 FUJIFILM FinePix S2 pro+Nikkor VR 24mm-120mm f3.5-5.6 / SIGMA 55-200mm f4-5.6 DC / TAMRON SP 90mm f2.8
掛川花鳥園といえば、鳥たちとの触れ合いももちろんだけど、ファルコンショーも忘れちゃならない。写真の撮り所、腕の見せ所でもあり、これがなかなかに難しい。室内は距離が近いものの飛行距離が短いからチャンスは一瞬しかないし、外では飛行速度が速すぎてなかなか捉えきれない。ショーは室内で1回、屋外で2回行われているから、花鳥園二度目の私は合計で6回もチャレンジしてることになる。それでも苦戦続きで、とうとうこれだという一枚は撮れずじまいで終わってしまった。あとちょっとという写真は何枚かあったのだけど。前回はNikon D100、今回はFUJIFILM S2proと、動作と連写の遅いデジを選んでしまったのも敗因の一つだった。CanonのEOS 20Dならもう少しなんとかなったかもしれない。 私は持ってないけど、持っていくなら明るい望遠ズームがオススメだ。80-200mmのf2.8なんかがよさそうだ(自分はそんなの持ってないくせに人にすすめしまう)。 そんなわけで、持っていったデジとレンズで撮れるだけ撮ったのが今日の写真だ。前回と比べれば多少は成長のあとが見られるだろうか。今回は光もあって、条件もよかった。
 かなり近くのいい場所から撮れたのに、ピントを合わせきれなかった。惜しい。少しブレもありそうだ。 のんびりした性格のS2proでは連写など望むべくもなく、AFスピードもゆっくりしている。発色は抜群でも動きものには弱い。書き込みも決して慌てない。 中級機で万能デジというのはなかなかないものだ。Canonはトータル性能の優れた優等生だけど、優等生ゆえに面白みに欠けて、使っていて楽しくないところがある。20Dも大きな欠点のないいいデジなんだけど。Nikonの新しく出たD300なんかはいいんだろうな。高くてまだ当分買えそうにない。D200はどうなんだろう。
 室内のショーを担当してるのは2羽のワシミミズクで、どちらもベンガルワシミミズクだったか、片方は違ったか。今回も名前のメモ撮りを忘れてしまった。あそこへ行くと、鳥の名前なんてどうでもよくなってしまって、エサやりやら写真やらについ夢中になってしまいがちだ。 ただ、いわゆるフクロウとミミズクは別の生き物と考えた方がよさそうだというのは、今回ではっきり分かった。同じ仲間ではあるけど、受ける印象が全然違う。ミミズクは目が据わってるから何を考えてるか分からない。ケンカしたら負けるなと思わせる。
 横から見ると羽の大きさや広さがよく分かる。こんな大きな羽だから羽ばたくとバサバサ音がしそうに思うけど、実際はほとんど無音だ。夜、音もなく獲物に近づいて一撃で捕らえる。捕まる方は捕まるまで気づかないんじゃないだろうか。 体は大きくて重たいようだけど、実際はけっこう軽い。フカフカの毛で覆われていて、体は細くて容積が小さい。首などokサインを作った親指と人差し指くらいの太さしかないそうだ。ただ、獲物を捕らえるための足は太くて立派だ。
 こちらは屋外での飛行シーン。フクロウとの距離が離れるのと、外だと本気で飛ぶので捉えるのが難しくなる。明るい分シャッタースピードは上がるはずなのに、写真の成功確率は下がる。今回もまともに撮れたものは少なかった。やっぱり手ぶれ補正が欲しい。画質重視なら望遠の単焦点だけど、ショーに関してはズームの方が使い勝手がいい。
 外での主役はハリスホークだ。こいつがまたものすごい速さで飛ぶものだから、近くに来たときに撮るのは至難の業というか不可能に近い。連写スピードがどうこうの話じゃなく、あまりにも一瞬すぎて自分自身に可能性を感じない。ショーの演出で頭の上スレスレに飛ばしてくれたりするけど、それを撮れというのは無理な話だ。せいぜい遠くを飛んでいるときに撮るのがやっとだった。
 ウサギのぬいぐるみの頭と生肉のついたラジコンに襲いかかるハリスホーク。羽を目一杯広げて急ブレーキをかけながら足と爪で獲物を捕まえる。 ミミズクやタカたちのエサはショーのときにもられるものだけだそうだから、やつらにしても必死だ。ここでしっかり食べておかないと夜中おなかが減ってしょうがない。 それにしてもハリスホークというやつは変わった体型をしている。頭があってクチバシがあって、首から胸になって、そこからもうごつい太ももがニョッキリ出ている。体の下半分を省略したような格好になっている。獲物を捕らえるのに特化した進化の果てにこの体型を獲得したのだろうけど、こいつは特別だ。ハリスホークはタカの中まで唯一集団で狩りをするのだそうだ。
 ハヤブサも登場する。これはラナーハヤブサだったか。前回行ったときは確かセーカーハヤブサだったと思うけど、はっきり覚えていない。いや、逆かもしれない。メモ撮りと共に説明のメモ書きも必要のようだ。3回目は記録という点を重視しよう(また行く気満々)。
 投げられたエサを空中でキャッチして地面に降り立ったところ。得意顔のハヤブサさんだ。 ハヤブサは、タカともミミズクとも違って小型な分、ややおとなしそうな印象を受ける。もちろん生きた小動物や小鳥を捕らえて食べるから猛禽類には違いないのだけど、顔つきといい、体型といい、まだ一般の鳥に近い。モモだけが異常に発達してるとかでもないし、クチバシも普通の鳥っぽい。けど、空を飛んでいる姿は、やはりとってもカッコいいのだ。
 生まれて3ヶ月のシロフクロウが最近あらたな仲間に加わっていた。午後2回目のショーで登場して、おおー、と思う。 まだまだら模様が残る子供なのに、もう立派にショーをこなしていた。鳥の世界にも天才子役がいるらしい。ただ、途中で地面に降り立ってしまったりして、まだまだ子供だと思わせた。 シロフクロウは大人になるにつれて真っ白になっていく。屋内のフクロウコーナーには白いのもいた。
 イギリスから来ている鷹匠のギャリーさん。掛川名物の一人だ。ファルコンショーの写真ではあちこちに登場してるから、どこかで見たという人もいるんじゃないだろうか。 この日は午後一回目のとき、半袖Tシャツと半ズボンだった。イギリス人の体温がおかしいのか、ギャリーさんだけが変なのか。でも、午後2回目のときはトレーナー姿になっていたから、やっぱりちょっと寒かったんだと思った。
こうやって自分の写真を振り返ってみると、またすぐにでも行ってもう一度チャレンジしたくなる。今度こそもっと上手く撮りたいと。花鳥園というのはそういうところがあって、一回行っただけでは自分の中で完結しない部分が残る。そしてまた行きたくなる。今回二度目でもう充分かというとそうではなくて、またもう一度という気持ちになっている。たぶんそれは私だけの感覚ではなく、訪れた人の多くが感じるものなんじゃないかと思う。動物園は一度行くとしばらくは行かなくていいけど、花鳥園は違っている。やはり動物園とは似て非なるものなんだろう。 まだしばらく花鳥園シリーズは続きそうだ。
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