 Canon EOS 10D+TAMRON SP 90mm(f2.8), f3.5, 1/125s(絞り優先)
トカゲを見ると恐竜を思い出す。これの100倍も大きな生き物がかつてはこの森にもいたのかもしれないんだよなぁ、と。臆病なトカゲにかつての王としての面影はないけれど。 恐竜を英語でいうとダイナソー(Dinosaur)。ディノサウルス(Dinosaurus)というのもいる。これはギリシャ語で、恐ろしいトカゲを意味する。やはり、現代において、もっとも恐竜を連想させるのはトカゲと思っていいだろう。恐竜好きの私がついつい100円ショップのダイソーに入ってしまうのも恐竜と関係があるかもしれない(それは違うだろう)。 男の子はみんな恐竜が好きだ。子供の頃、恐竜図鑑を夢中で見ていたという人も多いだろう。でも女の子はそうでもない。恐竜大好き少女は私の周りにはいなかった。これはもしかしたら、女の人よりも男の方がは虫類脳と呼ばれる脳の一番古い部分が発達していて、そこが恐竜と共振するせいかもしれない。そんな学説があるのかどうかは知らないけど、そうでもなければ女性の恐竜に対する無関心さは説明できない気がする。できることなら、女の子と恐竜の絶滅理由について熱く語り合ったり、デートで化石発掘に行ったりしたかった。ものすごく恐竜に詳しい女の人ってのも、それはそれでちょっと驚いてしまうだろうけど。
地球が誕生して45億年。最初の原始的な生命が誕生するまでに6億年。動植物の祖先誕生が12億年前。6億年前にようやく地球上に生命が繁栄するようになった。そんな中、恐竜は今から2億3,000万年前に誕生し、1億6,500万年間も地球の王者であり続けた。そして、6,500万年前に何らかの原因で絶滅してしまう。 こういう大きい数字の年数のときは、お金に換算すると多少分かりやすくなる。人類の歴史がやっと100万円なのに対して恐竜は1億6,500万円も貯め込んでいた、というように。中国4,000円の歴史なんて中学生のお小遣いのようなものだ。 それにしても、恐竜は1億年以上も何をぼんやり過ごしてたんだと思う。これだけの時間があればもう少し何かできそうなものなのに。恐竜としては、わが世の春がいつまでも続くと思っていたんだろうな。 恐竜は分類上では一応、は虫類の仲間ということになっているけど、今のは虫類と決定的に違うのは、2本足で立ち上がって直立歩行できたということだ。トカゲやワニなどが4本足で這うようにしか歩けないのとはまったく違っていた。エリマキトカゲは逃げるとき2本足で走るけど、あれは例外だ。 恐竜の定義としては、「トリケラトプスと現生鳥類の最も新しい共通の祖先から派生する全ての子孫」となっていて、竜盤類と鳥盤類とに分かれている。なので、翼竜、魚竜、首長竜などは分類上は恐竜ではないということになる。
恐竜は鳥の仲間で体には羽毛が生えていた、とは近年よく言われるようになってきたことだ。現在の鳥は恐竜から進化したものだから、恐竜は絶滅していないという人もいる。化石しか見つかってないから、恐竜がどんな肌をしていて何色だったかというのはほとんど分かってない。図鑑の絵は、全部想像図だ。ジャングルの生き物みたいにカラフルだったという可能性は大いにある。何しろ恐竜の時代の地球はジャングル並みの気候だったのだから、地味な方が不自然だ。タイムマシンで見に行ったら、みんな色とりどりのインコみたいだったら笑うだろうな。 大きさは、体長50メートル、体重100トンなんていう巨大なものから、ニワトリくらいのものまでたくさんの種類がいた。全部が全部大きかったというわけではない。ただ、50メートル、100トンというのは想像を絶する大きさだ。キリンでさえ10メートルで、アフリカ象でも6トンくらいしかないのだから。 かつて恐竜は、冷血動物(変温動物)で、巨体を持て余すようにものすごくゆっくりしか動けない生き物だと思われていた時代があった。でも、ちょっと考えたらそんなわけはない。まず朝起きたら体を温めるためにひなたぼっこして、あったまったところでじゃあエサでもとるとするか、ドシン、ドシン、ドシンなんてのんびり歩いていたらメシにありつけるはずがない。草食恐竜ならともかく、肉食でそんなに鈍かったら動く獲物を捕まえることはできない。死肉を食べるにしても、あんな大きな体を養っていけるほど新鮮な動物の死骸がゴロゴロ転がっているとも考えられない。やはり恐竜は、温血動物(恒温動物)で、私たちが考える以上に素早い動きをしてたんじゃないだろうか。
6,500万年前の地球に何が起こったのか? それはいまだ解かれることのない謎として私たちの前に横たわっている。恐竜絶滅の原因については、多くの人たちが様々な説をとなえてきた。もっとも一般的な隕石落下説から、食べるものがなくなって最後はみんなが恐竜の卵を食べてしまって誰もいなくなったという珍説まで。 私もずっと長い間モヤモヤした気持ちでいた。隕石が落下して地球の周りがチリに包まれて、太陽の光が届かなくなり、地球は長い冬になって食べるものが少なくなって大きな恐竜から絶滅していった、というのではどうにも納得できないものが残る。まず、何故恐竜だけが絶滅して、他の鳥やほ乳類、別のは虫類は生き延びることができたのかという点。もうひとつは、たとえば冬の時代が1年続いたとしても、それくらいの期間ですべてが消えていなくなるわけはなく、その後地球環境は復活したはずなのに、そこから何故恐竜だけが回復できなかったのかということ。確かに、巨大隕石(彗星という説もある)が落ちたのは落ちたのだろう。メキシコ、ユカタン半島近くの海底には、この隕石の跡と思われる直径180km、深さ30kmのおわん型の巨大な穴が空いてるというから。ただ、それだけを恐竜が絶滅した原因とするにはいろいろと無理がある。 ここでひとつ、面白い説がある。6,500万年前、故意か偶然か、月が地球の引力圏に捕まったというものだ。「月刊ムー」によると、月は宇宙人が乗った宇宙船だというのだけど、それはちょっと置いておいて、月が地球の衛星になるとどうなるかというと、地球の自転が遅くなるという。逆に言うと、月がなければ地球はもっと速く回転して、その結果遠心力で重力が弱くなる。巨体で体重が重かった恐竜が私たちの想像以上に軽々と動けたのは、重力が弱かったからだと考えれば納得がいく。むしろ、そうじゃなければあれだけの巨体を支えることはできないんじゃないかとも思う。 要するに、月が地球に捕まったことで自転が遅くなり、重力が増えたことによって恐竜は自分の体を支えられなくなって滅んでいったのだ、というのがこの説だ。空を飛んでいた巨大な翼竜にとっても重力が強くなったことの影響は大きい。 これはあり得る話だと思った。隕石落下と重力増大説をあわせれば、体が大きかった恐竜だけが絶滅したことの説明がつきそうだ。もちろん、その他いろんな要因が重なったに違いのだけど。 恐竜がいなくなったところで、月宇宙船から異星人が地球に降りたって、そこから人類の歴史が始まった、なんてことを言い出すと、それこそムー的になってしまうので今回はやめておこう。
なんにしても、タイムマシンで恐竜時代へ行くときは、恐竜ってのは思っている以上に動きが速いはずなので、くれぐれも気をつけてください。ただ、重力が本当に弱ければ自分自身もびっくりするくらい速く走れるだろうから、それはそれで楽しみではある。そのときは、ドクター中松が発明したジャンピング・シューズをぜひ持参したい。
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