 FUJIFILM FinePix S2 pro+Nikkor VR 24-120mm f3.5-5.6 / TAMRON SP 90mm f2.8
とぎれとぎれになっている花鳥園シリーズの更新は、この先もとぎれがちになる。本編としてはもう終わっていて、あとはつなぎのネタになっているといった方がいいかもしれない。再訪の報告をして、フクロウコレクションも終わったから、あとはノンテーマ、ノンジャンルの写真が残っているだけとなった。 第7回の今回は、テーマ別として最後になりそうなコガネメキシコインコ編だ。掛川花鳥園を代表する鳥のひとつで、フクロウやタカ、オオハシ、ヨウムなどと並ぶ人気者でもある。花鳥園を紹介する写真では必ずといっていいほど、こいつを肩や頭に乗せた人が写ってるし、それを見て花鳥園へ行きたいと思う人も多いという。 というわけで、今日はコガネメキシコの写真を集めて並べてみることにする。飛んだり、とまったり、食べたりと、やつらはせわしない。もし、こいつらを10匹家の中で飼っていたとしたら、家に帰るのがイヤになるかもしれない。とにかく、人なつっこくて、落ち着きがなくて、騒がしいやつらなのだ。色も派手だから、見てると目がチカチカしそうになる。でも、どこか憎めないのがコガネメキシコインコというやつで、そこが好きという人が多いのだろう。
 どんなキューが誰から出てるのか分からないけど、広い温室の中で突然一斉にコガネメキシコが飛び出すことがある。間欠泉のようにタイミングは一定ではない。しばらくおとなしかったと思うと、何の前触れもなく(実際には何かあるのだろうけど)、ギャーギャーギャーと鳴き騒ぎながら、端から端まで全速力で飛んでいく。何がしたいのかよく分からない。ネットの向こうに何かがあるというわけでもなく、ただ運動不足を解消するかのように飛ぶ。人がいても平気で、けっこう頭の上すれすれを飛んでいくのでびっくりする。理由はなくても、飛びたいから飛んでいるだけといえばそうなのだろう。 名前はメキシコとついているけど、実際の生息地は、ブラジルやベネズエラなど、南米大陸の北東部の明るい森林地帯だ。野生のものも小さな群れを作って暮らしていて、穀物や果物、花の蜜などをエサとしている。花鳥園でも雑食性で、リンゴやパイナップルを小さくカットしたものや、小鳥のエサらしきものまで両方よく食べる。
 迫力ある飛翔シーンを見ると、やはり撮ってみなくなるのが人情だ。ただ、スピードがかなり速いから、ビシッと撮るのは難しい。ハウスの中ということで明るさも充分ではないので、シャッタースピードも稼げない。流し撮りがうまくはまるといい写真になる。 飛ぶのは人が少ない平日や午前中が多いとのことだ。やっぱり人によるストレスの発散を目的としたものかもしれない。
 高速飛行の先でどうなるかというと、こうなる。張られたネットにぶつかるように突っ込んでいって、そのまま引っかかってぶら下がっている。柔らかいネットだから安全なのだろう。 ひとしきりネットでギャーギャー騒いだあと、また反対側に向かって全速力で飛んでいく。たちの悪い子供みたいだ。
 鈴なりとはまさにこのこと。コガネメキシコインコのなる木みたいだ。 それにしてもこんなに数はいらない。いつからこんな大家族になったのだろう。園のオープン時にこんなに導入したとも思えないし、園内で増えていったのだろうか。 コガネメキシコはペットとしてもわりとポピュラーな種で、飼っている人もけっこういるそうだ。インコの中では1羽7万円ほどと、そこそこ高価な部類に入る。 花鳥園では100羽くらいいそうだから、ざっと700万円が飛び交っていることになる。肩の上に5羽乗せたら、それだけで35万円が乗っていることになる。花鳥園の中でしばらく過ごしていると感覚が麻痺していくのだけど、あの中の鳥をお金に換算すると、数千万ではきかない。自覚のないまま、お宝に囲まれていることになる。そういう意味でも、あそこはまさに夢の楽園なのだ。
 夕方の閉園間際になると、エサ代が無料となってエサやり放題になる他、通常メニューのエサ箱も置かれ、食事タイムとなる。それに一斉にたかるコガネメキシコたち。 その頃になると鳥たちもおなかがいっぱいになるので、あまり相手をしてくれなくなる。普通にエサを食べるのに必死で、食べ終わるとおなかがいっぱいになって、お愛想もしてくれない。やつらは人間が好きなのではなく、エサをくれる人間が好きなだけなのだと気づかされる。
 手乗り、肩乗り、頭乗りなどお手の物。手からエサを食べるのも平気だ。 家庭でチビから育ててもここまで手なずけるのには苦労するだろうに、ここのやつはどれもが当たり前のように慣れている。人を警戒していたらメシにありつけないという事情がそうさせるのか。
 両肩にマイインコ状態。花鳥園ではごくありふれた光景だ。この格好の人が電車の中にいたら相当おかしいけど、花鳥園の中では何の違和感もない。誰もがマイインコを持っているから。
そんなこんなのコガネメキシコインコ編でした。 飼うといってもなかなか高いし、毎日世話をするのも大変だから、花鳥園へ行って一日オーナー気分になるのが手頃で楽しい。両手、両肩、頭と7羽も乗せれば50万円相当だ。ヨウムやオオハシさんをメンバーに加えれば金額は一気に一桁跳ね上がる。そんなひそかな楽しみもある花鳥園なのです。 花鳥園写真はまだだいぶ残っている。残り回数は未定だ。 明日は名古屋で鳥巡りなので、また花鳥園シリーズは中断となる。日曜日の明日、名古屋の鳥スポットで張っていると、私がのこのこ現れる可能性大です。トラフの来るところとか、干拓地とか、観察館のあるあそことか、そのあたり。
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