コショウを混ぜ合わせる。そのままポテトサラダとして食べてもいいんだけど、私としてはこれを焼いた方が好きなので焼きにしてみた。
 最後、左奥は若干謎の食べ物となっている。卵と小麦粉を混ぜて生地を作り、それを薄くのばして焼いて、その上にとろけるチーズとタコを乗せた食べ物だ。名前はまだない。完全な思いつきで作った。もはや南米からは遠く離れ、新大陸発見か? これは改良の余地が大いにある。まず生地をもっと薄く広くのばしてクレープみたいにして、具はタコだけじゃなくもっといろいろ入れて、生地の中にチーズを巻き込んで、具を詰めて、オーブンで焼いた方が美味しいものができる気がする。最初はそのつもりだったけど、面倒になって手抜きをしてこんなへんてこりんなものになってしまったのだった。または、生地を2枚作って、具を挟んで焼くというのもいいかもしれない。ただ、南米の人にこれをあげても食べるかどうか。タコを食べるのは日本とイタリアくらいで、世界ではあまり食べられてないはずだから。タコを悪魔の使いと言う国さえある。ってことは、タコ焼きも当然、世界には通用しない。

 味については、これといったマイナスポイントもないので、70点以上はある。でも80点に届かないのは、意外と無難にまとまりすぎていて面白みというか驚きがなかったから。この料理には、チェ・ゲバラの革命精神は宿ってなかった。わずかにタコ・チーズ焼きに反骨心のカケラがあったくらいで。
 そんなわけで、人に出して文句は言われないけど、驚きを与えるまでには至らないという結果に終わった、今日のサンデー料理。まだまだ冒険心と勇気が足りないことをあらためて自覚することとなった。斬新すぎて食べられないくらいの料理を作ってみたいものだ。
 近づいては遠ざかり、遠ざかってはまた近づく、突撃、私の晩ごはん企画。お蔵入りになる前に、なんとか今年中に実現させたいと思う。まだ今はその時じゃない。完全な自信作を持たないまま見切り発車してしまったら、自分の持ち歌一曲を繰り返し歌い、しまいには人のヒット曲を歌い出してしまう地方まわりの歌手のようになってしまう。少なくとも、オリジナルの料理4品は完成させてからでないと。
 まだまだサンデー料理は続く。サンデーが巡ってくる限り。

 ブログランキングに参加してます




プロフィール

オオタ(マサユキ)

Author:オオタ(マサユキ)
ブログランキング・バナー(FC2)
ブログランキングに参加してます
Dry&Wet(ホーム)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する