現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
東京の川から海へ、そして世界へ ---しながわ水族館第二弾
2007年08月10日 (金) | 編集 |
しながわ水族館の魚1-1

PENTAX K100D+smc PENTAX-DA 18-55mm(f3.5-5.6 AL), f3.5 1/30s(絞り優先)



 トンネル水槽の中では大きなエイやウミガメなどをはじめ、いろんな種類の魚たちが泳ぎまわっている。あるものはのんびりと、あるものはせわしなく。1,500匹の魚たちはやや混雑気味で、行き交うたびに互いを迷惑と感じているように見えた。海は広いのに水槽は狭い。
 エイは下から見上げるとエラが顔のようで面白い。種類としてはサメに近いのに、生態も印象もずいぶん違っている。ダイバーの憧れであるマンタもエイの仲間で(オニイトマキエイ)、プランクトンを食べて人を襲うことは決してない。
 大きなエイの背中に捕まって泳いでいくと、海底のどこかいいところに連れて行ってくれそうな気がする。浦島太郎もウミガメではなくエイだったら違ったお話になっていたかもしれない。

しながわ水族館の魚1-2

 しながわ水族館は、東京の川と海に棲む生き物たちを見て、触れ合って欲しいというテーマから生まれた水族館だ。展示水槽も、東京の上流の川から始まって、中流、河口、海、深海、世界の川や海という順路になっている。子供たちにとってはそんなテーマ性など関係ないところだけど、大人にとってはなかなか勉強になる。
 水槽は全般的に低い位置に作られている。どうやら子供目線を意識した作りになっているらしいと途中で気づいた。これは素敵な発想だ。
 入り口から入って、まずは上流の川魚水槽が出迎えてくれる。ニジマス、イワナ、ヤマメなどだ。さすがにこのあたりの魚は東京にはいないのだろうけど、東京に流れ込んでくる川にならいる。もしかすると、奥多摩あたりまで行けば、まだ天然のヤマメが泳いでいたりするんだろうか。
 中流水槽にはウグイ、タナゴ、オイカワ、モツなどが、下流域水槽にはコイやフナなどがいた。ミドリガメことミシシッピアカミミガメがいたのはなるほどと思った。日本原産じゃないけど確かにこの亀は東京の池にたくさんいる。
 品川工業地帯の海まで順番にちゃんと見ていくと興味深いのだろうけど、いかんせんこのあたりのゾーンは地味だ。みんな飛ばしながら見ていく。

しながわ水族館の魚1-3

 写真は順番が前後するけど、これは確かアマゾンの川を再現した水槽にいたやつだと思う。今回、前日の花火大会でメモリを使いすぎて、水族館では名前のメモ撮りをする余裕がなかった。
 これはピラルクだっただろうか。だとすれば、アマゾンに生息する世界最大級で最古の淡水魚だ。最大で4メートルにもなるという。水族館のやつもかなり大きかった。子供の手と比べるとその大きさが分かる。底の方を眠たい顔をしてどよ〜んと泳いでいた。
 世界最古なのに金属質なボディーがなんとなく近代的に見えなくもない。こんな姿のまま変わらず1億年も生き延びた。
 肺呼吸なので普段は10分から15分に一度くらい、水面に顔を出して空気を吸う。エラ呼吸じゃないから汚れた水にも強い。
 こいつがなかなか美味しいらしくて、現地では乱獲されて数を減らしているんだとか。あらゆる生き物にとっての最大の敵は、環境の変化ではなく人間ということだ。
 この水槽には他にアロワナやキャットフィッシュなどがいた。

しながわ水族館の魚1-4

 お馴染みのミズクラゲもいた。でも、後ろの青い網目も無粋だし、光の演出がなってない。クラゲは光を上手く当てることですごく幻想的になるのに、これはもったいない。
 こういう小さくてお金のない水族館こそ、もっとクラゲを充実させるべきだと思う。スペースも少なくて済むし、クラゲは展示を工夫することで人気者になる可能性を持った生き物だ。部屋の中で素晴らしいクラゲコレクションを持っているクラゲマニアの人がたくさんいるくらいだから、水族館でできないはずがない。

しながわ水族館の魚1-5

 タツノオトシゴは大人気。みんな順番待ちをして写真を撮っていた。私も大好きだ。子供の頃、鳥羽水族館で見て好きになった。
 タツノオトシゴはもっと茶色くて小さいのに、これは透明感があって大きい。こっちの方がきれいでいいなと思ったら、これはビッグベリーシーホースとかいうタツノオトシゴの仲間で、タツノオトシゴそのものではないらしい。なんだ、そうだったのか。
 でもやっぱりこいつはかわいいぞ。家でも飼ってみたい。

しながわ水族館の魚1-6

 エビちゃんは好きな私なので、赤くて可愛いエビにも反応した。
 シロボシアカモエビという名前で、足の先が白いことからホワイトソックスという方が通りがいいようだ。海水魚を飼っている人にはお馴染みのエビちゃんのようだ。魚の体や口の中の寄生虫をクリーニングしてくれるんだそうだ。
 西部太平洋やインド洋などに生息している。

しながわ水族館の魚1-7

 きれいなウツボが岩陰からぬーっと首を伸ばしてきた。ウツボもけっこう好きだ。小さな目が可愛いらしい。性格は凶暴だから、海の中で出会ったら可愛いなんてのんきなことは言ってられないけど。
 ニセゴイシウツボというのは、やはりまだら模様を碁石と見立てているのだろう。でも、なんでニセなんだろう。
 ウツボの中でも大きい方で、1.5メートルくらいになる。
 かつてはあまり見られなかったものが最近は割とよく見られるようになったとか。

しながわ水族館の魚1-8

 これも名古屋港水族館や南知多ビーチランドで見た、タカアシガニだ。地球最大の甲殻類というわりにはあまり大きくないし足も長くない。どうやらメスのようだ。狭い水槽だと、オスの場合身動きもままならない。
 よく見ると、タカアシガニの下に何匹もの魚たちが折り重なっていることに気づく。この水槽の中では、カジカやカサゴ、オオクチイシナギやゴマソイなどが混泳していた。

しながわ水族館の魚1-9

 シャークホールには大きなシロワニを始め、アカシュモクザメ、オグロメジロザメ、グレイリーフシャークなどがいて、ゆったりと泳いでいる。シロワニの歯などはものすごく凶暴そうで、こいつに噛まれたら五体満足ではいられないなと思う。
 ただ、基本的にサメはさほど凶暴な性格をしているわけではなく、仲間同士みんな仲良く平和に暮らしている。意味もなく共食いしたりはしない。
 エサはサバやアジ、ホッケ、エビ、イカなどで、なかなか好みはうるさいらしい。好きなものしか食べず、それも飽きてしまうともう食べない。気に入るエサが出てこないと何週間もハンストをするんだとか。サメがそんなデリケートだとは知らなかった。

 しながわ水族館第二弾は、水槽の魚・生き物編でした。次回第三弾は、イルカ・アシカ・アザラシ編です。つづく。




プロフィール

オオタ(マサユキ)

Author:オオタ(マサユキ)
ブログランキング・バナー(FC2)
ブログランキングに参加してます
Dry&Wet(ホーム)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する