 PENTAX istDS+SMC Takumar 55mm(f1.8), f2.8, 1/60s(絞り優先)
今回のサンデー料理のテーマは、今日食べたいものを作って食べるだった。新しい料理への挑戦というサンデー料理の基本テーマからはややはずれるものの、食べたいものを作るというのが料理の基本であることは間違いない。今年になってからはまだおせちもどきしか作ってなかった。去年の暮れからも休みがちになってしまっていたし、ここらで一度リセットして、去年作ったものの集大成として自分の好きなものを作ることにした。バランスがあるから、必ずしもこの3品が自分のベスト3というわけではないのだけど。
最初にコロッケが食べたいと思った。普段あまり揚げ物は食べない私も、ときどき無性に油ものが食べたくなることがある。最近の研究で、油を摂取した直後に脳の中でモルヒネと同じような脳内麻薬ベータ・エンドルフィンが分泌されることが分かったそうだ。1.5倍くらいになるらしい。私の脳も麻薬を必要としたということか。 ノーマルコロッケよりもクリームコロッケが好きなのだけど、今日は新たな試みとして、ハーフクリームコロッケにしてみた。 小麦粉、バター、牛乳からホワイトクリームを作って、ジャガイモはレンジで加熱してからつぶして、刻んだタマネギと混ぜる。揚げ方としては、最初に高温でさっと揚げた後、もう一度低温でじっくり二度揚げすると更に美味しくなる。普通面倒だからそこまではしないけど。 ソースは手作りトマトソース。タマネギの刻みをオリーブオイルで炒めて、皮をむいて乱切りしたトマト、トマトジュース、ケチャップ、砂糖、塩、コショウ、赤ワイン、コンソメの素を煮込む。お好みでニンニクや牛乳を入れてもいい。 クリームコロッケほどドロッとせず、ジャガイモほどパサパサしないしっとりまろやかなハーフクリームコロッケはオススメだ。トマトソースとの相性もよく、油によって脳内麻薬も分泌されて幸せな気持ちになれる。これは私の料理の中でも安心して人に出せる1品として定着しそうだ。
右のはカニ玉あんかけ。 溶き卵、レンジで水切りしてつぶした豆腐、だし汁、カニ缶、シイタケ、鶏肉を混ぜ合わせ、茶碗の中に入れてラップをかぶしてレンジで5分ほど加熱する。 たれは、しょう油、みりん、酒、めんつゆに豆板醤を入れて辛みを効かせる。ひと煮立ちさせて、水溶きカタクリ粉でとろみをつけたものを上からかければ出来上がりだ。 和風なんだけどピリ辛であっさり味なので、子供も大人もいける。中華風にしたければごま油を入れればいい。蒸しものは面倒というイメージがあるけど、電子レンジで応用が効くものが多く、レンジでやると一気に簡単料理になる。料理は焼くか煮るかだけじゃない。
左上のは写真で見るとコンニャクっぽいけど、実はマグロステーキだ。 マグロの切り身を薄くスライスして、塩コショウした後、たっぷりのオリーブオイルで軽く焼く。 ソースは、卵(卵黄だけでもいい)、白味噌、マヨネーズ、酒、みりん、レモン汁(または酢)、塩、コショウ、マスタード、しょう油を混ぜて作った。少し温めて卵が固くなりすぎない程度にとろりとさせる。味が濃いと思ったらだし汁などで薄めればいい。 これは魚嫌いの人でも美味しく食べられると思うから、一度試してみてほしい。魚が苦手という人の心理としては、骨が邪魔くさいというのと、塩焼きや煮付けなどのいかにも魚っぽいのがイヤだというのがあると思う。魚の身そのものが嫌いという人は少ないんじゃないだろうか。だから、身を肉のように調理すれば、魚嫌いの人もきっと魚を食べられるはずだ。私自身がそうだから。
今日は自分が食べたいものを作ったということもあって、自画自賛の出来となった。こりゃ美味しいなと普通に思ったから、サンデー料理史上かなり上位に位置するだろう。去年一年、週に一度作り続けて、ようやく家庭料理のレベルにはなった。小中学生の子供を持つバツイチの人の主夫に明日からなれる即戦力として私を誰か採用しませんか? いらない? そうですか、それは残念です。 今年はいよいよ、「突撃!私の晩ごはん」が始まる。まずは私に対して好意的な人のところから始めて、最終的には道で会ったら挨拶くらいはするという人のところにも無理矢理私の料理をお届けするというあたりまでいきたいと思っている。ただ、町内会で苦情が出ないように気をつけたい。オオタさんが無理矢理うちに夕飯を押しつけてくるので困ります! とか言われないようにしよう。鍵っ子の子供を捕まえて、無理矢理食わせてみるか。 私がどこへ行こうとしているのかを訪ねることはない。あなたの家に行こうとしているのだから。電話一本で料理ではなく私をお届けします。食材を用意して待っていてください。ただし、調理時間は2時間かかるので、気長な人限定です。
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