現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
2,200円でトイレが満天の星空を映す宇宙になった 2005年12月29日(木)
2005年12月30日 (金) | 編集 |
大人の科学マガジン・プラネタリウム

Canon EOS D30+EF28-105mm(f3.5-4.5), f4.5, 30s(絞り優先/三脚)


 年末だというのにのんきにこんなもの作っていていいのか、私? そんな自問自答も吹き飛ぶ星空発生装置。おお、すごいぞ。満天の星空だ。我が家のトイレが宇宙になった。ララァ、私を導いてくれ、と思わずつぶやいた。
 しかし、どの角度がきれいに映るんだろうと、くるくる回していたらなんだかめまいがしてきた。これが宇宙酔いというやつだろうか?(たぶん違う)
 うーん、くらくらする。

 これは9月に発売された「大人の科学マガジン」の付録で、その存在を知った10月には売り切れていてなかなか手に入らなかった。オークションではプレミアがついて定価を超えてるし、再販されるのを待っていたらこんな年末になってしまったのだった(11月の終わりに再販されたはずだけどしばらく存在を忘れてた)。
 定価2,200円を安いとみるかどうかは人それぞれだろうけど、付録のプラネタリウムの出来のよさはそれ以上の価値があると思う。口コミで広がってかなり売れたようだ。
 話題としてはかなり乗り遅れた感があるけど、せっかく年内に届いたので他の用事を後回しにして早速作ってみた。そう、これは作るものなのだ。最初から出てきてるわけではない。なんせ「大人の科学マガジン」だから。昔あった(今もある)「科学」とか「学習」の大人版だ。
 完成までには意外と手間も時間もかかる。こういう工作ものは嫌いじゃないし苦手でもないけど、説明書を見ながら1時間くらいかかった。でもプラモデルよりは簡単だし、お母さんと子供でも充分作れる。ちょっと面倒なだけだ。特に貼り付けが。

 完成したら、部屋を真っ暗にしてスイッチオン。ん? 点かない? いきなりトラブル発生。おかしい、図画工作はいつも5だったのだが。あちこちいじっていたら、点いたり消えたりする。うーむ、どうやら電池周りの接触が悪いようだ。
 気を取り直してもう一度スイッチオン。よし、大丈夫、今度は点いた。むむ? 思ったより暗いかも。部屋中に満天の星を映し出すはずが、壁に近い部分は微細に映るものの、少し離れると星がぼや〜んと滲んで細長くなる。電球が暗いのと、システムがピンホール式の単純なものということでこれくらいが限界か。6畳一間全体を星空にすることは無理だ。けど、トイレなら酔うほど満天の星に囲まれることになる。こりゃ、いいね。いーね、いーね、とクレイジーケンバンドの横山剣状態。
 一番いいのは押し入れだそうだ。私のところは物が一杯で試せなかったけど、ふとんを全部出して押し入れに入ってこれを使うとそれはもう宇宙にいる気分が味わえるはずだ。土井隆雄さんはこんな気持ちだったんだろうか(たとえとして挙げる名前としてはマイナーすぎないか?)
 その他、ヤスリで削って天の川を作るとか傘ドームに映すなど、本にいろいろ改造方法が載っていたから、そのうち実験してみたい。もっと明るい電球を使うことができたら、更に感動的な星空があらわれるだろう。

 これからしばらく、私のトイレは宇宙になる。壮大な気分で用が足せるに違いない。嬉しいようなそうでもないような……。やっぱり部屋に持ち帰ってきて、夜寝る前に天井に映して宇宙を感じた方がいいだろうか。その日の日付に合わせて星空を見れば星座の勉強にもなる。
 あ、そうそう、このプラネタリウムが優れているのは、ちゃんと星空が本物と同じように映し出されるところにある。適当に光を散りばめているだけではない。日付と時間を当日に合わせると、実際に見られる夜空と同じ星空を映し出してくれるのだ。さすがメガスターを開発したプラネタリウム界の第一人者大平貴之監修だけのことはある(ネスカフェのCMで唐沢寿明と一緒に出てるあの人だ)。
 だから、星座に詳しい人にとっては感動も人一倍なのだろうと思う。私はまったく知識がないから充分感動できなくて残念だけど、ちゃんと星座図も本に載ってるから心配はいらない。これを機に少し勉強してみようと思う。そして充分詳しくなったところで女の子を天体観測デートに誘うのだ。
 ほら、あそこに見えるのがカシオペア座だよ。こっちにはオリオン座だ。ロッテオリオンズの落合の三冠王はどうなんだ、あれ。川崎球場が狭すぎたよね。あそにはこいぬ座とおおいぬ座があるね。あれが有名な冬の大三角だよ。えーと、北斗七星はどこだ。ああ、あったあった。アタタタタタタタ。おまえはもう死んでいる。
 などと調子に乗ってしゃべっていると、アタシ寒くて死にそうだからもう帰っていいかな? ということになりかねないから星座トークはほどほどにしておこうと思う。星座に異常に詳しい男というのも女の人から見てあまり高いポイントにならないような気がするし。

 そんなわけで、「大人の科学マガジン09号」、オススメします。今は手に入りやすくなってるから書店で注文してもそんなに待たされないはず。アマゾンなら送料無料で買えるし(代引き手数料は260円)、オークションでも定価割れてしてるので、自分用だけじゃなくプレゼントにもいいですよ。
 買って作るのが面倒な人は、私の家のトイレを借りにきてくださいね。一回100円で使わせてあげましょう! 大は2倍!

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