 FUJIFILM FinePix S2 pro+TAMRON SP 90mm f2.8
昼間のフクロウは眠たい。明るいうちは、お眠の時間だ。野生のフクロウのように獲物を捕るために夜起きている必要はないとはいえ、やはり長年の習慣を変えるのは難しいのだろう。ショーを担当しているフクロウはぱっちり目を開けているけど、小屋にいるやるはけっこう居眠りをしがちだ。じ様のようにうつらうつらしている。この寝姿も、フクロウがじじむさいイメージを持たれる要因になっているのだろう。 まあしかし、小屋の中では飛び回るわけにもいかず、おしゃべりするでなく、娯楽があるわけでもないし、エサも時間になったらもらえる。特にやることもないから眠たくないけど寝ておくかってなもんだ。フクロウは無駄に鳴くでもなく、騒ぐでもない。たいていはじっとしていて、何かを考えているのかいないのか。 今日のフクロウコレクション第二弾は、そんなフクロウの寝顔特集とした。寝てる動物はなんでもかわいいもので、フクロウもそうだ。見ていると自然と顔がほころんでくる。眠たいのを我慢して薄目を開けていたりするのもおかしくて笑える。今寝てたでしょ? って訊くと、いや、寝てないってとムキになって反論する人みたいだ。別に寝てたって認めてもいいじゃん。 寝姿はかわいいけど、目を見ないと種類を判別するのがますます難しくなるというのがある。見分けるための重要な手がかりを一つ失ってしまうから。上のもの分からずにずいぶん悩んだ。たぶん、アフリカオオコノハズクだろうとは思うけど確信は持てない。 それが正しいとすると、アフリカのサハラ砂漠の南に暮らす小型のフクロウだ。個人的には、このカラーリングはかなり好きで、お気に入りとなった。
 フクロウがこんなにもたくさん種類がいるとは知らなかったけど、それにしても似ているものが多くて見分けるのが難しい。ヨーロッパ人がアジア人の国が分からないように、私もフクロウなんてどれも似たものに見えてしまう。あるいは、日本人が中東の人の国名を言い当てるのと同じくらい困難かもしれない。イラン人とイラク人くらいならなんとなく分かりそうな気もするけど、アラブ首長国連邦人とバーレーン人の区別がつくかといえばつきっこない。まあ、フクロウの見分けはそれよりは簡単だろうけど。 上のフクロウはなんだろう。手がかりとしては、花鳥園グループのサイトにあるフクロウ紹介の写真しかなく、個体差の大きなものは判別が非常に困難となる。こいつはヒガシアメリカオオコノハズクなのかなとも思いつつ、掛川と富士国際の同じ種の写真を見てもずいぶん違っているからややこしい。腹の模様や色で見分けようとすると分からなくなる。やはり目が見えないと厳しい。
 これもどうもよく分からない。あっちの写真を見て自分の写真を見て、こっちを見てあっちを見比べてとやってると、だんだん間違い探しクイズをしてるような気分になる。合ってるんだか合ってないんだか。 耳がないタイプでクチバシが黄色となると、オオスズメフクロウということになるのだろうか。掛川の写真は種類を見分けるために使うにはちょっと見づらい。
 これがヒガシアメリカオオコノハズクなのか。プレートを見てなかったけど、別の小屋に入ってるやつでも同じ種類のフクロウがいたのかもしれない。でもけっこうおなかの色が違っている。体型や頭の形は似てるけど。 だんだん見分けるのに疲れてきた。こんなことではヒヨコのオスとメスを見分ける名人にはなれない。
 こういう分かりやすいやつは大歓迎だ。こいつはオオフクロウで間違いない。個性的なカラーリングで、他とは明らかに違っている。顔にも特徴があるけど、おなかの細い横ストライプが特徴だ。頭は坊ちゃん狩りのヘアスタイルみたいにも見える。 東南アジアの熱帯雨林やネパールの山岳にいて、野生のものはなかなか見られないそうだ。普段は木の陰でじっとしていて、獲物を見つけると素早く飛ぶから見られても一瞬なんだとか。 自然界では決して出会うこのない世界のフクロウたちが隣り合わせになっていて、彼らは他のフクロウをどう思っているのだろう。ちょっと違ってるけど仲間と思っているのか、似てるけど別のやつと思ってるのか。
 パッと見は、オオフクロウかと思うけど、おなかのストライプがないから違うことが分かる。これはメガネフクロウだ。目のふちどりが黒メガネをかけてるように見えるところから見ている。黒メガネって最近あんまり言わない? 英名もSpectacledで、メガネをかけているフクロウと名づけられている。 メキシコなど中南米の森に生息する中型のフクロウで、夜間に活動して小動物や昆虫などをエサにしているから、サングラスはかけていない(当たり前)。 チビの頃は真っ白な頭巾をかぶった猿みたいな顔をしていて、まったく別の種類に見える。
 これは個人的に馴染み深いトラフズクだ。毎年1月の下旬に庄内緑地に飛んできてしばらく滞在していくので、おととし去年と2回、野生のやつを見た。今年もまた見に行くつもりでいる。 小屋の中で横並びになってしまうと特別な感慨はなくなってしまうけど、やはり自然の中で野生を見ると感動する。花鳥園の触れ合えるすばらしさはすばらしさとして、野生のものはまた格別なのだ。 夏場は本州の北の涼しいところで暮らして、冬になって寒くなると南下してくる。すごく珍しいフクロウというわけではないからそれなりの数がいるのだろうけど、偶然見つけるのはかなか困難だ。情報を頼りに出向いていっても木の高いところで枝に隠れるようにじっとしているから、自分では見つけられない。現地の鳥の人に居場所を教えてもらってやっと見られるくらいだ。 今年はまだ来たという知らせがない。もうあと1、2週間で来ると思うのだけど。
 さてこいつは、アビシニアンワシミミズクか、アフリカワシミミズクか。アビシニアンなら眼の色が茶褐色で目の縁取りが赤いというのだけどどうなんだ。うつむき加減ではっきり見えない。 フクロウは、似ている種類の場合、南へ行くほど体が小さ |