現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
富士山のお見送りで河口湖本編は終了 -激闘・河口湖編<第七回>
2008年05月08日 (木) | 編集 |
河口湖番外編2-1

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 / TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 4月の終わりといえば、名古屋や東京では初夏の入り口という時期なのに、富士山の麓である河口湖ではまだ春まっただ中だった。少し前までソメイヨシノが咲いていたくらいだから、名古屋でいうと4月のはじめあたりに相当するだろうか。一ヶ月とはいわないまでも、3週間くらい季節が戻った感じだった。菜の花が見頃で、ああ、春だねぇと思うのだった。
 これは、冨士御室浅間神社に向かっている途中に出会った景色だ。少し前を行くちびっ子の女の子たちがポータプルプレイヤーでコブクロの「桜」を聴いていた。「蕾」じゃなくそっちできたかと思う。

河口湖番外編2-2

 同じく浅間神社へ向かう途中。何桜か分からないけど、まだ咲き残っていた。下に落ちている花びらからすると、ソメイヨシノっぽい気もする。遅咲きの木だったかもしれない。
 前を行くのは帽子とリュックという正統派スタイルの二人組だ。きっと夫婦さんだろう。

河口湖番外編2-5

 河口湖にはいくつか美術館があって、これはその中の一つ、河口湖美術館の前で咲いていた芝桜だ。
 これだけで人を呼ぶことはできないにしても、そこそこ楽しませてくれる。この日はもしかしたら秩父の芝桜を見に行っていたかもしれなくて、それの代わりにはならなかったけど、ここで少し見られてよかった。
 その他、木ノ花美術館や、オルゴールの森美術館などがある。オルゴールの森は周辺が魅力的らしいから時間があれば行きたかったのだけど、さすがにもう時間切れとなった。レトロバスの最終は5時前後と早い。

河口湖番外編2-3

 流鏑馬の合間にふと空を見上げると、山を背景にトンビがゆったり舞っていた。
 いいねぇ。雄大だねぇ。こんな風景にはトンビも絵になる。

河口湖番外編2-4

 夕暮れの優しい日差しに照らされる山々。少しかすんだ感じが素敵だ。
 日没前になって少し日差しが戻ってきた。そして、このあと、私たちは最後の最後に富士山を拝むことになる。

河口湖番外編2-6

 これはまだ全貌が見えていない、創造の森のときだ。望遠で狙ったら稜線の雪まではしっかり見えた。そこから上は雲の中で、想像するしかなかった。

河口湖番外編2-7

 ようやく山頂まで見えたのがこれ、帰りのレトロバスの中だった。かなりかすんでいてくっきりとは見えなかったものの、この日初めて上まで見られて感慨ひとしおだった。
 わざわざ席を移ってまで写真を撮ったのだった。

河口湖番外編2-8

 帰りの富士急線の列車からやっとはっきり姿を見せてくれた。遅いよと言いたかったけど、帰りを見送ってくれたと思ったらありがとうだ。これを見られたことでほぼ思い残すことがなくなった。
 裏から見る富士山は、鏡面文字みたいで不思議な違和感がある。現像の反転を間違えてしまったような感じとでもいおうか。
 それでもやっぱり富士山はいいものだ。あらためてそう思った。
 上の方はまだ真っ白で、山開きはもっと先になるのも納得だ。この雪では一般人は登れないだろう。

 こうして私たちの河口湖行きは終わった。河口湖をたっぷり堪能して、もうおなかいっぱいだった。
 かなりタイトなスケジュールをこなし終えた満足感は強かった。予定していたことは全部できた。良くを言えば、河口湖とカチカチ山で富士山が見たかった。もう一度行ける日があるといい。そのときは今回行けなかった西湖の方にも行ってみたい。
 車で行く方がずっと行動範囲が広がるのだけど、名古屋から日帰りはきついか。泊まりで富士五湖を巡るなんてのも面白そうだ。
 ブログの河口湖編の本編もこれでおしまいとなります。楽しんでいただけたでしょうか。いやはや、長かったですね、いろいろと。でもまた、前後の東京編と名古屋編でお会いしましょう。近いうちに。


河口湖番外編第一弾は乗り物やら建物やら -激闘・河口湖編<第六回>
2008年05月08日 (木) | 編集 |
河口湖番外編1-1

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 / TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 今日は河口湖の番外編。1回におさめるには微妙に枚数が多くなったので、二本立てにして一気に終わらせる。本編に入り切らなくて、そのまま捨ててしまうにはもったいない写真を集めて並べておきたい。
 まだ河口湖編の延長戦としてナンジャタウンと早朝名古屋編があって、プロローグとして早朝東京編があるから全体としてはまだもう少し続くのだけど、河口湖本編としては今日が最後になる。
 河口湖シリーズはどれも説明が長くて書くのも読むのも大変だったから、今日は写真中心で短くしたい。デザートのようなものと思ってさらっと見てください。

 一枚目の写真は個人的にかなり笑えた。電車が到着したときの河口湖駅は、うなる中高年という感じでシルバーな熱気ムンムンなのだ。みなさんお元気で何よりです。帽子とリュックの比率が異常に高い。無帽でトートバッグといった出で立ちの我々など素人丸出しだ。
 富士急行線の駅としては、手前の富士急ランドで親子連れが降りて、その前の富士吉田駅でもリュックを背負った人が大勢降りていた。まだ富士山は山開きしてないから、あのあたりのハイキングコースでも歩くのだろうか。もしかすると、 忍野村から山中湖まで歩くのかもしれない。
 団塊の世代が大量退職したから、今後は中高年の観光客がどこも増えるに違いない。65やそこらじゃまだまだみんな元気だから。

河口湖番外編1-2

 新宿から乗っていったのがこれ、ホリデー快速河口湖1号だ。行き先表示がくるくると長いこと回って、ようやくこの表示が出てきた。とても昭和チックで嬉しくなる。
 これは国鉄時代の特急をそのまま流用した古い車両で、けっこう人気がある。乗る人にとってというよりもむしろ撮る人にとって。ホリデー快速河口湖を検索すると、乗るための情報よりも撮った写真がたくさん出てくる。撮り鉄の人はわざわざいいロケーションのところまで行って、この電車を撮っている。自分が乗っていては撮れないから乗らない。
 これはあずさ色で、もう一種類、彩野とかいうベージュとオレンジツートンのタイプもある。
 快速ではあるけど、大月での乗り換えなしに富士急行線に乗り入れて直接河口湖まで行ってくれるから便利だ。土日祝日に一日一往復している。大宮発のホリデー快速河口湖もあるようだ。
 気候がいいときはかなり混むようで、この日も新宿の時点でほぼ満席だった。そのあとも乗客は増えて、立っている人もかなりいた。座席を確保したければ、発車の15分くらい前に並んだ方がよさそうだ。

河口湖番外編1-3

 あ、フジサン特急だ。車両のペイントの絵がかなりふざけてる感じで脱力感を誘う。富士山が怒ったり笑ったりしている。
 大月駅と河口湖駅を40分で結んでいて、1号車は展望席とラウンジ席がある。着席整理券というのを1,000円で買うと1号車には必ず乗れるのだけど、着席は早い者勝ちという厳しいルールが設定されている。けど、一番先頭の展望席なんてのは、電車好きにはたまらない。
 ただし、場合によっては先頭を取ったと思ったら後ろ向きに進むことがあるので注意が必要だ。一番後ろの展望席で去りゆく風景を見ながら進むのは、ちょっと切ない。

河口湖番外編1-4

 どういう素性の車両かは知らないけど、一見して電車の人と分かる三人組が写真を撮っていたので、私たちも便乗して撮っておいた。お仲間と思われただろうか。
 深いブルーと白のコントラストが美しい。

河口湖番外編1-5

 これは駅前に飾ってあったやつだ。見るからに古そうだから、昔この路線を走っていて引退したものだろう。
 ちょっと気になったので検索したら引っかかった。「富士山麓電気鉄道 モ1号」だそうだ。裏手に回れば説明のプレートもあったみたいだ。中に乗り込むこともできる。
 富士急行の前身富士山麓電気鉄道が1929年に路線を開業させたときに造られた車両らしい。
 ということが分かったところで、私としてはふーんとしか反応のしようがないのだけど。

河口湖番外編1-6

 河口湖駅の表玄関側。
 開業は1950年で、2006年に新しい駅舎に建て替えられたようだ。どうりできれいだったわけだ。
 本来ならこの駅の背後にどーんと富士山が見えるはずなのに、ご覧のように雲に隠れてまったく見えない。まさかこの後ろに富士山が隠れているとは思わない。駅前からキョロキョロあたりを見渡して富士山を探せども見つからず、なんだか悪い冗談のようだった。富士山ってどっちの方角に見えるんですかと道行く人に尋ねたくなったくらいだ。いや、実際に創造の森で交通整理をしていた人に訊いて教えてもらったのだった。
 まさか河口湖へ行って富士山を探すことになるとは思ってもみなかった。

河口湖番外編1-7

 河口湖の周辺をレトロバスという観光バスが走っている。しかし、これが案外くせ者で、こいつに合わせようとするとけっこう無駄な時間ができたり、すごく慌てたりしないといけないことになる。30分間隔というのは採算を考えるとぎりぎりか赤字なのかもしれないけど、休日などはもう少し増やして欲しい。
 代金がまたけっこう高めで、遠いところへ行くと400円以上かかるし、一周すると1,000円も取られる。こういう観光地バスは一回100円とか150円とかが相場なのに、ここのは高い。移動距離が長いということもある。
 何回か乗り降りするならフリーパスを買った方がよさそうだ。私たちは東京からの往復と、ロープウェイやレトロバスが乗り放題のフリーチケットを買っていった(河口湖・西湖フリーきっぷ4,600円)。東京起点の人はそれがオススメだ。

河口湖番外編1-8

 河口湖の湖畔に建つ河口湖ホテル。外観はちょっと洒落てていい感じだった。もちろん泊まらない。私たちは歩いている途中で前を通っただけだ。

河口湖番外編1-9

 河口湖ハーブ館。時間がなくて中には入らなかった。
 ハーブ関連のものが売っていたり、ティールームがあるようだ。
 入り口の横にはきれいにチューリップが咲きそろっていた。

河口湖番外編1-10

 富士御室浅間神社から駅に向かって歩いている途中、狭い道の方に入っていったところで見つけた丸ポスト。
 丸ポストが店先を占拠してるのか、店が公共の道路を私物化しているのか、どっちもどっちというところに立っている。
 駅前にも丸ポストがあったから、他にも探せば見つかるかもしれない。
 気になったときは検索。丸ポスト好きな人は多く、そういう人は全国いろんなところを回ってよく知っている。河口湖周辺では、渡船場入口バス停近くの橋のところにもう一つあるようだ。ポストの数え方は、1基2基らしい。それも初めて知った。

 番外編の第一弾は乗り物や建物などを中心にお届けしました。
 第二弾は自然と富士山をお送りします。
 このあとすぐ。
 その前にいったんCM入りま〜す。




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