現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
必死すぎる手作り料理は簡単手料理に及ばざるがごとし 2006年10月1日(日)
2006年10月02日 (月) | 編集 |
あえて手作りサンデー料理

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 今日のサンデー料理のコンセプトは、あえて手作り。日頃、完成しているのを買うのが当たり前と思っているおかずを、もっと前の段階から手作りしてみたらどうなんだという思いつきから始まった。
 そして作ったのがこの3品。シュウマイ、ソーセージ、豆腐。これらを日常的に手作りしてる人はあまりいないと思う。それこそシュウマイ屋さんかソーセージ屋さんか豆腐屋さんくらいのものだろう。シュウマイ屋さんっているんだろうか?

 シュウマイはもちろん皮から作る。中力粉に熱湯を少しずつ入れながら箸でかき混ぜて、だまだまになったところで手でこねる。こねてこねまくる。耳たぶくらいの固さでしっとりしたら、小麦粉をまぶしてラップに包んで1時間ほど寝かせる。
 具は基本的にギョーザと変わらないと思う。今日は、小エビの刻み、マッシュルーム、キャベツを混ぜて作った。カタクリ粉も少し加えてつなぎにする。
 あとは皮に包んで蒸し器で10分ほど蒸せば完成だ。最後に、しょう油、酢、酒、みりん、塩、コショウを混ぜたものを、ひと煮立たせさたタレをかけていただく。
 見てくれは少し悪いけど、プリプリの皮とジューシーな具がいい感じで美味しかった。ギョーザの手作りをする人は多いと思うけど、シュウマイも手間は変わらないのでおすすめしたい。

 白いソーセージみたいに見えてるのは、魚肉ソーセージのタルタルソースかけだ。今回作ってみて、ソーセージもすごく簡単に手作りできることが分かった。中身を変えて応用も効くのでこれもぜひ作って欲しい。
 白身魚の切り身を刻んで、それにニンニク、長ネギ、バジル、唐辛子、塩、コショウ、カタクリ粉、卵白をあわせてかき混ぜる。普通はひき肉を入れるところを、今回は魚のみのあっさり味にした。
 ラップでソーセージ型にくるんで、レンジで2分-3分加熱するだけだ。これで基本は完成。私はこのあと焼いて表面に焦げ目をつけた。
 タルタルソースもいつものように手作りする(タマネギの刻み、ゆで卵刻み、マヨネーズ、からししょう油、塩、黒コショウ、バジル、白ワイン、牛乳)。
 これは簡単で美味しいので、魚嫌いの子供の弁当なんかにもよさそうだ。ソーセージとだまされて食べてしまうに違いない。

 豆腐も簡単に手作りする方法がある。使う材料は豆乳とにがりのみ。豆乳選びさえ間違えなければ誰にでも豆腐はできる。豆乳は、成分無調整の固形分12%以上というのが望ましい。今回は固形分10%というのしか見つからず、結果的に固まりが甘くなってしまった。
 型取りはタッパーなどでもいいし、コーヒーカップのようなものでもいい。私は茶碗を使った。これくらいの分量ならにがりはスプーン一杯くらいでいい。たくさん入れる方が固まりがいいのだろうけど、多いと苦みが強くなるので適量にした方が無難だ。
 にがりを入れたらすばやくまき混ぜて、ラップをしてレンジで2分加熱する。取り出したらそのまま10分ほど置いて蒸らして、その後もう一度2分くらいレンジしたら出来上がりだ。これが意外とホントに豆腐なので笑える。市販のようなかっちりした固まりは期待できないけど、なめらかさとほのかな甘さは出来たてならではだ。湯豆腐とはまるで違う食感の暖かさが新鮮だった。
 たれは、白みそベースにしょう油、酒、みりんを混ぜて、ひと煮立たせしたものをかけた。

 普通に安く買えるものをあえて手作りするその心はなんなんだと問われたら、それは男の心意気と答えよう。決して貧乏性が招いた悲しき性ではないですよ。そもそも、収支決算的にはどうなんだとか、手間をかけたほどホントに美味しいのかとか、ふと我に返って冷静に考えてしまったら、この手作りは成立しない。そんな夢のない男になってはいけないのだ。わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい。いや、自らをそう育てたい。
 これは私が趣味で作ったサンデー料理だから、もしかしたらあなたはさほど感心しないかもしれない。でも想像して欲しい。誠意って何かね? いや、そうじゃないくて、もし、つきあい始めて間もない彼女が手料理をごちそうするからといって招いてくれて、3時間待たされたあげくにこの料理がでてきたら、あなたはどう思うだろう? 私なら、ひくな。って、ひいてどうする! だって、ちょっと必死すぎるだろう。3時間かけてそこまで完全に手作りしなくてもいいだろうと思ってしまうではないか。そんなにディープな手作りは望んでないぞって。何事もやりすぎはよくないということを今日のサンデー料理から学んだ我々ですね。
 それからもうひとつ気づいたこととしては、私の料理には彩りが足りないということだ。およそ付け合わせというものが存在しない。これまでも薄々気づいていたのだけど、気持ち的にも時間的にもそこまで余裕がなかった。何か足りないなぁと、いつも写真を見てから思っていた。ちょっとした野菜とかを付けるだけでもけっこう印象が違ってくるから、そのあたりのことを今後の課題としていきたい。
 すっかり涼しくなった10月最初の日曜日、汗をかきかき必死になって料理する私は、この先一体どこへ向かおうとしているのだろう?




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