現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
鬼を作って鬼を食う節分サタデー料理で今年も一年無病息災祈願
2008年02月02日 (土) | 編集 |
節分サンデー

Canon EOS 20D+EF50mm F1.8 II



 今週もサンデー料理ではなくサタデーとなった。明日の午後はゆっくり料理をしてる時間がなさそうなので、一日前倒しにした。
 今回のサタデー料理は当初、明太子づくしの予定だった。いただきものの明太子を使おうと、レシピを調べている途中、鬼の顔をかたどったキャラ弁のレシピが出てきて、そういえば明日は節分だったなと、はたと思い出して路線変更となった。
 今回のサタデー料理のコンセプトは写真を見てもらえれば一目瞭然、節分料理だ。メインディッシュがすべてで、あとの2品は付け足しに過ぎない。メインに力の8割を注ぎ込んだ。
 最初、恵方巻の鬼顔バージョンを考えていたのだけど、手本がなくて難しそうだったので断念。顔の土台とパーツを別々に作ってしまった方が簡単だということで予定を変更して、最終的にこの形となった。
 鬼といわれれば鬼だけど、何かが違うというのは私も自覚している。どこで設計図を間違えたんだろう。随所に盛り込まれたアイディアは我ながら秀逸な部分もあるのだが。たとえば、カップ焼きそばUFOを使ったもじゃもじゃヘアーとか。

 せっかく作るなら食べても美味しくなければ意味がないということで味にもこだわった。土台は、豆腐にすり下ろしたニンジンと明太子を混ぜ込んだものでハンバーグ風にした。赤鬼をイメージしたのだけど、思ったより赤くならなかったのは惜しいところだ。黄鬼というか橙鬼になってしまった。ここをニンジンライスか、ケチャップライスにするともう少し赤くなっただろう。
 豆腐ハンバーグは、塩、コショウ、しょう油で味付けたした以外は余計なものを加えなかった。美味しさ重視なら挽肉入りにした方がいい。
 パーツは、ダイコン、ニンジン、味付けのりで、立体にこだわって制作した。それぞれ、コンソメスープで煮て味付けをして、形に切ったり、のりを巻き付けたりしてある。角はタケノコで作りたかったのだけど、この時期あまり出回ってなくて、ここだけのために買うには高いので断念した。目玉もこだわるなら黒豆を使いたかった。ダイコンのキバが大きすぎたようだ。
 髪の毛のUFOはナイスアイディアだったのだけど、ここももうひと工夫余地があっただろう。ミートスパゲティでもよかったかもしれない。
 これはしかし面白い。子供がいればもっと盛り上がるところだ。福笑いのように顔のパーツを置く位置によっていろいろ表情が違ってくるから、そんなことをしても楽しめる。
 節分の本番は明日なので、これを参考にしてもっと上手に作ってもらいたいと思う。土台はライスの方が自由度が高そうだ。

 鬼バーグにも明太子を使っているけど、他の2品も明太子料理となっている。こちらが最初はメイン料理だった。
 右奥は、白身魚と明太子の挟み蒸しだ。
 白身の切り身に塩、コショウ、白ワインを振ってしばらく置いておく。二枚重ねの下に明太子を塗り、大葉を重ね、炒めたタマネギを乗せて、白身の上を重ねる。それをラップで包んで、レンジで5分ほど加熱して、そのまま放置して蒸しておく。
 ソースは、炒めたタマネギの残りに白ワイン、水少々、コンソメの素、しょう油、塩、コショウ、カラシを混ぜてひと煮立ちさせたものをかける。
 最後に黒コショウ、乾燥バジル、白ごまを振りかけて完成だ。

 左奥は、サトイモとダイコンの明太子とろろがけとなっている。
 皮をむいたサトイモをスライスして水につけておく。ダイコンはいちょう切りにして塩水で茹でたあと、白ワイン、コンソメの素を加えて煮付けていく。あとからサトイモも投入する。
 すり下ろした山芋に明太子を混ぜて、だし汁、塩、コショウ、しょう油で味付けをする。
 あとはサトイモとダイコンに明太子とろろをかけて、刻み長ネギを乗せて、青のりを振ってできあがりとなる。

 鬼バーグの存在感が強すぎて見た目のバランスは悪いものの、トータルの味は悪くなかった。鬼バーグもニンジンの素朴な甘みと明太子の辛さがあわさって美味しく食べられた。子供にしては味がパンチ不足だろうから、ケチャップなどでもう少しはっきりした美味しさに仕上げた方がよさそうだ。
 ただ、明太子というのは他のものを混ぜて脇役に使ってしまうと影が薄くなるものだということを知った。明太マヨネーズパスタなんかならいいだろうけど、明太子はそのままご飯のお供として食べるのが一番美味しいようだ。
 でも、久しぶりにこれまで使ったことがない食材を使えて、その点では楽しめた。新たな食材が新しい可能性を見せてくれる。
 キャラ弁は小さな子供と弁当を作るお母さんだけの楽しみではない。これを夕飯に応用しても全然かまわない。作る方も楽しめる。しかし、必要以上に時間がかかることが難点だ。今回も料理開始から食べるまでに2時間半以上かかってしまった。しばらくキャラものは封印したいと思う。そのうちまた挑戦してみよう。
 今年の節分はこれでやったことにしたい。豆まきは省略してもいいだろう。鬼を食ってやったから、もう大丈夫だ。鬼を外に出すのではなく自分の中に取り込んでしまったんだから、二重に心強い。これで今年一年、無病息災に違いないと喜ぶ私であった。


知らなかったけどマ・メゾンって名古屋では知られた洋食屋さんだったらしい
2008年02月02日 (土) | 編集 |
マ・メゾン-1

Panasonic DMC-TZ1



 三越ラシックに入ってるマ・メゾンへ行ってきた。
 名古屋では有名な洋食屋らしいのだけど、行く前までそんなことはまったく知らなかった。本店は星ヶ丘で、開業は20年ほど前なんだとか。
 ここのことを知ったのは偶然だった。最初はテレビ塔へ行こうと話をしていて、夕飯をどこか適当なところで食べようということで探していてたまたま見つけたのがここだった。テレビ塔の一階に最近オープンした店の他にもいくつも支店があった。セントラルパーク店でもよかったのだけど、駐車場の関係もあってラシックの方に行くことにした。三越ラシックに一度入ってみたいというのもあって。
 店舗は名古屋市と近郊であわせて10店ほどあって、カフェやとんかつ屋なども展開しているようだ。シンガポールにも店を持っている。
 マ・メゾンというのはフランス語で私の家という意味だ。しかし店のコンセプトは英国風。洋食屋の冠がついたところとパブ&レストランをうたっているところとあって、オーナーはイギリス好みのようだ。なんでもイギリスへ行ったとき、おばさんが料理を出して優しくもてなしてくれたことに感動して自分も店を開いたという。それだったらマイ・ハウスかマイ・ホームでよかったんじゃないのか。まあ、店の名前としてはマ・メゾンの方がそれっぽくはあるか。
 私は飲まないからよく分からないけど、ワインやビールなども充実してるそうだ。

マ・メゾン-2

 イギリス風のインテリアがどんなものかさっぱり分からない私としては、店内がイギリスの雰囲気なのかどうかの判断はつかない。とりあえずフーリガンがサッカーを見て暴れてなくてよかった。いろいろネットの情報を読む限り、星ヶ丘の本店と他の店はずいぶん違っているようだ。ラシック店も、イギリスを前面に押し出しているという感じはない。このテーブルクロスとかはそうなのだろうか。
 星ヶ丘店は外観も内装も凝っていて、なかなか評判がいい。インテリアも英国のアンティークを使っているんだとか。会計もムードを壊さないように紙のレシートではなく鍵がテーブルに置かれるらしい。どんな仕組みになっているのかはよく分からない。クロード・ルルーシュ監督の『男と女』からヒントを得たとかなんとか。
 けっこう混んでいて週末は並ぶという情報だったけど、このときは6時過ぎということですんなり座ることができた。それでも座席はほぼ埋まっていたようで、私たちが食べている間にいつの間にか満席になっていた。

マ・メゾン-3

 最初にスープとサラダが出てきた。ライスとのセットメニューで、この日は冷製オニオンスープとかだったろうか。私としては小学校の給食で習って以来、三角食べを信条としているので、メインのハンバーグが出てくるまでじっと待った。しかし、待てど暮らせどハンバーグは運ばれてこない。ツレいわく、スープを飲み干すまで持ってこないつもりかもしれない。仕方がない、じゃあまずスープを飲むか。
 けど、なかなかここから先に進まなかったことは確かだ。混んでいたこともあったのだろう。結局20分くらい待つことになった。ちょっと遅い。注文してすぐに出てくると、それはそれで説得力を欠くのだけど、あまり遅いと間延びしてしまう。
 スープを飲んでほどなくしてハンバーグが出てきたから、ホントに私のスープ待ちだったのか。それは勘ぐりすぎという気もするけど。

マ・メゾン-4

 洋食の基本メニューは一通り揃っていて何を食べるか迷うところだ。しかし、ここの一番の売りが開店当初から変わらない味を保っているデミグラスソースとなると、やはり基本のハンバーグということになるだろう。一番シンプルなマ・メゾンハンバーグにしておいた。
 一口食べて、なるほどと思う。旨いっ! っていうような驚きではなく、ああー、うんうん、そうだよね、と静かに納得する味だ。ハンバーグ自体の質感といい、デミグラスソースといい、家庭のものとは明らかに違うし、ファミレスのインスタントっぽいものとも一線を画している。喫茶店のオヤジが作るハンバーグとも違う。これはなかなかやるねという感じなのだ。
 ツレはとろとろオムライスを注文した。こちらも申し分なく美味しかったようだ。
 どちらも1,000円弱と、街の洋食屋なんかよりも安く、ほとんどファミレス価格だ。もう少し高くてもいいんじゃないかと思うくらいだった。
 この金額設定が名古屋人に受け入れられているというのもあるのだろう。名古屋人は安くて美味しいものが好きだ。お得という言葉に弱い人種だから。
 客層も幅広く、女性が多いというのも特徴の一つといえるだろう。友達同士で来ている女の人が多かった。おばさま一人客もいて、懐の広さを感じさせた。デートにも使えるし、子連れの一家や年配の夫婦でも大丈夫だ。味と金額と店の雰囲気のバランスがいい。

マ・メゾン-5

 店を出たのが7時過ぎで、待ち人が10人ほどいた。並ぶというのは本当だった。ネットからでも一週間以上先なら予約ができるし、電話なら直前でもできるようなので、週末に並ばずに食べたければ予約していった方がいい。
 安心して食べられる洋食屋として貴重な存在なのだろうと思う。何を食べてもハズレがないというのが一般的な評価のようだ。洋食メニュー以外も美味しいようだし、とんかつ屋の方も評判がいい。高級店ではないから、期待しすぎるとたいしたことないじゃないかとなってしまうかもしれないけど。
 私としては、星ヶ丘店の方に一度行ってみたいと思っている。そこで食べてこそ初めてマ・メゾンで食べたということになりそうな気がする。洋食屋さんのクリームコロッケとかも食べたいし、カレーライスも美味しそうだ。4種類のソースで食べるとんかつというのもいけそうだ。そのうち機会を見つけてぜひ行ってみよう。行ってきたら報告します。


鳥ネタの割合が濃すぎるから2倍に薄めるために二本立て更新すべし
2008年02月02日 (土) | 編集 |
香流川風景2-1

PENTAX K100D+TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 ここのところちょくちょく近所の香流川沿いを歩く機会があって(好きこのんでではなく必要に迫られて)、つい先日も歩いて写真を撮ってきたので並べておこうと思う。この前は夕暮れだったけど、今回は少し早い時間でまだ光があった。まったく同じコースで鳥の顔ぶれもほとんど一緒なのに、光があるとないとでは写真が違ってくる。光がいかに貴重なものかを知る。
 今回のデジとレンズは、K100Dとタムロンの望遠ズームの組み合わせだった。このレンズは強い光のあるシーンでは激しく偽色が出るのだけど、一般的な条件ではなかなか優秀だ。F値が暗いから背景のボケはきれいじゃないけど、解像感やクリア感は悪くない。画質的には単焦点に分があるのは間違いないにしても、ズームの自由度はそれ以上に価値がある。300mm単焦点では撮りたくても撮れない場面がよくある。画質が落ちるのはマイナスだけど、撮れなければゼロだ。お散歩撮りの場合はやはりズームに限る。

 まずはお馴染みのコサギさんから。この日はそんなに寒くなかったのに、首をすっこめて寒そうに背中を丸めていた。本当に寒いと感じているのかどうかは分からないけど。
 長い首はどこにたたまれているのだろう。背中の方ではなさそうだから、首からおなかにかけてたたんでるんだろうか。この状態と普段首を伸ばしてる状態では、別の鳥に見える。

香流川風景2-2

 飛び姿コサギ。相変わらずの純白だ。これが貴重な鳥だったら、みんなもっとありがたがっただろうに。白さだけならツルにだって負けてない。
 人は白い生き物に対して畏怖感のようなものを抱きがちだ。白馬とか、白ヘビとか。でも、ありふれていたらありがたみは一気に薄れる。白い犬や猫のように。

香流川風景2-3

 オナガさんが横一列に並んで食事中。オスが4羽揃って、仲良しの仲間だったのだろうか。メスはどこへいったんだろう。
 顔を水中に突っ込んでは出し、出しては突っ込んで、また出して。そのリズミカルな動きはどこかコミカルだ。
  このときは水中のコケか何かを食べていたのかな。

香流川風景2-4

 この日もお馴染みさんしかいなかった。これはマガモだ。
 毎年同じ場所には同じようなメンバーしか渡ってこないというのも不思議な話だ。別の場所には普通にいるキンクロハジロやホシハジロなんかもここでは見かけない。ヒドリガモとかヨシガモなんかも。毎日定点観測していればまたには珍しいやつも紛れ込んでくるのだろうか。
 この写真はカモよりも水の模様が面白かった。

香流川風景2-5

 コガモのペア。
 カモを撮っていてもなかなかドラマチックなシーンには出会えないものだとあらためて思う。魚をとるわけでなく、珍しい動きをするでもなく、色がすごくきれいというわけでもない。カモ撮りって、渡ってきた秋には嬉しいんだけど、冬になるとあまり楽しくないことに気づく。光のドラマでもあれば、アクセントとして役だってくれるんだけど。

香流川風景2-6

 夕方の光が、平凡な風景を少しだけ非凡なものに変えてくれる。夕焼け色に染まってなければ撮ろうと思わなかった光景だ。

香流川風景2-7

 夕陽に長く伸びる自分の影と、散歩する人たち。
 この川沿いはやたら散歩する人が多くて、ほとんど30秒に1度くらいの割合で人とすれ違ったり追い抜かれたりする。だから、写真を撮るにも人目が気になって仕方ない。自分の他にカメラを持ってるような人も歩いてないし。
 だから、この風景に見覚えがあって、川に向かってカメラを構えている男がいたら、それは私である確率がかなり高いのではないかと思う。見て見ぬふりしてさりげなくすれ違ってください。

香流川風景2-8

 これといった収穫がないまま30分弱の散歩撮影は終わった。少し日が長くなって日没にはまだ間があったけど、もう帰ることにする。
 写真向きなのは、香流川よりも一本北の矢田川の方だ。あっちの方が変化もあるし、散歩人だけでなくいろいろな人種が集まっていて被写体も多い。カモのメンバーはだいたい一緒だろうか。
 近いうちにもう一度歩かないといけないから、次は矢田川沿いから行くことにしよう。

 ここのところこのブログの鳥ネタ確率が高くなっているのが自分でも気になる。昨日せっかく神社仏閣ネタがきて、やっと鳥から離れたかと思ったら、またすぐに鳥に戻ってしまった。これはよくないんじゃないか。しばらく鳥から離れた方がいいじゃないか。いや、しかし、まだ花鳥園写真が残っているぞ。あれもネタとして古くなってしまう前に使い切ってしまいたい。
 こうなったら鳥と別のネタの抱き合わせ戦法しかない。鳥と他の二本立てにして鳥の割合を薄めるのだ。濃縮ストレートつゆを薄めるみたいに。
 というわけで、このあと二本目に入ります。またちょっとあとで会いましょう。




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