 PENTAX istDS+Super Takumar 50mm(f1.4), f2.0, 1/25s(絞り優先)
前回のサンデー料理の中で、自分が作りたかったのは図画工作的料理だということに気づいた。今回はそれを意識して図工的な料理に取り組むというのが自然な流れなのだろうけど、私の場合、分かってしまうととたんに興味を失ってしまうという悪いクセがあって、今回はそうならなかった。スポーツでも趣味でも、ある一定の線を越えてしまうとやめてしまうというのも、やっぱり飽きっぽいというのだろうか。自分の中では根拠のある卒業だと思うのだけど。 今回のテーマは、「秋ですねぇ、美味しい和食が食べたくなりませんか」だ。前回、味は二の次三の次と書いておきながら今回は味の追求。思えば物心ついた頃から天の邪鬼だった私。こういう性格はなかなか直らないらしい。
手前のメイン料理は、野菜煮込みサバのそぼろがけ。 ダイコン、ニンジン、アスパラ、シイタケ、タマネギをスティック状など適当な大きさに切って、だし汁でじっくり煮込む。やわらかくなってきたところで、酒、みりん、しょう油を加えて更に煮る。 サバは切り身をスプーンでかき出して、塩、コショウで下味をつけ、サラダ油、しょう油、酒、みりんを加えて、火が通るまでかき混ぜながら温める。 あとは野菜の上にサバそぼろをかければ完成だ。パセリも少し。 これはかなり美味しかった。これまで私が作った中でベスト5に入るだろう。野菜と魚嫌いの子供でもこれなら喜んで食べると思う。そぼろはひき肉だけじゃなく魚でも充分美味しくできる。お弁当のご飯にかけてもいい。
右上のはマツタケか!? と思ったアナタは甘い。北朝鮮産が入ってこなくなった今、マツタケは私にとってますます縁遠いものとなった。実際はサトイモ団子とゴボウだ。なんだそりゃ。精進料理か。とツッコミが入っても仕方ない。 サトイモをよく洗って皮ごとレンジで2分加熱。皮をむき、乱切りにしてめんつゆをたっぷりまぶして更にレンジで2分。やわらかくなったらつぶして団子状に丸める。 ゴボウは、だし汁で煮込み、その後、酒、みりん、しょう油などで煮て味を染み込ませる。サトイモ団子にゴボウを刺して、魚焼きグリルで焼く。 たれは、しょう油、酒、みりん、砂糖を煮立たせて、水溶きカタクリでとろみをつける。白ごまをふりかけて、たれをかければ出来上がり。 最初からサトイモ丸ごととゴボウを煮ればいいじゃないかと思うかもしれないけど、ここは気持ちの問題ということで。それに、つぶして団子にした方がサトイモのもちっとした食感がより楽しめて、なおかつ表面を焼くことで風味も増すので、手間は無駄じゃないのだ。
左は再び挑戦した手作り豆腐。 今回もまた、固形分10パーセントの豆乳しか見つけられず、やわやわの豆腐しかできなかったのがちょっと残念だった。ただ、見てくれは悪いものの味はとても美味しいのでそれが嬉しい。やわやわツルツル豆腐は、市販のものでは味わえない食感と甘みを体験できる。今回はすりつぶした枝豆も中に封じ込めたのでよけいに甘みが増していた。 成分無調整でなるべく固形分が多い豆乳と液体のにがりを買ってきて、茶碗などに豆乳を入れ、にがりをスプーン一杯くらい入れてかき混ぜる。ラップをして2分加熱して、10分蒸らしたあと、もう一度2分加熱して冷ませば手作り豆腐ができる。簡単で美味しくて作るのも楽しいからぜひやってみてください。
今回は味の追求がテーマだったとはいえ、期待を上回る美味しさに自分でもびっくり。人が作ったものだったらかなり誉めてただろう。どれも美味しいね、と。でも誉めてくれる人はいなかったので、自分で自分を誉めてあげたい、有森裕子に代わって。アイ・ワズ・ゲイのガブは元気にしてるんだろうか。 今日のサンデー料理でちょっと自信が増した。その気になれば味もけっこうできるじゃないかと。これなら主夫にもなれるかもしれない。キャリアウーマンのお嫁サンバを探すか。 それはともかくとして、これで料理の二本柱がどうやら見えてきた。図工的な凝った料理を作りたいときはフレンチ風、美味しいものを食べたいときは和食でいけばいい。あともう一本、まだ見ぬ未知なる料理に挑戦というのも加えて三本柱にしたいという気持ちもある。ただこれは、材料を揃えるのが大変なので、どこかいいスーパーを見つけなくてはいけない。ダイエーの地下あたりでは、世界の料理を作る食材が揃わない。 料理は楽しい。まだまだある一線というのは見えてこない。追求する方向が3つあるから、しばらくは大丈夫だろう。追いつけ追い越せ、キムキム兄やん。私もいつか、ファミマでオオタ兄やんの弁当を出したい。
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