 Canon EOS 10D+EF50mm(f1.8), f3.5, 1/50s(絞り優先)
先週はドイツ・ワールドカップ記念でドイツ料理だったから、今週はニッポンちゃちゃちゃ記念で和食を作った。試合の方は不完全燃焼ですっきりしなかったけど、料理の方は攻守バランスの取れた好結果となった。今まで作った中で、トータルの美味しさでいえばベスト4には入るだろう。準決勝進出記念和食と名づけよう。 和食といっても普通に作ったんじゃ面白くないということで、一歩進めてニュージャパニーズを目指した。食材は国産にこだわって、調理方法と調味料に洋風を加えつつ、和食をはみ出さないように心がけてこの4品を作った。
まず右手前のエビから。とてもシンプルな照り焼きとなっているのだけど、これが意外に初めての味だった。エビを背中から開いて、背わたとはらわたを取り、塩を振りかけてしばらく置いておく。その後、小麦粉をたっぷりまぶして、オリーブオイルで焼きつつ、タレをからめていく。タレは、しょう油、みりん、酒を1:1:1で混ぜた基本の甘辛ダレ。小麦粉をまぶすのがポイントで、旨味を閉じこめつつ、中はプリプリで外は甘辛いタレがたっぷり染みて、いい味になる。ありそうでなかったエビ料理ということでオススメしたい。
左手前は何かというと、イカのチーズ焼き卵黄ソースがけだ。イカを開いて、塩、コショウして、グリルで焼いたところにとろけるチーズを乗せて、最後に卵黄をかけて出来上がり。これは美味しい。今回は付け合わせとしてちょこっとしか作らなかったけど、メインのおかずにも充分なる。イカとチーズと卵黄の組み合わせがこんなに合うとは思わなかった。見た目のビビッドな黄色も、おっ、なんだこれと思わせるから、おもてなし料理としてもよさそうだ。この料理は食べことも見たこともない人がほとんどだと思うから、見た目も味も驚いてくれるんじゃないだろうか。
左奥はマグロのサイコロステーキ。あえてマグロをステーキにする必要はないと言えばない。ただ、マグロ料理の可能性として、これもありだし、魚嫌いの子供にもぜひ食べさせてあげたい一品だ。美味しさは肉と変わらないから。 マグロの切り身をサイコロ状に切って、塩コショウしてしばらく置く。小麦粉を全体にまぶして、オリーブオイルとバター、ニンニクで焼いて、最後にソースをからめて完成。ネギなども乗せつつ。 ソースは、しょう油ベースに、酒、みりん、オリーブオイル、塩、黒コショウ、バジル、カラシ、マヨネーズを混ぜたものを、焼くときに半分、焼き終わってから半分かける。 しっかり焼いてもいいし、あぶり程度にするとまた違った食感となるので、好み次第で焼き加減を調節するといい。
右奥は、大根、里芋、なめこのヌメヌメ煮込み。ヌメヌメ好きにはたまらない食感と味のこの料理、私は好きなので気に入った。ヌメヌメ系が苦手な人にはきつい一品だ。 里芋のぬめりをよく洗って、下ゆでしてから更にぬめりを取って、大根も下ゆでして、その後だし汁でなめこと共に煮込む。 味付けは、白みそをメインに、塩コショウ、しょう油、砂糖、酒、みりんを少々。 あえてみそ汁にしない方がヌメヌメをより楽しめて美味しくなる。
今回は自分でもかなり出来が良かったと思った。黄金の中盤のようなスキのなさ。往年のジーコ、ファルカン、セレーゾ、ソクラテスとまではいかないけど、中田、中村、小野、稲本には迫ろうかという完成度だった。自己採点で初の90点が出た。このメニューはぜひ人に作って出したいと思った。自分でももう一度食べたい。 そんなわけで、日本代表の試合には満足できなかったけど、サンデー料理は納得のいくものとなった。日本が今日勝っていればもっとよかったのだけど。 次はブラジル戦記念のブラジル料理だ、と思ったら、ブラジル戦はもう木曜日にある。万が一にも勝てば、オブリガード・ブラジル料理を作ってもいいけど、負けたらブラジル料理なんて絶対に作りたくない。豪州料理もしばらくはない。できることなら、喜びと共にブラジル料理を作りたい。もし完敗したら、いじけて日本料理しか作らない鎖国政策に入るかもしれない。
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