 Canon EOS 10D+EF50mm(f1.8), f2.0, 1/160s(絞り優先)
去年から始まった、ひとりで行けるもんシリーズ(いつの間にそんな名前がついていたんだ)。これまでけっこういろんなところへ行った。ひとり動物園デビューも果たしたし、家族をメインターゲットにした行楽施設にもあちこち出向いていって克服してきた。 しかし、今回行った南知多ビーチランドほど厳しいところはなかった。モンキーセンターもたいがいつらいものがあったけど、ここはその比じゃなかった。当社比200パーセント厳。ひとり客確率1パーセント。その1パーセントは私だ。見渡す限りの親子連れ。カップルさえ稀なこの状況の中に飛び込んでしまった私は、ひたすら写真を撮ることに専念せざるを得なかった。水族館ならひとり客もそれなりにいるだろうけど、このようなふれ合い体験型海洋施設にひとりで訪れる人はそうはいない。いるとしたら、さかなクンと私くらいのものだろう。私の魚の帽子をかぶっていくべきだったか!? 何故そんなところへひとりでふらふらと迷い込んでしまったかといえば、親会社である名鉄の株主招待券が手に入ったのが一番の理由だった。元々どんなところか一度行ってみたいとも思ってはいたのだけど。あと、水族館での写真撮影をしてみたいというのもあった。
南知多ビーチランドは、知多半島の南にある、海獣を中心とした水族館と遊園地を合体させたマリンパークだ。春夏シーズンには、隣接した海岸で潮干狩りや海水浴もできるようになっている。これに加えて、今年の3月には「おもちゃ王国」という施設も増設された。 水族館ゾーンは、日本有数の1,000トン大水槽を中心とした室内部分と、アシカやイルカのショーやペンギンなどがいる屋外部分とで成り立っている。その他、イルカスタジアム、アシカプール、セイウチ館、ペンギンプール、ウミガメ・プール、ペリカン池などがある。 おみやげ、食事、グッズなどもなかなか充実していて、一日たっぷり遊べる施設だ(何故か石井竜也デザインのイルカ・クジラグッズが充実してるらしい)。
 ここの一番の売りは、海の生きものと日本で一番触れ合える水族館だということだ。本当に一番かどうかは分からないけど、確かに触れたりエサをあげたりできるゾーンが多い。ペンギン、イルカ、ウミガメ、アザラシ、トドなどに触れられたりエサをあげたりすることができる。ただし、トレーナーのお姉さんには触れないでください。 大水槽の目玉はスナメリ。伊勢湾、三河湾の名物と言っていい小さな白いクジラ・スナメリが2頭飼育されていて、優雅に泳いでる様子を見ることができる。これはけっこう貴重だ。さかなクンじゃない私でも喜んだ。 ただ、150種類7000尾というわりには、大水槽以外の水槽は本数も魚の種類も少なく、その点はやや残念なところだ。私のように写真メインで行くと物足りなさを感じた。だから、一般的な水族館とは違うと思った方がいい。あくまでもメインテーマは、海獣たちとの触れ合いだ。 アザラシのショーも少し見たけど、けっこう面白そうだった。アザラシがステージを降りて観客席を回るという趣向もけっこう珍しいんじゃないだろうか。 イルカのショーも評判がいい。よく訓練されていて、ジャンプの高さがすごいとか。 全般的に海獣たちは元気な様子だった。施設としても思った以上に活気があって、東山動物園のように眠たい感じはなかった。生き物たちにとってもなかなかいい環境なんだろう。
 一時はここも閉鎖されるという噂があった。名鉄の施設はたいていそんな話が一度は出る。でも、その後そういう話は聞かない。今年になっておもちゃ王国なんていう施設をあらたに作ったところをみると、だいぶ持ち直してきたのかもしれない。やはり、近くに中部国際空港ができたのが大きかったのだろう。もっと宣伝すれば、県外からもお客を呼べるだろう。 水族館と思って行くと規模は小さいし魚の数は少ないからなんだと思うかもしれないけど、見るだけでなく触れられて自分も参加できるという他にはないよさがここにはある。カップル向けというよりあくまでもメインターゲットは家族。特にちびっこを連れて行くと子供も喜び、大人も楽しめるだろう。屋外施設が多いので、雨降りは楽しくない。行くなら晴れの日がオススメだ。 私はひとりで行くのはもう懲りた。家族ができたらまた行きたいと思う。それまでつぶれずに待っていておくれよ、南知多ビーチランド。
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