現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
近江の国で信長と秀吉の足跡を辿る 〜滋賀歴史探訪<予告編>
2008年04月10日 (木) | 編集 |
滋賀巡り1-1

Canon EOS 20D+EF-S 17-85mm f4-5.6 IS



 青春18切符を使って滋賀県の神社仏閣と城巡りをしてきた。くたびれた。
 15時間のうち、9時間歩いて、電車で2時間立ちっぱなしというのはきつかった。疲労の限界を二度超えて、二度ウォーキングハイになった。一線を越えて疲れを感じなくなる状態だ。
 特に安土城攻略に手こずった。往復1時間の山登りで体力の3分の2を失ったのが厳しかった。
 結局、行くことができたのは、近江八幡、安土、彦根、長浜の4ヶ所だった。それぞれについて書きたいことがいろいろあるのだけど、気力も体力も残っていない。詳しいことは明日以降として、今日はさわりの部分を写真で紹介するにとどめたい。予告編のような形で、滋賀巡りのプロローグをお送りします。
 まずは近江八幡駅から。

滋賀巡り1-2

 八幡堀の水郷巡りの様子。桜がまだ満開に近いくらい咲いていて、柳の風情と相まって、なかなかいい雰囲気だった。

滋賀巡り1-3

 近江八幡は、秀吉の甥の秀次が作った城下町で、信長亡き後、安土の町をここに移すことで発展を遂げた。江戸時代に入ってからは商業の町として栄え、今なおその面影を色濃く残している。

滋賀巡り1-4

 ある意味では今回のメインであった安土。一度は行っておかなければならない場所と思い定めていた。ここを訪れてみて、一日ではちょっと消化できないくらいいろんな思いが自分の中に生まれた。

滋賀巡り1-5

 駅から安土城までは徒歩20分。特色のない地方都市の町並と広大な田んぼが広がる。ここに安土城下町の姿を想像することはほとんど不可能だ。気配さえ残っていない。愕然とするような思いだった。
 この地に安土城と町があったなんて、まったく信じられない。

滋賀巡り1-6

 安土城に関しては、発掘調査と復元作業が進められ、少しずつ全容が明らかになりつつある。
 それにしても、何がしたくてこんな険しい山の上に安土城を建てたんだ。お館様、それがし、体力の限界でござる。しばちお待ちを。ええい、オオタめ、なにをぐずぐずしておると、お館様が上で怒っている気がしてなんとか登り切った。

滋賀巡り1-7

 安土ですっかり体力を消耗した私であったけど、予定はまだ半分残っていたから休んでいる時間はなかった。続いて訪れたのは彦根だ。
 子供の頃両親に連れられて訪れて以来で、久しぶりというには時間が経ちすぎていてほとんど思い出せなかった。駅前の記憶もない。

滋賀巡り1-8

 彦根城は覚えていた。この場所で記念写真を撮ったことも覚えている。
 けどそれは、写真の記憶かもしれず、その場に立った感じとしては、こんな狭かったかなという思いもあった。城もイメージしていたものより小さかった。昔は外観がこんなにきれいじゃなかった。きれいすぎて逆に重厚さがなくなった。

滋賀巡り1-9

 彦根も裏通りには古い家並みが残っていて、そのあたりも少し歩いた。
 表は相当に観光地化されていて、良く言えば洗練されたと言えるし、悪く言えば俗っぽくもなった。国宝だけに外国人観光客も多いから、ひなびた昭和の観光地ではダメだということだろう。

滋賀巡り1-10

 長浜に着いたときは、もう日没直前だった。長浜城も鉄道スクエアも閉まっていることは分かっていたけど、次にいつ来られるか分からない。寄るだけでも寄っておいた。

滋賀巡り1-11

 長浜はこれといったものが何もないようでいて、実はいい町だ。古い町並みやネオクラシックといったような雰囲気が混ざり合って、のんびり散策すると楽しい。
 信長が作った町と、家康が作った町と、秀吉が作った町ではそれぞれ特色が違っていて、秀吉が関係したところは明るくて楽しい印象を受ける。人を喜ばせるのが好きで、楽しませることが得意だった秀吉ならではかもしれない。

滋賀巡り1-12

 長浜城は秀吉が初めて一国一城の主になった城だ。しかし、早い段階で廃城になって、取り壊した木材の多くは彦根城に使われている。もともとどういう形をした城だったのかもよく分かっていないため、これは想像復元だ。そういうこともあって城とは言い張らず、長浜城歴史博物館と称している。内部ももちろん鉄筋コンクリートだ。
 ここは10年くらい前に一度訪れて、中にも入った。
 今ちょうど桜が満開で、夜桜見物客がたくさんいて、飲んだり騒いだりしていた。

 今回も写真をたくさん撮ってきたので、できるだけ載せつつ、勉強もして、個別にいろいろ書いていきたいと思っている。
 今日のところはこれくらで終わっておこう。




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