現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
地図を持たないオレ流料理人に未来はないと悟った2007年の秋サンデー
2007年10月30日 (火) | 編集 |
屋台料理サンデー

Nikon D100+AF Nikkor 35mm f2D



 自分が作った料理を見て、なんだこりゃ、と思うことがよくある。みんなもそうなんだろうか。それとも私くらいなんだろうか。この日は特になんだこりゃ度が高かった。あなたのような子を産んだ覚えはありません! 橋の下で拾った料理と思いたい。
 始まりは簡単に和食を作るつもりだった。用意した食材も、エビ、ナス、白身魚、タマネギ、卵、その他と、和食になり得る材料たちだ。どこでどう間違ってこんなことになってしまったんだろう。完成のイメージ図がないまま見切り発車で作り始めて、考えかんがえ作っていたら結果的にこうなってしまった。なんというか、アジアの屋台料理みたいだ。バザーで買ってきた一枚20円の皿もおかしな彩りを添えることとなった。
 白身魚は、やや和食テイストが残っている。塩、コショウ、酒を振ってしばらく置いたあと、カタクリ粉と白ごまをまぶして、ごま油で焼いた。たれは、しょう油、みりん、酒、酢、長ネギの刻みを混ぜたもので絡めて完成。でもなんか見た目が和食っぽくない。
 奥の卵焼きは、ちょっと失敗。半熟でふわふわにするつもりが、表面が固くなって、へちゃんこになってしまった。味はよかっただけにもったいない失敗だ。
 卵の中には、長ネギの刻み、コンソメの素、塩、コショウ、マヨネーズ、牛乳、とろけるチーズが入っていて、あんかけのあんは水、しょう油、コンソメの素、砂糖、カタクリ粉で作ってある。天津飯の洋風といった感じだろうか。全然和食じゃない。
 一番和食から遠のいたのが手前のエビ料理だ。マヨネーズ和えにした時点で完全に和風から逸脱した。奥に見えているのは原形を失ったナスだ。
 エビは塩、コショウ、酒を振って、カタクリ粉をまぶして焼く。ナスは、オリーブオイルたっぷりで焼いたあと、水にコンソメの素を溶いたものを全体に振り入れて柔らかくなるまで煮る。そこへさきほどのエビを加えて、水分がなくなったら特性マヨネーズソースを絡めていく。牛乳に砂糖を加えたものをレンジで加熱して、そこにマヨネーズ、からし、塩、コショウ、コンソメの素を加え入れてよく混ぜる。

 味としては悪くなかった。日常の夕飯としては不満のないレベルだ。ただ、見た目のおかしさはいかんともしがたい。彩りというものがおよそないのが問題だ。緑色や赤色のような色が決定的に不足していて食欲をそそらない。皿の選択も間違えた。白い小皿に野菜や付け合わせと一緒に乗せたら、もう少し小洒落た料理に映ったようにも思う。同僚の家に遊びに行って夕飯を食べていけというからいただくことにして奥さんがこの料理を並べてきたらびっくりする。なんだこのセンスと、料理の顔ぶれは、と。料理って見た目も大事なのね。
 料理も写真も、完成図のイメージというものが重要だ。地図も持たずに知らない土地へ行ったら、それは迷う。目的地があって、そこへ至る道を把握していて初めて行きたいところへ行けるのだ。行き当たりばったり料理からはそろそろ卒業しなくてはいけない。
 最近思うのは、人が作らない珍しい料理を作れることよりも、普通の料理を基本通りに作れる人が本当の料理上手というのだろうなということだ。ありふれたおかずしか作ってくれないお母さんに文句を言ってはいけない。そんなちびっ子のところへは私が料理を作りに行ってしまうぞ。毎日何が出てくるか分からないぞ。味も毎回不安定で、料理の名前もついてないぞ。
 今回でちょっと反省した。もう一度基本に立ち返ってまともな料理を作れるようになりたい。またレシピ本を見て、分量もそのままに作り直してみよう。応用は基本ができる人がすることだ。たとえば卵焼きひとつ取ってみてもそうだ。卵焼きなんて卵を割って混ぜてフライパンで焼けばできるとかそういうものではない。ほどよい加減の卵焼きを作るのは思っている以上に難しいものだ。
 来週は休みだから、再来週、出直しサンデー料理と銘打って基本のおかずを作ってみることにする。今年も残り2ヶ月。基本の料理を基本通りにというテーマでいって、サンデー料理2007年の総まとめとしたい。オレ流料理に未来はないのだ。




プロフィール

オオタ(マサユキ)

Author:オオタ(マサユキ)
ブログランキング・バナー(FC2)
ブログランキングに参加してます
Dry&Wet(ホーム)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する