イルカやアシカのショーやアザラシなんか ---しながわ水族館第三弾<完>

しながわ水族館ショー編-1

PENTAX K100D+TAMRON 28-200mm XR(f3.5-5.6), f8 1/200s(絞り優先)



 しながわ水族館といえば、イルカとアシカのショーをはずすことができない。これがあるのとないのとでは、水族館としての意味合いも大きく違ってくる。これがもしなかったとしたら、入館料の1,300円は高すぎるし、単に渋くて地味な水族館という印象で終わってしまうことだろう。
 イルカとアシカのショーは、毎日行われている。平日はあわせて4回、土曜が5回、日曜6回で、ゴールデンウィークや夏休みなどは7回行われることもある。イルカの方が時間が短くてショーの回数も多く、アシカはプログラムが長くて回数が少ない。行く前に時間を調べていって、ショーの時間に合わせて館内を見学するような時間配分するといいと思う。
 それにしてもすごい人気だ。みんなやはりこれははずせないと思ったのだろう。日曜日だったので開始30分前ですでに3分2ほど席が埋まってしまうような状況だった。10分くらい前に行けばいいかなんてのんきなことを言っていたら、立ち見席でも見られないかもしれない。
 写真であらためて見ると、鈴なりとはこのことだ。人気小劇場の観客席のみたいになっている。座席数が少なくて、階段まで座ってもこの有様。これ以上改善の余地はないから、見たければ早めに席取りをするしかなさそうだ。屋外だから夏はむちゃくちゃ暑いんだけど。

しながわ水族館ショー編-2

 アシカはやっぱり器用でもあり、賢くもある。陸地でも芸をするし、水中でもなかなかのパフォーマンスを見せる。水陸両用だから、芸の幅も広い。写真のようにボールめがけてジャンプも披露する。
 ボールを鼻に乗せたまま泳いだり、キャッチボールをしたり、完全に犬を超えている。アシカがここまでやるやつだとは知らなかった。それによく訓練もされている。区立水族館と侮ってはいけなかった。芸達者ぶりではどの水族館へ出しても恥ずかしくない。私立の有名野球校を食って優勝した県立高校を思わせるアシカショー・パフォーマンスだった。

しながわ水族館ショー編-3

 イルカプールはかなり狭いので、イルカの持つ能力を出し切っているとはいえない。それでもプールを所狭しと泳いで、見事なハイジャンプを披露していた。ここのイルカ自体の能力も低くない。名古屋港水族館のジャンボプールに連れて行ったら、あそこのイルカと同じくらいのことはできるだろう。
 ジャンプだけでなく、イルカも大小のボールを使った芸などを見せていた。子供も大人もけっこう盛り上がる。

しながわ水族館ショー編-4

 イルカのジャンプはさすがに高い。すごいジャンプ力だ。
 イルカは水中からボールを見るから光の屈折が起こって、空中のボールは見た目とはずれた場所にある。それを学習ととっさの判断で微調整しているのだそうだ。それだけ知能が高いということでもある。一般にイルカの脳は人間の三歳児並という言われ方をする。あまりその比較は意味がないけど、部分的にはもっとずっと賢いようにも思う。知能というのは必要のないところには発達しないから、あえて今以上に伸ばそうという発想がないだけなのだろう。ショーにしても、人間から見てすごいとか賢いとかいうけど、イルカ自身にしたらほんの片手間にしてるだけなんじゃないだろうか。あまり見せすぎるともっとやらされるからこれくらいにしておくかなんて計算してるかもしれない。

しながわ水族館ショー編-5

 これはアシカだったかアザラシだったか。狭い水槽の中を飽きもせずに右から左、左から右へと休むことなく泳ぎ続けていた。
 ここで私とツレは流し撮りの練習をした。泳ぎがかなり高速なので難しいのだけど、これがけっこう面白い。15分くらいこいつに遊んでもらった。

しながわ水族館ショー編-6

 去年新しくできたアザラシ館は本館とは別館となっている(以前はチケットが別になっていたようだけど、今は共通になっていた)。ゴマフアザラシたちは特別待遇で大事にされている。新しい目玉として、これを前面に押し出して客を呼ばなければならないから。
 旭山動物園は当然参考にしてるから、あれを発展させたものとなっている。チューブもあり、透明の床もあり、頭上のトンネルもありと、360度ぐるりと見られるようになっている。ただ、見るのは楽しいけど写真を撮るのが難しい。採光がやや足りず、泳ぎの速いアザラシに追いつけない。

しながわ水族館ショー編-7

 ここもアザラシ館の一部で、外の水面からぽっこりと顔を出すことがある。ゴマちゃんはやっぱり可愛いな。

しながわ水族館ショー編-8

 少しだけペンギンもいた。暑さに弱いイワトペンギンは、クーラーのついた涼しい部屋に入れてもらっているのに、マゼランペンギンは暑さに強いということで外のまま。こりゃ暑くてたまらんという顔をして、表でぐったりしていた。生息地は南米アルゼンチンだから暑さには弱くないはずだけど、日本の夏はジメっとしてるからマゼランペンギンにとっても不快なんじゃないだろうか。オレたちも冷房の効いた部屋に入れやがれーと思ってそう。

しながわ水族館ショー編-9

 イルカプールの中を横から見たところ。青色が涼やかだ。イルカも気持ちよさそうにのんびり泳いでいた。ここの水槽前は見学と休憩スペースを兼ねていて、椅子に座ってイルカを眺められるようになっている。イルカショーのとき、涼しいところで休みながら見たければここから見るという手もある。水面より上のパフォーマンスはまったく見えないけど。

 しながわ水族館を他の有名水族館と同列に並べて比較しては気の毒だ。魚の種類が少ないとか、館内が狭いとか、そういうことを言い出したら不満が大きくなって楽しめない。安い値段でやっている区立の水族館ということを前提にすれば、これはもう、かなり頑張っていると言って間違いない。できる範囲内で手を抜かずにお客さんを楽しませたいという心意気が伝わってくる。どこにも投げやりな感じはないし、これ見よがしでもない。子供目線ということをちゃんと意識した作りは素敵なことだと思う。水族館は必ずしもオシャレスポットである必要はない。
 オススメは家族連れということになるのだろうけど、大人だけで行っても充分楽しめる。おそらく平日は空いているだろうから、ゆっくり見学したければ週末は避けた方がよさそうだ。ちょっと人が入るとすぐいっぱいになってしまう。
 個人的にはこれで南知多ビーチランド、名古屋港水族館に続いて3つめの水族館ということになった。子供の頃に行ったっきりの鳥羽水族館へもいつかもう一度行きたいと思っている。次は葛西臨海公園の水族館、江ノ島水族館、八景島シーパラダイスあたりが候補地として挙がっている。機会を見つけてひとつずつ順番に行きたい。展示してある生き物はたいていどこも似たようなものではあるのだけど、それぞれにあらたな発見があったり、違った楽しさがある。
 手ぶれ補正機能は、やはり水族館でも威力を発揮した。ただ、動きの速い魚などは被写体ブレをおこしてしまうから、次は明るいレンズで積極的に感度を上げて撮っていくことにしよう。今回は標準ズームばかりだったので、撮りきれずに終わったものもけっこうあった。
 以上、3回に渡ってお送りしたしながわ水族館レポートは、これにて完結です。おしまい。
 
Comment
 
 
こんばんは。
ここでは、ごぶさたです。(笑)

行ったり来たりのアシカさんには、随分遊んでもらいましたね。(笑)
しかし、コンデジでの流し撮りは厳しかったですー。(^^;)

水槽の前から引き揚げる時、
アシカさんが挨拶をしに寄ってきてくれたみたいな気がしたのは偶然だったのかなぁ?
・・・水槽の中から、外の世界はどんなふうに見えているのでしょうね?

水族館、また行きましょうね。(^^)
鳥羽水族館も行きたい  [URL][Edit]
2007.08.12 Sun 06:05 オオタ  #dcJU4M0Q
★mao_catさん

 こんにちは。
 大変ご無沙汰してました(笑)。

 あれはやっぱりアザラシじゃなくアシカでしたか。
 アザラシがゴマちゃんに代表されるように耳がないやつで、アシカはカリフォルニアアシカが有名で耳が出てるんですよね。
 自分のブログに書いたことなのに、自分で忘れてしまっている。(^^;
 でもあのアシカ、速かったですね。流し撮りは難しかった。
 最後はそうそう、ガラス面にへばりついてこっち見てましたね。もう行っちゃうの? って感じでしたね(笑)。
 水族館も動物園も、生き物たちは退屈しのぎに人間を観察してるんだろうなぁ。
 何を思ってるんでしょうね。
 長年一緒に過ごしてる猫のアイの気持ちも分からないくらいだから、動物の考えてることは分からないですね。(^^;

 水族館、動物園はまだ残ってるから、一つずつですね。
 いつかは旭山動物園も?(笑)
旭山も?  [URL][Edit]






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