現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
フクロウコレクション第一弾 ---花鳥園新シリーズ第4回
2008年01月16日 (水) | 編集 |
フクロウコレクション1-1

FUJIFILM FinePix S2 pro+TAMRON SP 90mm f2.8



 掛川花鳥園の入り口にフクロウの展示コーナーがあることは前に書いた。そこはまだ無料ゾーンで、たくさんのフクロウを見ることができる。最初に行ったときは時間もなくて少ししか撮れなかったのが心残りとしてあった。だから、今回は全部撮ると行く前から決めていた。
 ここは室内で暗い分シャッタースピードが上がらないのと、ガラス越しにので撮影はやや厳しいものがある。場所によっては光の反射を避けられなかったり、映り込みがあったりして難しい。距離も、90mmでは足りないし、望遠になると暗くて厳しくなる。フクロウの背景もきれいじゃないから、どうしても記録写真的になってしまうのが残念なところだ。背景を森っぽくするとかの工夫があると、写真を撮るのによくなるから、このあたりをリクエストとして出したいと思う。
 そんなわけで今回は一応全種類撮ってきたわけなんだけど、ここでもメモ撮りをしてないので名前は分からない。一番最後、帰る間際の閉園前ということで時間も足りず、メモリも残り少なくなっていた。今回でコンプリート!(Dr.レオン)と思ったのに、そうはならなかった。ここまでもまた次回への課題が残った。
 展示室のフクロウだけで30種類くらいいたから、写真も30枚ほどになった。一気に紹介するには枚数が多すぎるので、3回に分けることにする。今日はフクロウコレクション第一弾として、つぶらな瞳とかわいい系のフクロウを集めてみた。
 フクロウは大きく分けて、キュート系とクール系に分かれる。黒目のみのやつはかわいく見えて、黒目が小さい猫目系のやつは鋭い印象を与える。猫の目も細いときは意地悪そうだし、黒目がちのときは目がくりくりしてかわいく見えるのと同じだ。フクロウの黒目も光の加減で多少大きくなったり小さくなったりするようだけど、猫のように細くなったりはしない。
 フクロウは夜行性だから夜に見えて昼間は見えてないのではないかという考えは間違っている。昼間もしっかり見えているし、人にエサをもらっているフクロウは昼間起きていて夜は眠る。野生のものが夜に狩りをするのは、その方が獲物を捕らるのに有利だからだ。夜更かしが好きなわけではない。
 展示室のフクロウは、半分起きていて、半分は寝ていた。これは種類によるものなのか、個体差なのか、たまたまなだったのか、そこまでくわしくは分からない。
 第二回のフクロウコレクションでは居眠りフクロウ編をお送りする予定でいる。

フクロウコレクション1-2

 瞳以外にもう一つフクロウの分け方がある。それは耳(羽角(うかく))があるやつとないやつだ。一般的に耳がなくてつるんとした頭のものをフクロウ、耳のついてるやつをミミズクとして区別している。ただし、例外もあって、耳のあるウサギフクロウなんてやつもいるし、耳があるトラフズクやコノハズクといった名前のものもいる。見た目も、耳のあるなしでずいぶん印象が違う。
 フクロウは世界で212種がいるとされている。日本にも10種類ほどいるというからちょっと驚く。普通の生活をしていてフクロウを見る機会は一生のうちでも何度もない。鳥に興味のない都会人の多くは、野生のフクロウを一度も見ないままで終わるのではないだろうか。その気になって探せば案外近くにいるのだけど。東京都内でもけっこう生息しているくらいだから。
 上の写真は、アフリカヒナフクロウだと思うのだけど定かではない。もしそうなら、名前の通りアフリカの森にいるやつだ。アフリカとフクロウというのは結びつかないのだけど、フクロウは南極以外のすべての土地にいて、北極にさえいるタフな鳥なのだ。

フクロウコレクション1-3

 こっち系の瞳のフクロウは、目に力と意志を感じる。正面から見つめ合うと射すくめられるようだ。あまりじっと見られるのを嫌うやつもいるけど、一度目が合うとなかなか向こうからはそらさない。逃げるでもなく襲いかかるでもなく、ただじっとこちらを見ている。何か考えているのか、何も考えてないのか、フクロウが何を考えているかはなかなか読めない。
 これは何フクロウか分からなかった。

フクロウコレクション1-4

 北の白い貴公子、シロフクロウ。昨日のブログに登場したシロフクロウは、成長するとこんなふうに真っ白になる。特にオスは真っ白になって、メスは少し黒い斑点が残る。子供の頃は斑点が多いまだら模様だ。
 北極圏に棲むフクロウで、鳥の中では最も寒さに強いといわれている。ただ、それは人間の判断で、シロフクロウからしたら寒くて仕方がないと思ってるのかもしれない。たまたま寒いところに棲んでいるだけで。
 しかし、実際マイナス何十度というところにも耐えられるのだから、耐寒性能は鳥の中でもずば抜けているのだろう。日本の冬などものの数じゃない。逆に夏は相当つらいようで、がんがんに冷房がかかった部屋にいるそうだ。ファルコンショーのシロフクロウも冬期限定だ。

フクロウコレクション1-5

 メンフクロウは本当にお面をかぶってるような面白い顔をしている。お面というか、頭巾をかぶったくのいちみたいだ。ふちどりがハート型になっているのもチャームポイントとなっている。
 オーストラリアをのぞくほとんどの大陸に生息しているポピュラーな種だ。
 フクロウの正式な分類では、メンフクロウ科とフクロウ科の2科に分けられている。

フクロウコレクション1-6

 これも耳がないからフクロウという名前のやつなんだろうけど、調べがつかなかった。掛川花鳥園のサイトにもフクロウの紹介ページがあるものの、毛並みも案外個体差があって、同じ小屋に入っているやつでもけっこう見た目が違っているから分かりづらい。
 コキンメフクロウあたりだと思うけどどうだろう。
 体はやや小型ながら、きかん気そうな顔つきをしている。

フクロウコレクション1-7

 首をかしげると犬でも猫でもかわいいものだけど、フクロウも例外ではない。
 こいつは姿形に特徴があるからすぐに名前が分かった。カラフトフクロウだ。
 アラスカやシベリアなどの寒い地方にいて、そのために分厚い毛で覆われている。毛皮を脱いだら体はやせっぽっちなんだとか。確かに、顔なんかも着ぶくれしてる感じだ。
 なかなか面白い顔をしたユニークなフクロウだ。ちょっと大魔神みたい。

フクロウコレクション1-8

 こいつもまた存在感のあるフクロウだ。顔がどことなく猿を思わせる。若干表情がうつろなのは、きっと眠たいときだったのだろう。普段はもう少し凛々しい顔つきだ。
 毛色からするとこいつも寒冷地仕様かと思いきや、サハラやナミビアなどの砂漠に近いところに生息している。
 けっこう大型のフクロウで、ときには猿さえも襲って食べるのだとか。それで顔が猿っぽくなったのかもしれない。

フクロウコレクション1-9

 体型的には私たちがイメージする一般的なフクロウに近い。
 モリフクロウにも思えるけど、それにしては色がちょっと茶色すぎるか、これも個体差なのか。
 モリフクロウだとすれば、ヨーロッパやアフリカ北部などに生息するやつで、日本のフクロウに近い種のようだ。

フクロウコレクション1-10

 これが日本に昔からいる、いわゆるフクロウだ。うーん、こんなんだったかなぁという気もするけど、そもそも野生のフクロウを実際に見たことがあるわけではないから、前に見たのとは違うとは言えない。イメージとしては、もう少し茶色いと思っていたのだけど。
 木のうろをすみかにして暮らしている。昔は民家の近くにもそんな木がたくさんあったからフクロウも人に近いところで暮らしていたけど、最近は人里離れたところにしかいなくなってしまった。街の近くで手がかりなしにフクロウを見つけるのはかなり難しいだろうと思う。野生のフクロウは夜行性だから、起きているところに遭遇するのは更に困難だ。

 こんな感じのフクロウ第一弾でした。やっぱりフクロウ、かわいいなぁ。大型のものとなると、その存在感は猫以上だ。飼ったら、ペットというより家族の一員になれるだろう。けど、なかなか一般家庭では飼えるものではないから、こういうところで見て楽しむのがいい。
 難点をいえば、ほとんど動かないところだ。コアラもそうだけど、寝てるところばかりでは飽きてしまう。動物はしぐさのかわいさというのも重要な点だから。
 次回もまだまだ違うフクロウが登場するのでお楽しみに。




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