 Canon EOS 20D+EF 50mm f1.8 II
最初、チベット料理を作ろうとして頓挫した。チベットを代表するモモやツァンバなどを作ろうとすると、大麦や麦こがし粉なんてものが必要となって、一歩目から前のめりにつんのめる。そんなもの、このへんのスーパーではたぶん売ってない。肉も生で食べたりするそうだから、ついていけない。検討を始めて15分で早々にあきらめた。チョモランマはそう簡単には越えられない。 それに続くアイディアが浮かばず、なんとなく頭に思い浮かんだ料理を3品揃えることになった。当初は和食のイメージで作り始めたのだけど、いつものように途中から料理が蛇行を始めて、気づけば洋食になりきれない洋食のようになっていた。今日もまたノーコン料理人ぶりを遺憾なく発揮した。作ってみなければ何ができるか分からない。どんな料理になるかは料理に聞いてくれ。
右手前は、エビと白身魚の岩石揚げ・カレー風味タルタルソースかげだ。 エビの背わたとはらわたを取って、白身魚は砕いて、タマネギを刻んで混ぜる。塩、コショウ、白ワイン、しょう油少々で下味をつけて、カタクリ粉、卵をまぶしたあと、小さい四角に切った食パンをまぶして揚げる。油の温度は低めで、じっくり時間をかけた方がいい。衣の食パンが焦げやすいので。 普通の唐揚げよりも更にさくさく感が強まって、独特の食感になる。中はぷりぷりで外がカリカリ、とっても美味しいのでおすすめだ。 中身はいろいろ応用が利く。肉団子でもいいし、普通にジャガイモをつぶしてコロッケのようにしてもいい。 タルタルソースは、ゆで卵、タマネギ、パセリ、塩、コショウ、からし、カレー粉、マヨネーズを混ぜて作る。 写真では後ろに隠れいているけどアスパラも衣をつけて揚げている。
左奥は、ほくほくジャガイモボールと野菜のコンソメスープだ。今回の中ではこれが一番美味しい自信作となった。 まずジャガイモボールを作る。刻んだジャガイモをレンジで5分加熱して、多少形が残る程度につぶす。これにパセリの刻み、塩、黒コショウ、コンソメの素、カタクリ粉を混ぜて団子にする。表面にカタクリ粉をまぶしてから、たっぷりのオリーブオイルを入れたフライパンで転がしながら焼いていく。崩れないように表面を固めるためだ。 スープは、タマネギ、鶏肉を炒めて、水とコンソメの素を加えて、下茹でしたニンジンと、白菜を入れて煮込んで作る。最後にジャガイモボールを加えてしばらく煮たら完成だ。 普通に煮込んだものとはジャガイモの食感が全然違う。ほくほくで少しもちっとした食感とコンソメスープがよく合う。 ジャガイモメインなので、スープにしないでソースをかけて食べてもよさそうだ。トマトソースやホワイトソースにも合うと思う。
右奥は、写真ではハンバーグ風に見えるだろうけど、実際は豆腐蒸しの八丁味噌ソースになっている。ここに和食が混ざっていた。 木綿豆腐をレンジで水切りしたあとくだいて、卵、酒、みりん、しょう油、塩、コショウ、刻み長ネギ、小麦粉を混ぜる。それをラップでくるんで口を止めて3分から5分ほど加熱する。茶碗蒸しのようにしてもよかったかもしれない。 八丁味噌ソースは、味噌にだし汁、酒、みりん、砂糖、七味を加えて作った。 この前買ったカクキューの八丁味噌を使おうということで強引にねじ込んだ一品で、これが全体のバランスをやや壊すこととなった。単品として見れば美味しかったのだけど。
私の料理の欠点は、結果オーライ的な部分が多々あって、行き当たりばったりなところだ。失敗を次に活かしづらく、再現性にも難点がある。同じものを作りたくないという思いが、成長を遅らせている。美味しいものができたとしても、偶然によるところが大きいから、成功の根拠が乏しい。スポーツにおける弱いチームのようなものだ。やるべきことをきっちりやらず、勝ち負けに一喜一憂していてはいいチームになれない。料理にも同じことが言える。性格的には料理人には向いていない。 今年の目標は、基本の料理を基本通りに作れることというものだったはずだけど、すっかり忘れている。今年ももう、3分の1も終わってしまった。残り3分の2で、料理はけっこう得意ですよと言えるところまでいきたいと思っている。今の状態は、一応それなりのものは作れるけど得意と言うほどではない。 写真も料理も今ちょっと頭打ちのような感じだから、なんとかもう一段上にいきたいところだ。そのためには、試行錯誤をして撮り続け、作り続けるしかないのだろう。投げ出さずに続けよう。
|