現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
最近東京で食べてる脇道フードコレクション第一弾
2007年07月16日 (月) | 編集 |
最近東京で食べてるこんなもの-1

PENTAX istDS+smc PENTAX-DA 18-55mm(f3.5-5.6 AL), f4.5 1/50s(絞り優先)



 最近の私たちはといえば、東京でたいしものを食べていない。私が美味しいものに対する追求心が弱いというのもあるのだけど、観光と散策に力が入る余り、食べ物の方に気持ちも時間もお金も回せないというのもあって。
 でも、記念撮影に抜かりはない。何でも食べたものは全部写真に撮っている。お店でも、人目のあるところでも、視線に負けず撮る我々一行。
 今日はそんなコレクションをここに紹介したいと思う。あまり興味はないと思うけど、無理矢理にでも見せてしまうのだ。

 まずはブルーベリーの収穫祭から。支給は一人一粒。しっかり味わって食べないといけない。天然ブルーベリーは、素朴で甘酸っぱい美味しさだった。ワイルド・スウィート。
 いつか、ブルーベリージャムが作れるほど収穫できるかな。

最近東京で食べてるこんなもの-2

 名古屋から持って行ったおみやげのおまんじゅうで朝食を。
 松河屋の丹波御前。上品な甘さに味付けした栗が一個丸ごと入ったまんじゅうで、これはなかなかだ。
 名古屋はまんじゅう関係も充実していて、美味しい和菓子が多い。食事の名古屋名物に比べるとオーソドックスで、奇をてらったものは少ない。割と正統派だ。

最近東京で食べてるこんなもの-3

 池袋のサンシャインで、初めて「SUBWAY」に入った。サンドイッチのファーストフードというのだろうか。家の近所にも一軒あるけど、入ったことはなかった。
 注文したのは、クリームチーズローストチキン。ツレはえびアボカド。どちらも420円。中身だけでなく、野菜の種類やドレッシングやパンも自分で選べるのだけど、いちいち店員とやりとりしないといけないので邪魔くさいといえば邪魔くさい。もっと自信を持って美味しいともうものをビシッと出してくれていいんだよと言いたくなる。お客にゆだねすぎちゃいけないよと。誰だったかな、マクドナルドでこちらでお召し上がりですかお持ち帰りですかと訊かれてどっちでもいいですと答えたやつは。客に選択を預けるというのはデートの行き先を女性に決めさせるようなもので、優しさのようでいて必ずしもそうではない。
 サンドイッチの中身は暖かくてパンが冷たいのはどうなんだ。パンは温かい方が美味しいと思うぞ。電子レンジでチンしたくなった。そういうサービスはないのか。
 ドリンクは、マンゴーフロート。390円。マンゴーってそういえばこんな味だったなぁと思い出した。ちょっとクセがある。

最近東京で食べてるこんなもの-4

 ランチは越中島でツレ作の抹茶あずきパウンドケーキ。抹茶の渋みとあずきの甘みのマッチングがいい。私の焼くケーキとは違っていつも安定してるので安心だ。美味しくいただきました。ごちそうさま。

最近東京で食べてるこんなもの-5

 深川で買った10円まんじゅう。一口サイズのまんじゅうが一個10円。ケース代も10円。でも10個110円は安い。
 黒砂糖味の皮と甘さやや控えめの漉し餡で基本に忠実なまんじゅうだ。この値段でこの味なら文句はない。
 深川名物というわけではなくて、本家は千葉県の市川市にある店らしい。支店なのか便乗なのか、あちこちに店があって人気になっているようだ。並ばないと買えないところもあるとか。

最近東京で食べてるこんなもの-6

 ついに食べた、旧古河庭園で買ってきた「バラの花ようかん」。洋館で羊羹を食べようというシャレなのかどうなのか微妙なところ。
 白餡の羊羹にバラの花びらが封じ込められていて、噛むと口の中にバラの香りというか味がワッと広がる。こりゃ、間違いなくバラだと確信が持てる。もはや風味という域を超えている。バラソフトクリームとはバラ度が違う。
 ちょっと笑えるけど、美味しかった。これはこれで悪くない。色味が美味しそうじゃないので、その点がややマイナスポイントだ。これが透き通るようなピンク色ならもっとよかったのに。
 しかしこのバラようかん、製造元は名古屋というオチがついたのだった。

最近東京で食べてるこんなもの-7

 店で食べる元気も、家で簡単なものを作る気力もなくなったとき、我々に残されているのは吉野家の牛丼お持ち帰りだけだった。東京観光で夕飯に吉野家はないだろうと思ったけど、これもまた一つ思い出になった。吉野家の牛丼なんて何年ぶりだろう。トータルでも3回くらいしか食べたことがないんだけど、最後に行ったのは大学生のときだったんじゃないだろうか。
 でも、味は当時と変わってない気がした。記憶の中にある味だった。一時アメリカ牛肉の輸入がストップして牛丼は休んでいたけど、ほぼ復活したようだ。

最近東京で食べてるこんなもの-8

 吉野家で調子づいた我々は、勢いに乗って松屋まで制覇した。今度は禁断の店食べ。しっかり記念撮影までこなしてしまった私たちであった。
 松屋の食券先買いシステムはいい。注文のやりとりはなんとなく照れくさいものがあるから、これなら女の人でもいいんじゃないか。
 安い牛肉を使ってるだろうに、ここまで普通に美味しく柔らかくできるのはたいしたものだ。味噌汁までついて350円は安い。そのへんのちょっとした和食屋の丼でも1,500円、2,000円するというのに。独身の男子にとって牛丼屋というのは実にありがたい存在なんだなぁとあらためて思ったのだった。量も多い。私は食べきれずにご飯を残してしまった。
 次は松屋の300円カレーに挑戦だ。

最近東京で食べてるこんなもの-9

 今回の東京みやげは「江戸の力餅」。630円。あっさりめでシンプルなお餅系で、自分や家族のためのおみやげなら必要十分だ。よそ様に持って行くにはちょっと物足りないかもしれない。
 東京のキオスクは、おみやげ物が少ない。百貨店へ行けばもっと豊富なんだろうけど、名古屋駅のキオスクなんて選びきれないくらいあることを考えると、東京ももうちょっとおみやげ物に力を入れたらどうだろうと思う。これだけ各地方から大勢の観光客が訪れているのにもったいない。東京は必要なものがなんでも揃うけど、東京でしか買えないものってあまりないのだ。京都の生八つ橋や伊勢の赤福みたいに、東京にもブランドとしてのおみやげが欲しいところだ。雷おこしに東京みやげを一身に背負わせるには荷が重すぎる。

 豊かな食生活とは言い難いけど、こうして並べてみるとけっこうユニークでいい。東京観光の人が食べるようなものじゃないところが自分でも笑える。きっと今後もこんな感じが続くだろうから、脇道フードコレクションを今後も追求していこう。また写真がたまったら紹介します。興味があろうとなかろうと。


焼く、煮る、炒める、茹でる、蒸すに続いてグリルにも目覚めたサンデー
2007年07月16日 (月) | 編集 |
グリルサンデー

PENTAX istDS+PORST Weitwinkel 35mm(f2.8), f4.5, 1/20s(絞り優先)



 今日のサンデー料理では、魚焼きグリルを使った調理というものに初挑戦してみた。松田美智子という人のレシピ本の「肉も野菜も! カリッと焼けてヘルシー&スピーディ 電子レンジ以上に便利です!」という言葉を信じて。
 けれど、こういううたい文句が言葉通りだったためしはない。これで背が10cm伸びましたとか、英語のテストで100点取ってクラスでモテモテだとか、そんな誘い文句に乗って実際その通りになることはないように。一度やってみればわかるけど、どう考えても電子レンジの方が早くて便利だし、カリッと焼くつもりでも結果としてはカリカリになってしまったりする。魚焼きグリルなんて使ったことがないからコツが分からないというのもあるにしても、電子レンジが魚焼きグリルに対してすべての面で劣っているとは思えない。魚焼きグリルがそんなに優秀なら、みんなとっくの昔に気づいてもっと活用してる。でもそうではなくて世の中はみんな電子レンジを使っている。ちょっと考えれば分かることだった。
 ただ、可能性は感じた。ものによっては普通に焼いたり電子レンジで加熱するよりもふっくりとなるし、グリルを使いこなせれば、上のコンロ2ヶ所と3つの料理を同時進行できる。魚焼きグリルは思った以上に使えるかもしれない。最初から使えないを見切ってしまうのは惜しい。

 右手前はマグロステーキ。厚めの切り身に塩、コショウをして、オリーブオイルをまぶす。本には霧吹きでかけると書いてあるけど、今回は用意してなかったので、クッキングペーパーにオリーブオイルをつけて全体に塗った。
 グリルの受け皿に水を張って、アミの上で片面5分、ひっくり返して5分ほど焼く。これは厚みによって時間が変わってくる。マグロなので中心は半生くらいでもいい。好みによって焼き時間を短くすれば、表面あぶり焼きのようにもできる。
 タレは、溶かしたバターにしょう油とわさびを混ぜて作る。表面に塗って少し焼きを入れたら、仕上げに青のりとかつお節を振りかけてできあがりだ。白ごまなんかもよさそうだ。
 これは非常に美味しかった。今回一番のヒットだ。赤身はフライパンで焼くとどうしても固くなってしまうけど、グリルで焼くとふっくらとして固くならない。表面カリッと、中身はふわっとなって、独特の食感になる。全体に柔らかくなる蒸し料理ともまた違う。
 わさびとしょう油とバターの組み合わせもいいし、魚料理が嫌いな人でもこのおかずなら気持ちが萎えることはない。誰にでもおすすめできるし、自分でもまた作って食べたい。牛肉でやっても美味しいだろう。

 右奥はシンプルな野菜焼き料理。ナス、ニンジン、ジャガイモ、長ネギ、ベーコンをグリルで焼いたものだ。
 塩、コショウ、オリーブオイルをまぶして、アミで焼く。このとき、下の水に野菜くずを入れておくと、そのうまみが食べる野菜にも染みこんでさらに美味しくなるそうだ。グリルはあらかじめ温めておくのもポイントらしい。
 これは焼き時間は難しい。野菜によって焼ける時間にけっこう差があるから、同時にやるよりも時間がかかるものから焼いて、途中で焼けやすいものを足していくというのがよさそうだ。熱は奥の方が強いようだ。片面を強火で5分くらいというのが目安となる。
 タレは、オリーブオイル、白ワイン、しょう油、塩、黒コショウを混ぜたものをひと煮立たせさせる。
 味はまあそれなりに。よく言えば素材のうまみを引き出したということになる。こうすればたくさん野菜も食べられるから、そういう意味ではいい料理だ。野菜嫌いになる子供は、親が手抜きをして生野菜を食べさせようとするからだ。野菜もひと手間かけて調理すれば甘くなるし、タレを工夫すれば美味しくもなる。

 左奥は、鶏もも肉とトマトのチーズ焼き。もも肉、タマネギ、トマトに、それぞれ塩、コショウ、オリーブオイルをまぶして焼く。まずもも肉を弱火で片面10分くらいずつ。次にタマネギとトマトを乗せてもう少し焼いて、最後にとろけるチーズを振って温めて溶ければ完成だ。
 味は塩、コショウとチーズでついてるけど、トマトソースにも合いそうだ。グリルで焼いたもも肉は、脂も落ちてあっさりとしながら燻製のような味わいになる。

 魚焼きグリルの料理はなかなか難しい。経験がないから何分焼けばいいのかがよく分からない。見た目の勘でやってると、つい焼きすぎにになりがちだ。そうなると素材が固くなってしまう。
 今回の場合は、おかず3品ともグリルで調理したというのに無理があった。一度にはできなから順番に焼いていくのだけど、最後のができた頃には最初のが冷めていて、もう一度温めるつもりで焼きを加えると焼きすぎになる。単品で作ればもう少しうまくいったと思うのだけど。マグロが美味しかったから、トータルの出来としては75点としよう。
 今後も魚焼きグリル料理を追求していきたいと思っている。白身魚の切り身なんかもグリルで焼くと美味しくなりそうだ。レシピ本には厚切りトーストや焼きトウモロコシも載っていたから、そういうのにも活用してみたい。これからの季節、焼きトウモロコシは魅力的だ。あれは祭りの屋台でしか食べられないものだと思っていた。魚焼きグリルを使えば作れるとは盲点だった。
 料理は単に焼く、煮る、炒めるだけではなく、蒸しもあるし、グリルもある。調理法によって同じ素材もまったく別の食感や味になるということも分かった。料理は単純だけど奥へ行けば行くほど広がりのあるものだ。毎日のおつとめとしての料理は苦しいところもあるけど、趣味としての料理は楽しい。食べることが好きじゃない人にこそ料理をおすすめしたい。自分で作るようになれば料理に対して積極的に向かっていくようになって、食べることも好きになるから。と同時に、食べられる側の痛みも知る。




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