現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
エースの7のお手並み拝見といきましょうかね(浜田剛史)
2008年03月21日 (金) | 編集 |
αで撮る-1

KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO



 α-7Dと100-300mm APOを持って、夕方近所へ写真を撮りに行った。
 いつの間にα-7Dなんて持ってたんだなどと突っ込んではいけない。いつの間にかだ。そういうこともある。
 100-300mmの望遠ズーム一本勝負ということで、撮れるものが限られる中、撮れるものを撮った。まだα-7Dの使い勝手も画質傾向も分からないから、まずはいろいろ撮ってみることだ。撮りながら掴んでいけばいい。
 一枚目は西日の当たる瀬戸電だ。踏切待ちになって、車の運転席からとっさに撮った一枚だったわりによく撮れた。絵に偶然はないけど写真にはそれがある。
 100mm側の画質は申し分ない。どういう評価のレンズかよく分からないまま買ってしまったけど、これはけっこういいレンズかもしれない。APOだけのことはあるか。

αで撮る-2

 いつもの矢田川の河原。時間がなくて写真を撮りにいく場所が思いつかないときはよくここに来る。そうすれば何か撮るものがあるから。
 逆光のテストをしてみる。フードなしでも問題ない。古いレンズだから当然デジタル用のコーティングなどされているはずもないけど、逆光には強そうだ。
 コントラストのきつさはミノルタの方向性で、一眼になってもそれは変わらなかったようだ。白飛びを出さないように露出がアンダーで、暗部がつぶれがちになる。ミノルタのコンパクトデジを何台か使ったときと似たような印象を受ける。他の人が撮ったα-7の写真でもそうだ。深いといえば深いし、重いといえば重い。このあたりはもう少しパラメーターを変えて、好みの画質を見つける必要がありそうだ。

αで撮る-3

 色の出方は思ったほどクセがなくて素直だ。ペンタックスともキヤノンとも違うけど、ニコンやフジのようにいちいち調整しなくてはいけないようなことはない。
 記録はいつものようにRAWで撮って、Photoshopで現像している。調整はしやすい方だ。

αで撮る-4

 ピントは速くないものの、動きものにもそこそこついていける。K100Dよりずっと良く、20Dよりちょっと落ちるといったところか。連写速度も連写枚数も必要充分と感じた。ピントは合いやすい。

αで撮る-5

 矢田川のカモ状況を調べるという目的もあった。雨上がりで増水していたことの影響もあったのかもしれないけど、やはりカモは減っていた。3月も半ばを過ぎたし、多くのカモが北へ渡っていった。姿が見えたのは、居残り組のコガモ数羽だった。
 桜が散る頃にはカモたちもいなくなっている。そして川はまた秋まで寂しくなる。

αで撮る-6

 よく探したら他にもカモたちがいた。シルエットになっていてよく見えなかったけど、渡らないカルガモだったかもしれない。
 寒いところで暮らすカモだから、最近の名古屋はもう暑いくらいなんじゃないか。すべての鳥が暖かいところが好きなわけじゃない。暖かいのが苦手な鳥もたくさんいる。大部分のカモたちがそうだ。

αで撮る-7

 お馴染みのムクドリとスズメの群れが、地面でエサを探していた。体のサイズはだいぶ違うけど、仲良く共存できているようだ。
 そういえば今シーズンは一度も地面のツグミを見なかった。特に珍しい鳥でもないけど、シーズンに一度くらいは見ておかないともやもやが残る。もうツグミたちも群れになって北へ渡っていってしまっただろうか。

αで撮る-8

 ミコアイサがどうなったか気になって、雨池に移動した。
 車を降りたらノラがお出迎え。ここは確かエサやりの人がいるはずだ。4匹くらい集まっていた。私もカリカリをあげようと思ったら逃げられた。そうそう、それくらい用心深い方がいい。
 暖かくなってノラたちにもいい季節になった。もうしばらくしたら子供も生まれる。春は楽しいことがたくさんある。

αで撮る-9

 やっぱりミコアイサはいなかった。北へ旅立ったのだろう。残念だけど、仕方ない。
 今年は3回見られたからよかった。あともう一歩近くから撮りたかったというのはあったけど、また来年の楽しみとしよう。
 それ以外のカモもほとんどいなかった。それを見て、自分の中でもう池の鳥撮りの季節は終わった。私が次に池を訪れるのは、秋になるだろう。

αで撮る-10

 雨池は何度も訪れてるのに、池の周囲の崖にこんなふうに家が建っているということに初めて気づいた。かなり無理して建てている感じだ。段々畑みたいになっている。
 気づいたといえば、α-7は光がないシーンではホワイトバランスが崩れる。色調がピンクがかる傾向があるようだ。オートではなく太陽光で固定した方がいいかもしれない。

αで撮る-11

 手ぶれ補正の効きは、K100Dやキヤノンの手ぶれ補正レンズに比べて悪い。100mm側で1/20秒くらいでも止まらずブレる。300mmになるとある程度のシャッタースピードが必要になる。
 ノイズは比較的少なめだから、ISO800と400で撮ってみて、ノイズがどれくらいになるかというのも試してみよう。

αで撮る-12

 激しく降っていた雨も昼までにはやんで、夕方は晴れ間が戻った。水たまりが夕空を映す。

 まずは試し撮りということでこんなものか。レンズ一本では、画質が本体の傾向なのかレンズのクセなのか分からない。αシステムを一から揃えるのは大変だけど、まずは広角ズームと、明るい標準の単焦点が欲しい。α-7についての評価はそれからだろう。
 100-300mm APOはなかなかいいレンズだと思う。ズームだし、F値が暗いからキレはさほどでもないものの、普通の望遠ズームより写りはいい。そこそこ軽量コンパクトだし、持ち歩くにも向いている。
 なにはともあれ、もう少しこいつを使い込んでみよう。望遠レンズが活躍する場所といえば、あそこだ。




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