現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
イタリア村のイルミネーションは水の効果でニバーイ、ニバーイ(高見山)
2007年12月26日 (水) | 編集 |
イタリア村イルミ-1

PENTAX K100D+SIGMA 17-35mm f2.8-4



 スターライト花火が終わったあと、すぐに帰ろうとすると地下鉄が混むだろうと考えて(時間を置いてもかなりの混雑だったのだけど)、イタリア村もサラッと見ていくことにした。こちらもイルミネーションをしていることは去年訪れていたので知っていた。夏も一度行ってるし、これが三度目になる。もっと行ってるような気がするくらいお馴染みの場所となった。
 イタリア村も去年と比べて派手さが増したような印象を受けた。はっきりとは覚えてないので実際はあまり変わってないのかもしれないけど。
 イルミネーションと水の相性は抜群だということにあらためて気づく。地上の光を水面が映し出して二倍以上の効果がある。街中のイルミネーションでも、水の演出を積極的に取り込んでいくともっと違った表現ができそうだ。

イタリア村イルミ-2

 人がたくさん集まるところでは、自分の思考パターンは大勢の人と同じなんだなということを思い知らされる。花火が終わったあとのイタリア村はギュウギュウ詰めのような状態だった。花火のときはかなり空いていたらしいのに。みんな考えることは一緒だ。
 人波に流され、押されながら、メインの通りを行く。途中、少し立ち止まって写真を撮ったりしながら。
 橋を渡ったところで店内に逃げ込んだ。あまりの寒さに耐えがたくなって。夜になって気温が下がったところへもってきて、水辺の風は冷たい。これだけの人がいても暖かさにはつながらなかった。店内では冷えた体が解凍されて、じんじんしてたからやっぱり相当寒かったらしい。建物の中も混雑していた。トイレも行列。

イタリア村イルミ-3

 イタリア村のメインストリートと運河風景。橋の上から見るこの光景がもっともイタリア村らしい景観だと思う。ここだけ切り取って見ると、名古屋港の倉庫街だったところとは思えない。
 最初はいろいろ言われたイタリア村だけど(今でもか)、名古屋としては成功した方なんじゃないだろうか。多くの人を呼び寄せて、名古屋港の活性化にはつながっている。個人的にもここはけっこう好きなところだ。

イタリア村イルミ-4

 去年は電球色の光のトンネルだったのが、今年は青紫になっていた。ここははっきりした変化だった。この色も悪くない。
 残念ながらゴンドラはやっていなかった。夜の7時半すぎなのに、もう営業が終わってしまったのか。クリスマスくらいは夜間営業すればいいのに。カップルが大挙して押し寄せてるんだから稼ぎ時だ。もしかして、イタリア人のゴンドリエーレがクリスマスということでとっとと家に帰ってしまったのかもしれない。彼らに多くを期待してはいけない。かといって、このときだけバイトの日本人学生に漕がせるわけにもいかない。

イタリア村イルミ-5

 イタリア村のシンボル塔とカップルのシルエット。名古屋港花火もイタリア村もカップルだらけだった。名古屋中のカップルの半分はここに集まってたんじゃないかと思うほどに。
 あとの半分は栄と名駅あたりか。名古屋は東京などと違ってクリスマススポットが限られるから、みんなだいたい行くところが決まってしまう。そこが大きな田舎町である証拠だ。名古屋を都会として捉えようとすると実体を掴み損ねる。

イタリア村イルミ-6

 光のトンネルはきれいに写らなかった。実物はもっと明るくて華やかだったのだけど。
 タイミングの問題だったのか、ここはやけに人が少なかった。こういうところは人の頭で埋め尽くさないと絵にならない。人影まばらではありがたみがないように思える。

イタリア村イルミ-7

 北側のこちらが正面エントランスになっているけど、ここからは入ったことがない。いつも出口として利用している。車で行って駐車場からいくとここが正面になるのだろうか。地下鉄でいくともっと右側から入ることになる。
 このイルミネーションも去年から少し変更があるようだ。ちょと凝ったものとなっていた。

イタリア村イルミ-8

 入り口から出たところでもう一度後ろをイタリア村を振り返ってみる。頭上には満月が浮かんでいた。
 イタリア村のイルミネーションは、1月14日まで続く。ハッピーマンデーの成人の日までということか。
 ここはなかなか馬鹿にしたものではないので、まだ行ったことがない人はぜひ一度見に行ってください。名古屋観光のついでとして、名古屋駅からも栄からも地下鉄一本で30分くらいだから、足を伸ばせない場所ではない。名古屋港水族館と絡めると一日コースになってしまう。そのときは昭和の遊園地シートレインランドもぜひ寄ってみて欲しい。
 ただ、夜の水辺は本当に寒いので気をつけて。


スターライト☆レビューはイルミ+HANABI+αでダストは関係ない
2007年12月26日 (水) | 編集 |
名古屋港イルミ-1

PENTAX K100D+SIGMA 17-35mm f2.8-4



 クリスマスシーズンの名古屋港ガーデン埠頭はイルミネーションで飾られていて、名古屋を代表するイルミネーションスポットの一つとなっている。スター☆ライトレビューと名づけられたこのイベントも今年で17回目となり、名古屋港の冬の風物詩としてすっかり定着した。
 でも、そんな名前のグループが昔いなかったっけ? おいおい、それはスターダストレビューだろう。ネタが古くて誰もツッコミを入れられない恐れがあるので一人ボケツッコミ。
 スター☆ライトHANABIのセンスはここからきていたのか。どうりで古めかしいわけだ。平成初期のネーミングだから。
 打ち上げ花火はクリスマスイブだけのことで、普段はイルミネーションが見所ということになる。ちょっと気が早い11月22日から始まって、12月31日まで続く。イブの日は花火のついでに見ていった人も多かっただろう。私たちもざっと一周見て回った。そのとき撮った写真があるので、本日二本立ての二本目として並べてみることにする。

 上の写真は歩き撮りしたものだ。長谷寺のところで偶然成功したのに味をしめて今回またやってみた。流し撮りの奥行きバージョンのようなもので、ブレさえ止まれば面白い写真になる。中央だけが止まって周囲が流れるから、シーンによっては臨場感が増す。ズームレンズのズームを動かしながらシャッターを切るというテクニックがあるけど、あれと同じ理屈だ。どちらも上下のブレに気をつける必要がある。シャッタースピードが速いと効果が弱いから、露出とブレの兼ね合いでいいポイントを見つけるのがコツとなる。

名古屋港イルミ-2

 南極観測船ふじも、ふちどりライトアップ。これは普段からもしてそうだけどどうだろう。やはりこの時期限定だろうか。
 手前は錨の光オブジェ。去年はこんな細かい芸があったかどうか。タロとジロの銅像を撮った記憶はあるけど、こんなものは見た覚えがない。イルミネーションは年々エスカレートしていく傾向があるから、これも新顔だろうか。

名古屋港イルミ-3

 奥に見えている建物は、ポートハウスという無料休憩所だ。寒さから逃れた人々が難民のように寄り集まっていた。手持ちぶさたでやることがなくぼんやり時を過ごしている様子は、避難勧告が出て自宅から追い出されてしまった人々のようだった。しかし、外は猛烈に寒いからここはありがたい。持ち込みのものを食べたりもできる。
 変わった形は、羽根を広げたカモメをイメージしたものなんだそうだ。どこからどう見てもそんなふうには見えないけど。
 左奥に小さく見えているのは、遊園地シートレインランドの観覧車だ。夏に名古屋港水族館へ行ったときに乗った。イブはどうだっただろう。この日ばかりは昭和色満点のあそこもカップルで賑わっただろうか。

名古屋港イルミ-4

 帆船のオブジェは去年どうだっただろう。見てないような気がする。
 全体的に去年より華やかになってたから、このあたりも新作かもしれない。前の年と同じレベルでは失望されてしまうから大変だ。

名古屋港イルミ-5

 お馴染みの巨大ツリーは今年も健在だ。
 このツリーを中心とした「つどいの広場」全体のイルミネーションのことをスター☆ライトイルミネーションというようだ。じゃあ、スター☆ライトレビューは何なんだというと、イルミネーションや花火やイベントなどをひっくるめた総称のようだ。そういうことだったのか。やっと理解した。
 22日に行われるはずだったフリーヒルズ・ジャズ・オーケストラ は雨天中止になってしまったみたいだ。
 今年の人出は去年に比べるとずいぶん少ないような印象を受けた。このツリーの周りも人があまりいなかった。去年はびっちり満員だったのに。行きの地下鉄も去年のすし詰め熱気ムンムンというほどでもなかったし。助かるけど、ちょっと物足りないようにも思えた。

名古屋港イルミ-6

 ツリーのイルミネーションは去年とあまり変わってないようだった。細かいパターンや電飾の色などは違っていたのだろうけど、大きな変化はなかった。使い回したか。
 高さは15メートルだからビルの三階相当。電球は45,000個使用されているという。
 光がメロディーに合わせていろいろ変化していくようになっている。見た目はきれいだけど、写真に撮るにはタイミングが難しい。

名古屋港イルミ-7

 ポートビルなどのエリアと水族館を結ぶ橋。光っている三角形が水族館だ。この日は夜間まで営業していたようだ。夜の水族館というのはどうなんだろう。動物園ほど大きな変化はなさそうだ。たいていの魚は夜寝るし。

名古屋港イルミ-8

 夜の海。遠くに見えている橋と灯りはどこだろう。名港中央大橋だろうか。
 ここは東京や横浜のような観光地としての港ではないので、夜に電飾をピカピカさせながら浮かんでいる船などはない。漁船なのか何なのか、時折通りかかるくらいだ。花火屋形船とか花火クルーズをやったら人気になりそうなのだ。
 打ち上げ花火はここから向かって左側の岸からだいぶ離れたところから打ち上がっていた。向こうの陸地から上げてたのか、海の上に特設会場みたいなものを作ったのか。距離が離れている分、音の伝わりは弱かった。

名古屋港イルミ-9

 待合室風景。ここでしばらく体を温めてから花火に向かうことにした。同じ考えの人たちも多く、椅子はすべて埋まっていた。椅子撮りゲームに負けた我々はしばらく立ち尽くし、その後席が空いたので座る。
 写真はノールック撮影。一眼の場合ファンダーをのぞくから、その姿で人を身構えさせてしまうけど、見ないまま腰の位置で撮ると周りから撮っていることが分かりづらくなる。隠し撮りというほど大げさなものではなくて、人目の多いところではこの撮り方が有効になる。普段とは角度が違うから、少し印象の違う写真になるという効果もある。

名古屋港イルミ-10

 花火を見たあと、このゲートを撮りたくて反対側まで歩いていった。
 スターライトレビューという文字ではなく、今年はただ100という数字だけのイルミネーションになっていた。100だけでは何のことか分からない人もたくさんいたんじゃないだろうか。すごく説明不足だ。そんなに省略してどうする。

 去年一度見てるから新鮮さはないけど、二度目ならではのよさもある。あれから一年、また戻ってこられたなという感慨が持てるから。
 なかなかいいもんだ。無駄といえば無駄、無意味といえばいえなくもないこういうイルミネーションのようなものを、素直な気持ちで楽しめるようになった自分の変化を喜びたい。若い頃はこんなものをわざわざ見に行こうなんて思わなかった。
 また来年に向かって新しい一年が始まった。クリスマスが終われば、次は大晦日と正月に気持ちは向かう。今年も残り少なくなった。やることをやって、すっきりした気持ちで新年を迎えたい。


2008年は三脚を持っていくよ、名古屋港スター☆ライトHANABI
2007年12月26日 (水) | 編集 |
名古屋港花火2-1

PENTAX K100D+SIGMA 17-35mm f2.8-4



 今日は名古屋港のスター☆ライトHANABI写真の続きを。でもなんだろう、このネーミング。そこはかとなく名古屋的。名古屋人が名古屋人以外の人に笑われてしまうんじゃないかとおびえてしまうようなネーミングはやめて欲しい。どう名づけたって名古屋なんだから、無理せず素直な名前にしようよと思う。下手にひねらず、名古屋港冬花火大会でいいじゃないか。
 まあそれはともかくとして、第二弾の花火写真を10枚並べておこう。実物の打ち上げ花火には遠く及ばないけど、雰囲気だけでもお伝えしたい。

名古屋港花火2-2



名古屋港花火2-3



名古屋港花火2-4



名古屋港花火2-5



名古屋港花火2-6



名古屋港花火2-7



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名古屋港花火2-9



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 写真はすべて、ISO800で、シャッタースピード優先の1/5秒、F2.8で撮っている。
 花火会場は当然暗くて、デジの小窓液晶はよく見えないし、そんなところを見ていると花火についていけず遅れてしまう。それに、打ち上げ花火は次はどんな花火が上がるか予想できないから、どんなふうに撮れるかも予測がつかない。上手く撮れるかどうかは運次第。花火の種類によってはもっとシャッタースピードを上げた方がいい場合もあるし、遅くした方がきれいになることもある。そのへんはよく分からない。今回で打ち上げ花火の撮影は3回目だけど、いまだにコツを掴めない。三脚を使った場合は、また事情はまったく違ってくる。手ぶれ補正のK100Dでブレないのが1/5か1/4くらいなので、そう撮っただけだ。1/2でもしっかり構えてそっと撮ればなんとかなるかもしれないけど、花火にそんな余裕はない。
 K100Dの高感度ノイズはかなり少ない方だ。ISO800でも、このサイズなら特に気にならない。よく見ると暗いところと明るいところの境目でノイズが浮いているけど、シャドー部分で出ていないのは優秀だ。1000万画素のK10Dではもう少しノイズが増えてくるらしい。
 ただ、K100Dは連写能力が貧弱だから、本格的な花火撮影となると厳しいものがある。RAWで3枚連写すると書き込んでいる間は操作不能になる。連写能力が高くて書き込みが速い方が有利に違いない。実際のところ、花火は数撃ちゃ当たる世界なのだから。
 シチュエーション的には、前にカップルがいて個人的な満足度は高かった。欲を言えば、もう一要素欲しかった。去年のようにツリーを入れるとか、背景に何かポイントがあればなおよかったと思う。
 今年初の試みとして夜間にポートビルの営業をやったようだ。展望台からはどんなふうに見えていたんだろう。ロケーションがいいなら、あそこから撮れば寒さ知らずでぬくぬくで撮ることができる。けど、人も多いだろうし、ガラス越しだから、思うようには撮れないだろうか。
 イタリア村の方からもしっかり見えるから、あちらから建物絡みで撮るというのもよさそうだ。
 海を挟んだ南にあるブルーボネットからはどれくらいの大きさで見えるのかも気になるところだ。名古屋港の夏花火に行くようなことがあれば、あっち側に行ってもいい。そうすれば渋滞と混雑を避けられるかもしれない。

 今回の花火撮りを踏まえて結論めいたことを言えば、ちゃんと花火を撮りたければ三脚を使えということだ。そんな当たり前のことに気づいていたけど気づかないふりをしていた。来年は私もとうとうあきらめて三脚を使うことになるのかもしれない。
 花火大会というのは一人で行くのもありだ。なにもカップルだけのものではないし、家族や友達連れじゃないといけないようなものでもない。実際、一人三脚の人もけっこういる。始まるまでは恥ずかしくても、始まってしまえばあっちもこっちも自分の世界だから関係ない。
 今回気づいたことで、私ができる実践的なアドバイスが一つある。それは、三脚野郎の近くに陣取れという方法論だ。本格的な機材を持ち込んでいる人は、どこで撮ればいいか分かっている確率が高い。三脚が集まっていれば、まず間違いないと思っていい。よく釣れる場所に釣り人が集まっているようなものだ。カップルの多さとかに惑わされてはいけない。やつらは素人だ。花火大会会場に着いたらまず三脚の人を探してその人についていけ。思い切って話しかければ確実だ。こちらは初めてですかとか何とか。
 そんなこんなで、名古屋港の冬花火大会の写真でした。また来年、お会いしましょう。




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