 PENTAX istDS+Super Takumar 50mm(f1.4), f3.5, 1/40s(絞り優先)
日本生まれじゃないのに今や日本を代表する食べ物となったカレーライス。世の中にカレー好きは多い。子供が好きな食べ物のベストテンには必ずといっていいほど入っている。日本人の味覚とカレーの味はよほど相性がいいのだろう。平均すると年間でひとり60食以上食べてるというから、日本人はみんな毎週一回はカレーを食べていることになる。本当だろうか? 私は自分ではとても日本人的な資質の持ち主だと思っているけど、カレーに関しては一切の思い入れがない。嫌いではないし、食べればそれなりに美味しいとは思うけど、明日からカレーライスが地球上に存在しなくなったとしてもまったく困らない。カレーって絶滅したんだ。へぇ、そうなんだ、ってなくらいのものだ。年間にすると5回食べるかどうかだろうか。 ひとつにはカレーというのは自分の中ではインスタント食品という位置づけにあって、積極的に食べようと思うものではないということがある。どうせ食べるならもっと美味しくて体にいいものを食べたいと思ってしまう。要するに優先順位が低くて、なかなかカレーの番が回ってこないということなのだろうと思う。もちろん、外食でカレーライスを食べるなどということは一切ない。最後に外でカレーを食べたのは、中学一年のとき近所に初めて「CoCo壱番屋」ができたとき友達に連れられて行ったときだったと思う。あのときは、5辛とか10辛とかを食べてみようってことになって、私は控え目に中間くらいのやつを注文したのだけど、それでも涙目になって途中でギブアップしたのだった。 こんなカレーに興味のない私は日本人としておかしいと思う方は、私を美味しいカレー屋さんに連れてって。2,000円以上のやつに。 そうはいっても、私でも年に2、3回はカレーでも食べようかなと思うことがある。カレーから逃げ回っているとか、カレーを憎んでいるとかそういうことではない。今日突然、それが来た。こんなときでもないと食べることがないから、作って食べてみた。せっかくだからハンバーグカレーにして。そして食べ終わって思うことは、カレーは所詮カレーだよな、というものだった。 しかし、私の好物のベストスリーのひとつがビーフシチューなのだから人というのは分からない。ビーフシチューは本当に大好きでよく食べる。ホワイトシチューよりずっと美味しいと思う。得意と苦手は隣り合わせというけど、それは異性の好みにも食べ物にも言えることらしい。
カレーライスは明治時代にイギリス経由で日本に入ってきたというのが定説になっている。カレーといえばインドなのは間違いないところだけど、インドを植民地にしていたイギリス人が本国に持ち帰ってアレンジしたものが日本に伝わって、それを日本人が更に改良して今のスタイルになったと言われている。実際、インドカレーと日本のカレーはずいぶん違っているから、インド人にしてみれば日本のカレーは自分たちが食べているものと同じだとは思わないだろう。イギリス人がどんなカレーを食べているかはよく知らないけど。 イギリス軍を手本にしていた海軍が持ち込んだというのと、文明開化の明治時代に洋食とともに入ってきたという話と二通りあって、そのへんははっきりしていない。初めてカレーを食べた日本人は会津藩の当時16歳だった山川健次郎だったという話もあるけど、本当かどうかは定かではない。明治19年に神田橋の丸久でカレーが発売されたという記録が残っているから、それが日本初登場ということになるのかもしれない。 当初から昭和40年頃までは、ライスカレーと呼ばれることが多かったそうだ。私が物心ついた頃にはもうカレーライスになっていた。別にどちらでもいいのだけど、curried riceとrice and curryとのニュアンスの違いというのはあるのかもしれない。イメージとしてはカレーライスの方が高級感のあるものだったらしい。 カレーが一般大衆の家庭料理として定着するようになったのは、やはり戦後になってからだ。1954年にヱスビーが日本で初めてカレールーを発売して以来、各メーカーもそれにならって、それまでのカレー粉タイプからルータイプに移っていった。失敗が少ないということで、お父さんがたまに作る夕飯がカレーだったという家庭も多かっただろう。 大塚食品がボンカレーを発売したのが1968年。これは画期的だった。お湯で温めればいいだけの手軽さが圧倒的に支持された。ただ、これによってカレーは子供でも作れるようになってしまい、家庭でのお父さんの地位が微妙に下がったというのがあったんじゃないかと思う。 カレー全盛時代は私たちが子供の頃の昭和50年代だっただろうか。当時は今ほど食生活が多様ではなくてカレーはごちそうの部類に入ったし、学校給食で出るカレーうどんなどは一番の人気メニューだった。 現在は様々なカレー商品が発売されていて、どれを買っていいものやら分からないくらいだ。カレー事情にうとい私などは、カレーコーナーの前で固まってしまう。シェアでいうと、ハウスが60パーセント、ヱスビーが30弱、江崎グリコが10ということで、この三社が独占状態になっているとか。ヒデキ感激〜! なんてのも今となっては若者に通用しない。
今後の私のカレーライス・スケジュールとしては、夏くらいにもう一度食べようかなと思っている。たぶん、その頃にまた食べたくなるんじゃないかと。それから、今年は一度だけレストランで美味しいカレーを食べてみようかと考えている。横濱カレーミュージアムに行ってみてもいい。もしかしたら、そこでカルチャーショックを受けて、カレーの美味しさに目覚めるかもしれない。それでも感じるものがなければ、私はもうカレーをあきらめよう。こんな美味しいものの味が分からないなんてインド人もびっくりと言われても仕方ない。 2007年はカレー再チャレンジ・イヤーと名づけよう。毎日がカレー曜日となるだろうか。突然カレー大好き人間になってカレーばかり食べるようになって私の顔がカレー色になったとしてもびっくりしないでください。人間、何かのきっかけで道を踏み外すということはよくあることだから。
 昨日のサンデー料理は、写真のようにノーマルサンデーだった。特に事件も事故もなく、普通に作って、それなりに美味しく食べられた。 「マグロと野菜のサイコロトマトソース煮」、「エビとキャベツとタマネギのヘルシーシュウマイ」、「ツナとジャガイモのお焼き甘辛ソースがけ」の3品だった。 少し失敗だったのが、シュウマイの餡のつなぎとしてカタクリ粉を混ぜすぎて固くなってしまったことだ。カタクリ粉は必要なかった。 ツナ缶は簡単料理なので一品増やしたいときにオススメだ。ジャガイモを千切りにして茹でて、あとはツナ缶と長ネギの刻みと卵黄、小麦粉を混ぜて焼くだけだ。たれは、しょう油、からし、酒、みりん、砂糖をひと煮立ちさせる。 トマトソースはいろんなものに合う。マグロのサイコロステーキとも相性はいい。酸味が勝ちすぎないようにコンソメの素と砂糖をやや多めにして甘くした方がいい。
サンデー料理も安定期に入って、やや面白みを欠くものとなっている。今後は突撃!私の晩ごはんも増えていくので、自分で作るサンデーの方はもう少し冒険していってもいい。人に食べてもらうものはあんまりチャレンジできないから。見知らぬ外国料理シリーズも復活させたいし、使ったことがない食材の料理にも挑戦していこう。それと、お絵かき料理もある。 趣味なんだから上手くいかなくたっていいじゃない、という「時効警察」のオダギリジョーの言葉を今こそ思い出そう。
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