 PENTAX K100D+smc Takumar 50mm f1.4 / TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 Di
ノア・レポート第三弾は、猫特集でいこう。 ひとくちに猫といってもその種類は多く、トラやライオンなどのネコ科まで入れるとかなりの数になる。いろいろあわせて50種類くらいだろうか。ペットとしてのイエネコも、50種類くらいの品種がいて、私たちが知っているのはそれらのほんの一部にすぎない。 珍獣揃いのノアにもいろいろな猫がいた。動物園でも見かけないような珍しいやつもいる。今日はそんな猫たちを紹介したい。
まずはオオブチジェネットから。 名前の通り、大ぶちのヒョウ柄があるジェネットで、故郷はアフリカの森林だ。夜行性で樹上生活をしているため、詳しい生態は分かっていないという。ノアにはどういう経緯でやって来たのだろう。確かこれは売り物ではなくて、子供から育てたやつだったと思う。 体長は50センチ前後で、尾っぽも同じくらい長い。通常のイエネコよりやや大きいものの、体つきはほっそりしているため、体重も2キロから3キロくらいにしかならない。しなやかな印象を与える猫だ。 食事は小型のほ乳類から昆虫、果実までと幅広い。現地では人間が出す残飯目当てに民家近くまでやって来るやつもいるというから、そのあたりも猫っぽい。
 ソマリはイエネコの品種で野生種ではない。 アビシニアンから生まれた突然変異種で、1930年代にイギリスで誕生したとされている。その後品種改良と定着が試みられ、1978年にようやく新種として認められた新しい猫だ。近年はけっこうな人気種になっているようで、日本での数も増えているという。 ソマリという名前はアフリカのソマリアからきているそうだ。どういういきさつでそういう名前になったのかまでは知らない。 特徴はなんといってもクビ周りのふさふさの毛で、つり上がったアーモンドのような大きな瞳とあいまって、とてもゴージャスなやつだ。六畳一間のアパートには似合わない。尾っぽもキツネのようなフカフカのしっぽをしている。 活発で利発、用心深いかと思えば飼い主にもよく慣れ、立ち居振る舞いは優雅という、なんとも魅力的な猫だ。目をじっと見てると、意思の疎通さえできそうな気がしてくる。
 寝床で丸くなるリビアヤマネコ。最近話題の猫鍋風。 現在いるすべてのイエネコのルーツをさかのぼると、このリビアヤマネコに辿り着く。昔からそうであろうと言われていた説が、最近になって遺伝子研究で証明された。更にさかのぼると、2万年ほど前のヨーロッパヤマネコに行き着き、そこでリビアヤマネコとステップヤマネコに分化されたというのが定説となっている。 ただ、どうしてリビアヤマネコだけが飼い慣らされてイエネコになっていったのかとか、リビアヤマネコは独立種なのか違うのかなど、依然として謎は残っているようだ。現在のリビアヤマネコを赤ん坊から育ててもイエネコのようになつかないともいう。 今から9000年くらい前にはもうペットとして飼われていたようで、古代エジプトでクレオパトラなんかが飼っていたのも、このリビアヤマネコだったであろうとされている。もともとはネズミ退治のために飼い慣らしたといわれているけど、単純に猫を見てかわいいと思う感覚は昔も今も変わらないんじゃないかと思う。ペットを飼うのにそんなに深い理由は必要ない。
 リビアヤマネコが起きたところ。こうしてみると、そこらへんに歩いている普通の猫とそんなに変わらない。耳が大きくピンと立っているところが違うくらいだ。 そうはいっても、アフリカの草原地帯では、草食動物の子供や小動物なんかを襲って食べているというから、やはり猫科の小さな猛獣には違いない。うちのアイが鳩を追いかけていつも逃げられているのとはわけが違う。
 手をなめるしぐさもかわいいシンガプーラ。シンガポール生まれの世界最小の猫だ。 成長しても体重は2キロに満たない。小顔で、耳がとんがっているのが特徴だ。毛並みはグレーがかったアイボリーに微妙な色合いが混じっていて、一見すると地味だけどよく見ると美しい。 好奇心が旺盛で、飼い主だけでなく見知らぬ人にもよくなつくそうだ。飼い主がいくところに常についてまわる犬のような一面もあるんだとか。
 いつからそこにいたのか、どこから来たのか誰も知らないまま、シンガポールの街角に姿を見せるようになったこの猫。あるアメリカ人夫妻が仕事でシンガポールに赴任したときにその噂を聞いて、さんざん探し回ってようやく子猫を発見して飼うことにした。 3年後、猫は成長して子供を生み、5匹に増えていた。夫妻はアメリカに帰ることになり、猫たちも一緒に海を渡ることとなる。 それから少しずつ数を増やし、キャットショーに出場するなどして認知されるようになり、1979年に純血種として公認されたのだった。
 あ、サーバルキャットってこれか。ちょっと前にNHKの「ダーウィンが来た!」でこれの特集をしていた。観た人もいるんじゃないだろうか。 アフリカのサバンナや森林に暮らしていて、それまで生態がよく分かっていなかったのが、このときの取材でいろいろ珍しい光景を撮影することに成功して、少し分かってきたようだ。 一番の特徴としては、最大3メートルもジャンプして獲物を捕らえるというところだ。スピード勝負では小型動物にかなわないということで、空中をジャンプして上から獲物に襲いかかるすべを身につけた。 テレビでは毒蛇を猫パンチでノックアウトするというシーンもあったりして、なかなか興味深い猫だ。 サーバルは、猟犬を意味するポルトガル語で、やはり狩りのシーンが印象的でこの名前が付けられたのだろう。 体は猫と大型の猫の間の中間くらいで、最大で1メートルくらいになる。狭い部屋で飼うのはやや厳しい。体重も大きいもので15キロを超える。
 これは名札もなく、ケージに入っていた白猫。やたら人なつっこかった。 見た目は普通の猫っぽいけど、この店にいるくらいだから何かの品種なんだろう。値段を聞いたらびっくりして、撤退してしまうに違いない。
 たぶん、スコティッシュフォールドだと思う。耳が折れてるやつが一般的だけど、耳が立っているやつもいるらしい。 1961年にスコットランドの小さな農場で飼われていた猫が生んだ子猫の中に、耳が折れている猫がいた。スージーと名づけられた猫が、その後スコティッシュフォールドと名づけられる猫の始まりだった。これは耳の軟骨の形成異常によるものだそうだ。 そのスージーが生んだ子猫のうちの2匹がまた耳折れだったことから、これは遺伝するということになって繁殖計画が立てられることとなる。 しかし、繁殖が盛んになったのはアメリカでのことで、純血種として認められたのもアメリカでの功績ゆえだった。スコットランドやイギリスでは奇形遺伝子ということで登録中止になっているそうだ。 タイプとしては、短毛種と長毛種タイプがいて、折れ耳と立ち耳タイプとに分かれている。折れ具合によっても、シングルフォールド、ダブルフォールド、トリプルフォールドと3段階に区別されているんだとか。
 オマケの犬写真。 ぶちゃいくすぎて愛嬌満点。ダメっぽくて笑える。 すごく太った人がダイエットして皮のたるみがどうにもならなくなったみたいだ。頭なんて、見ようによっては脳みそっぽい。この犬はなんという品種なんだろう。
人生いろいろ、猫もいろいろということで、今回紹介したものも、珍しい種類のごく一部だ。まだまだ世界には見知らぬ猫がたくさんいることを、今回あらためて知った。機会があれば、いろんな動物園やペットショップを巡ってマイ猫コレクションを増やしていきたいと思っている。ノアも顔ぶれが変わっていくから、次に行ったときはまた新しい出会いがありそうだ。 猫は飼っていると日常的に触れ合えるもので特に珍しいともありがたいとも思わなくなるけど、飼ってない人にしたらふと猫を触りたくなったとき、案外身近にいないことが多い。ノラだっていつどこで出会えるか分からない。だから、ペットショップというのは猫を触りにいくというだけでも行く理由になるところだ。ノアなら他にもいろんな珍獣もいる。 猫好きの人にもノアはオススメできる。
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