 Nikon COOLPIX 3500 / Canon EOS 20D+EF-S 17-85mm f4-5.6 IS
桜の季節が始まって以降、ブログの更新が行動に追いつかなくなっている。2008年桜シーズンが完結しないまま松本へ行き、すぐに滋賀を巡りしてしまったから、内容もあちこちに飛んで、どれも中途半端に残されたままだ。順番に完結させていこうとするとリアルタイム性を失って、ネタとしても旬を過ぎてしまう。 どうしたものかと思いつつ、毎日休まず一つずつ書いていくしかない。けど、それではやっぱりたまる一方なので、今日は二本立てにする。一本目はまず松本に戻って、二本目は更にさかのぼってカタクリのときの足助を終わらせてしまうことにした。滋賀の話はどれも調べ物に時間がかかるので、後回しにする。写真のRAW現像も半分しか終わってない。 そんなわけで、松本の話だ。今回は行き帰りに撮った写真を集めてみた。電車の中などでは人目が気になって大きなデジは取り出しづらいから、コンパクトデジで撮ることが多い。COOLPIX 3500はレンズが回転しておなかの位置で正面のものが撮れるから、こういうときに威力を発揮する。一部、EOS 20Dを使った写真も混ざっているけど(みやげの雷鳥と店の写真)、ほとんどはコンパクトデジだ。スナップなら一眼デジと大きな画質の差はない。 上の写真は、今回のお気に入りの一枚だ。家族旅行を象徴するようなとても微笑ましい光景だった。
 名古屋から松本へはJR中央本線で行く。東京でも名古屋周辺でも通勤、通学の足という顔と、旅行列車の顔と、二つを持ち合わせている路線だ。もともとは中央本線と支線の総称としての中央線だったのが、JRになって一緒になってしまったので、ちょっとややこしくなった。中央線と中央本線は別のものなんじゃないかとも思いがちだ。名古屋-塩尻間を中央西線、東京までを中央東線として区別することもある。 名古屋と東京と結ぶJRとしては、JR東海道本線もある。名古屋-東京間なら普通はそちらを使う。中央本線は山の中を走っているから、所要時間が全然違う。中央本線で名古屋から東京へ行こうと思ったら、半日くらいかかりそうだ。 中津川も一つの分岐点で、この先は利用者が減るので名古屋から中津川止まりの列車も多い。こんなところで降りても馬篭宿くらいしかないと思うんだけど、みんなどこへ行くんだろう。小学校の遠足で中津川の付知峡へ行ったことがある。河原で拾ってきた石に「中津川」とマジックで書いて、それをカマボコの板に貼り付けてしばらく部屋に飾っていたのを覚えている。あの石はまだ押し入れの奥に眠っているはずだ。 松本へ行ったときは、ナイスホリデー木曽路という快速電車で行った。これは名古屋から塩尻まで直通なので便利だ。昔はけっこう本数があったそうだけど、今は週末や連休中などに一日一往復だけ運行している。
 右に写ってる車両がナイスホリデー木曽路だ。シルバーの車体にオレンジのラインが目印となる。 写真は塩尻で降りたときの様子で、けっこう乗客が多かった。桜にはまだ早い時期だったのに、みんなどこへ行ったんだろう。 塩尻からは篠ノ井線に乗り換えて松本を目指す。ここまで来れば松本は近い。普通電車で17分でいく。 しかし、長野行きの普通電車は通勤時のように混んでいた。普段乗らない電車に乗ると、びっくりするくらい人が乗っていたり、驚くほど乗っていなかったりして戸惑うことが多い。 塩尻から長野までは1時間半もかかる。長野県の地理はほとんど分かってなくて、松本まで行けば長野は次くらいなんだろうと思っていたら大間違いだった。
 出た。やっぱりいたか、電車の人。一両編成の古そうな電車を撮っていた。私も訳も分からず便乗してみる。さりげなく後ろに回り込んで、電車の人ごと撮ってみた。貴重な車両なんだろうか。 それにしても、期待を裏切らない電車の人スタイルだ。オシャレな格好をした女性とかがもっと電車の写真を撮るようになれば、電車の人のステイタスも上がると思うんだけど、今のままではそれは難しい。電車を撮るという行為よりも電車を撮っている人にやや問題があるのではないかと思わないでもない。
 別の電車を撮っていたら、すごいフレームインをされた。ここにもいたか、電車の人。あまりにも見事なカットインだったので、このまま写真を採用してしまおう。 この人もチェックのシャツにポケットがたくさんついたベストか。みんな外さないな。
 日本のダイヤは優秀だからめったに遅れないものだと思っていたら、それは都市での話で、地方へ行くとガンガンに遅れるということをここ数日で思い知らされた。塩尻でも8分くらい遅れたし、滋賀では45分も遅れてきた。 ちょっと時間を持て余して、駅でも撮ってみる。塩尻はワインと遺跡の町らしい。キツネはなんだったんだろう。説明の看板があったのだけど、ちょっと遠くて読めなかった。 バックに冠雪した山が見えて、ああ、信州へ来たんだと実感する。 塩尻には何があったんだろう。交通の要所ではあるけど、塩尻の名所や名物というのは聞かない。化石なんかがよく出るところという印象は正しいのだろうか。
 松本駅はさすがに大きかった。駅ビルもあって、いきなり都会に来たという感じがした。 長野県の県庁所在地は長野市だけど、松本市と思っている人も少なからずいるかもしれない。規模としてはそれくらい立派なものだった。駅前も商業地区として発展していて活気がある。 松本は国宝松本城があるところだから、新幹線が来ていてもよかった。長野新幹線は延長の予定がないんだろうか。東京方面からは新宿からあずさが松本まで直通で出ているけど、それでも3時間以上かかる。
 松本駅と直結している駅ビルMIDORIは、去年リニューアルオープンしたそうだ。今回は時間がなくて寄ることができなかった。 これは帰りの写真で、夕方6時台の電車を逃すと、名古屋まで帰り着けないということで焦っていた。次の電車では中津川で朝まで待たないといけないという非常事態になってしまうのだ。長野県なんて愛知の隣の隣って感じがしてたけど、実距離としては相当遠い。滋賀までは1時間半で行けるのに、松本までは3時間半かかることを思えば、そりゃあ近くはない。
 ツレが連れていってくれた駅前の松田屋さん。松本みやげといえばここで買うのが定番らしい。たたずまいも古典的で、民芸品って響きも久々だ。 今回は、買って帰るおみやげがはっきりしていた。忘れていて途中で思い出したんだけど、長野みやげといえばアレしかない。
 そう、雷鳥の里だ。長野で一番売れてるおみやげといえばこれと、店の人もすすめてくれた。すすめられなくても最初からこいつを買うつもりだった。 少し前に名古屋みやげで名古屋嬢というのを買ってツレと食べて、そのときこれは雷鳥に似てるという話が出て、だったら買ってもう一度確かめてみようということになったのだった。 食べてみると、なるほど似ている。というか、そっくりだ。雷鳥の方がややビターで、名古屋嬢の方が甘いような気もしたけど、お菓子の種類としては間違いなく類似品だ。固めの焼き菓子で、他にもこういう菓子を食べたことがある。雷鳥がオリジナルというわけではなく、ありがちなお菓子と言っていいだろう。 でもこれはやっぱり美味しい。どんどん食べて、すぐに食べきってしまった。もっと買ってくればよかったか。いや、名古屋嬢があるではないかと思い直す。 商品のコピーがなかなか素敵だ。 「山岳銘菓」 北アルプスの象徴的な存在である雷鳥をモチーフにした菓子だから、山岳銘菓なのか。名前だけ聞くと、山登りして山小屋でしか売ってないのかと思わせる。 それにしても、お菓子と雷鳥との間に一切の関連性がない。雷鳥の形をしてるわけではなく、雷鳥の絵の焼き印があるわけでもない。唐突に雷鳥の絵が描かれた紙が入っているだけだ。みんなはこの雷鳥の絵を取っておくのか、捨ててしまうのか。 でもまあ、美味しいからよしとしよう。次に長野へ行ったときはまた買わないと。 そういえば、滋賀へ行った帰りに名古屋駅で赤福を買おうとしたら、駅の構内にある3軒のみやげ物屋すべて売り切れていた。売れ残るといけいから販売個数をかなり減らしているようだ。これも今度名古屋駅へ行ったときは早めに買わないといけない。
 帰りの電車の中で食べるために、松本で駅弁を買った。あまり選択肢がない中で選んだのが、このとり釜めしだった。失敗した。全体に薄味すぎて、しかも私が苦手な漬け物が大量に入っていた。そういえば信州名物といえば野沢菜漬けだ。よく確認しないまま買ったら、ご飯の上半分を野沢菜漬けが覆っていた。これには苦戦した。 駅弁とほか弁を冷静に比較すると、ほか弁の方が美味しいという事実に気づく必要がある。駅弁とコンビニ弁当でも駅弁は負ける可能性がある。旅行情緒に惑わされてはいけない。
 帰りの中津川からの電車はがらんどうだった。昼間の人たちはとっとと帰ってしまったんだろうか。このときはまだ7時台だったと思うんだけど。
 帰宅時間を30分早めるために、名古屋駅まで行かずに大曽根で降りて、歩いてバス停まで向かった。 大曽根駅あたりは暗い。ナゴヤドームの最寄り駅だから、試合があるときはもっと人が多いのだろうけど、このときは暗すぎて道に迷いそうだった。 なにはともあれ、こうして無事松本・安曇野行きから帰ってきたのだった。めでたし、めでたし。と、松本編が完結するかと思いきや、そうではない。松本城や松本の町並編がまだ残っている。近々、そのあたりについても書く予定だ。あと二回か三回だろうけど、いずれにしてもまだ続きはあるのだった。
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