 Canon EOS 20D+EF 75-300mm F3.5-5.6 IS / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6
10月7日は、世間で言うところの三連休の中日で、アイボクはすごい人だった。普段でもけっこう人は多いけど、この日の多さはちょっと尋常じゃなかった。駐車場も、見たことがないような奥地まで行かないととめられなくて驚く。あれは駐車場じゃなくて空き地だ。 いくらタダスポットとはいえ、みんな牧場が相当好きらしい。少し前までは隠れた人気スポットと言われたものだけど、今や全然隠れてない。多くの人が知る表の観光地に成長した。
 普通の観光地は、汽車の格好をしたバスや馬車なんかに乗って園内を回ったりするものだけど、ここは牧場らしくトラクターが引っ張る荷台に乗って牧場を巡る。けっこうおかしい。これに乗ったからといって特に楽しいわけでもなさそうなのに、みんな喜んで乗っていた。トラクターに乗るという体験はめったにないものだから貴重といえば貴重か。客を乗せたフォードのトラクターがのんびり走る光景は、大変のどかなものだった。 個人的にはトラクターの体験ドライブとかしてみたい。車体は当然赤だ。燃える男が乗るトラクターは真っ赤と相場が決まっている。子供はポニーに乗り、お母さんは馬に乗り、お父さんはトラクターに乗る。なんて素敵な家族だろう。敷地内でもトラクターは特別な免許が必要なんだろうか。
 アイボクといえば、乗馬に親子にカップルにソフトその他諸々だ。ソフトを食べているとき、ちょうどアイボクらしい要素が目の前に揃ったので、こりゃいいやと一枚撮った。この写真一枚でアイボクの魅力のかなりの部分を説明することができる。まあ、こんな感じのところです、と。 犬も禁止じゃないから、犬連れの人たちも多い。都会でアスファルトや公園の硬い土の上しか歩いてない犬にとって、ここの本物の土の上は気持ちいいだろう。ドッグランのゾーンとか作ってもいいかもしれない。
 小動物との触れ合いゾーンも家族連れで満員御礼になっていた。 それはいいけど、いつの間にかここに入るのに100円かかるようになっていたのはちょっといただけない。今年の冬に行ったときはそんなことはなかった。観光客が増えてきて牧場も考えたのだろう。確かにここで100円取ると取らないとでは大きな差が出る。 そもそもアイボクは、入るのは無料でもエサ代だ、乗馬代だ、体験代だと、何かと小銭を取られるシステムになっている。タダスポットと思って家族で行くと、意外とお金を使わされることになるから注意が必要だ。500円の入園料だけの動植物園よりよほど高くつく。 ただ、触れ合い度はこちらの方がずっと高いから、子供たちは楽しい。動物にエサをあげるという行為は、やってみると大人でもこれが嬉しいものなのだ。ついついエサをじゃんじゃん買ってしまいがちだ。ただし、休日の午後はみんなすでにおなかいっぱいになっているので食い付きが悪い。エサやりなら午前中か平日の方がいい。
 水飲み中のヤギさん。放牧場に放し飼いされているやつもいる。 ヤギの毛はゴワゴワしていてすごく剛毛だ。体も硬い。犬とは全然質感が違う。羊や牛もそうだった。そういうことは直接触れて初めて分かることだから、やっぱり触れ合い体験というのは大切なことだと思った。見ているだけでは分からないこともたくさんある。
 子牛もたくさん生まれていて、それぞれ個別の小屋の中で寝ていた。人間も動物も子供の頃はかわいいものだ。私も子供のときはかわいかった。 茶色の牛は白黒とは種類が別なんだろうか。日本の乳牛は白黒がお馴染みだけど、バッファローなんていうと茶色の牛を思い浮かべる。肉牛は黒だ。猫や馬みたいに毛並みの違いだけなのか。
 ニンジンをもらう馬さん。ちょっと興奮して、オマヌケな顔になってしまった。油断したな。 馬って正面から見るとけっこう面白い顔をしてるんだ。
 馬の目は白目がない。隠れてるだけで実際はあるのだろうけど、そういえば黒目だけだ。犬と同じで、猫の目とは全然違う。 馬の瞳に周りの景色が映ってきれいだったのだけど、写真では捕らえきれなかった。馬はよく動くということもあって、寄り切れなかった。もう一歩寄ったら、首を振ってよだれが飛んできた。ヒャー、逃げろー、と逃げた。馬は歯も強そうだし、意外と危険な生き物だ。
 牛の乳搾り体験券というのが自動販売機で売られていて、なんだこれ、誰か買う人いるのかよなんて笑ってたら、牛の後ろのに長蛇の列ができていた。びっくり。世の中にこんなにも大勢、牛の乳搾りをしたいと思っている人がいたとは。確かに一生に一度くらいは経験としてやっておいてもいいとは思うけど、1時間も並んでまでしたいとは思わない。そもそもチケットを無制限に売ってしまって、牛の乳は続くのだろうか。搾れなくなったら他と交代すればいいのか。
 乳搾られ中の牛さん。いたって無表情、クールになされるがままとなっていた。内心では、チキショー、こいつ下手だな、イテテテテとか、おお、こいつけっこう上手だなとか、早く終わらないかなとか、いろんなことを考えているのかもしれない。顔には出さないだけで。 観光牧場の動物たちはなかなか大変だ。通常のお役目もあって、それプラス観光客の相手もしなくてはいけない。動物園生活よりストレスがたまりそうだ。
ちょっと人が多くなりすぎた感はあるけど、アイボクはやっぱり楽しい。家畜の匂いに耐えられれば、半日でも一日でもたっぷり楽しめる。小銭はだいぶ取られるものの。 搾りたての乳から作るソフトクリームや牛乳もぜひ試してみて欲しい。思ったほど濃厚ではなくて、どちらも美味しかった。ジェラートもたくさん種類があったから、次はあれをいこう。 行くなら花畑のある季節が一番ではあるけど、動物との触れ合いや体験目当てならオールシーズンいつでもいい。エサやりや触れ合いは楽しいし、乗馬体験もできる。家族連れはもちろん、カップルでもいい。ギャルの二人組も見かけたくらいだから、女の子が喜ぶ可能性もけっこう高い。ただし、デートに誘った名古屋嬢がここを楽しんでくれるかどうかは微妙なところで、私は責任を持てないので自己責任でお願いします。
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