 PENTAX K100D+smc Takumar 50mm f1.4 / smc Takumar 135mm f2.5 / SIGMA 400mm f5.6
梅は咲いたか桜はまだかいな。3月になれば花が気になってそわそわし始めるのは江戸の昔も今も変わらない。今日、気象庁の桜開花予想が発表された。名古屋は平年並みの3月28日だそうだ。去年は一週間も早かった。今年は寒さがまだ抜けないからもう少し遅くなるかもしれない。 桜の前にまずは梅だ。今年は大高緑地と天白の農業センターに絞ろうと思っている。情報によると、どちらもまだ満開には早いようだ。それじゃあまず近所の平和公園で偵察しようということでちょっと行ってきた。しかし、まったく咲いていない。1分咲きにもなっていないほどのちらほら咲きで驚いた。ここは市内でも平均的な場所のはずだけど、何か遅れる理由があるのだろうか。 わずかに咲いていたところを選んで撮ってはみたものの、咲いてる花が少なすぎて本番前の練習にもならなかった。 梅は被写体としては意外と平凡だから、光と背景を味方につけないといい写真になりづらい。もしくは人などを絡めないと面白みがない。難易度でいうと桜よりも難しい。今年こそという思いも、早々に打ち砕かれそうだ。心の中で何度もつぶやく言葉は、うーん、難しい。分からない。
 わっと咲いてる木が一本だけあって、それはほぼ満開だった。梅の木にも性格があるのか、先走るやつと乗り遅れるやつがいる。同じ場所で、同じ条件でも木によって咲く時期が違うのが面白い。もともと梅は桜ほど足並みが揃わないやつではある。 結局、梅を撮りに行って早々に力尽きた。粘ってもいい写真は撮れそうになかったのであきらめて別のものを撮ることにした。まずは南の雑木林を歩いて鳥を探すことにする。その前に車で猫が洞を見てきたけど、あそこは相変わらず鳥がいない池だ。カモの一羽さえ姿が見えなかった。
 夕方前という時間帯も悪く、今日は風も強くて冷たかったので鳥は少なかった。アオジかシロハラらしきやつが落ち葉の中でゴソゴソしてたけどそれは撮れず、やっと撮れたのはシジュウカラだけだった。ヒヨドリは撮ってもしょうがない。 鳥の収穫もなしということで、気持ちを夕焼けに切り替える。市民の森を出て、平和堂へ向かう。
 夕焼けカラスのシルエット。カラスも時と場合によっては絵になることもある。これはもうひとつ。 夕陽の中に入ったカラスというのは一度撮ってみたい。月の中ならもっとドラマチックだ。
 平和堂から道路一本隔てた南には母子像が建っている。どういういわれのものかは知らない。有名な彫刻家の作品だろうか。 普段は特に気にしたこともなかったのだけど、ちょうど夕陽が当たっていてちょっとよかったので撮ってみた。明日への希望といった感じになった。
 冬の晴れた日、高台にある平和堂に上がると、遠くまでよく見渡せる。今日は特に空気が乾いていて風も強かったから、これまで気づかなかったいろいろなものが見えた。 名古屋駅のタワー群が見えることは知っていたけど、テレビ塔までこんなにくっきり見えるとは思ってなかった。望遠レンズの圧縮効果で遠近感がおかしくなっているとはいえ、テレビ塔の存在感もなかなかのものだ。 タワーズ左のスパイラルタワーズは、ここからでは目立たない。右には青く光るルーセントタワーと、その右の高い塔はたぶんNTTの電波塔だと思う。 背景の山はどこの山だろう。
 南に視線を移せば、お馴染みの東山スカイタワーが近くに建っている。 平和公園から東山公園まではほとんど地続きのようなものだから、大きく見えて当然だ。直線距離で2キロちょっとだろうか。 左に写ってるマンションは特に有名なものではない。でもいいロケーションに建っている。上の階は見晴らしがよさそうだ。
 こうなったらいろんな塔を全部撮ってやろうと思いついて、北側に回り込んだ。 当然、瀬戸のデジタルタワーも見えるわけだ。こちら側は木の枝の障害物が多くて思ったところから撮れないのが難点ではあるけど、今の時期なら葉が少ない分まだ撮りやすい。 あそこはなんで一般公開しなかったのだろう。あれだけの高さがあるんだから、展望台を作ればそれなりの観光資源になっただろうに。建設費や維持費と見学料を天秤に掛けて採算が合わないと判断したんだろうか。
 尾張旭のスカイワードあさひもしっかり見えた。あそこはこの前の日曜日に登ってきたばかりだ。向こうからこちらは確認できなくても、こちらからはよく見える。横にある天体望遠鏡も確認できる。 実はこの写真の中にうちも写っているんだけど、それは関係者にしか分からない。 遠くには雪を被った南アルプスも見えている。これも新鮮な風景だ。うちからは見えない。
 平和公園内にあるアクアタワー。あそこはまだ上がったことがない。そのうちそのうちと思いながら先送りになっている。休日しか開いてないのと、上がっても下にお墓しか見えないらしいのが積極的になれない理由だ。 これで名古屋市内と近郊の主だったタワーはほぼ網羅した。あとは東山給水塔くらいだろう。それもここから見えたのかどうか。奥まったところにあって、こちらからは角度的に見えないような気もする。今度明るいときにもう一度探してみよう。
 塔ということで公園内にある虹の塔も外せない。 これは登れるたぐいのものではなくて、ただ建っているだけだ。 何故虹の塔というかといえば、下の写真に答がある。
 塔の中に入って見上げると、七色の光が見える。だから、虹の塔。七色のステンドグラスがはめ込んであって、光を通して塔の中に虹色が表れるようになっている。 毎年、春分の日と秋分の日は、虹が降りそそぐように設計されているんだそうだ。見たことがないからどういうことなのかイメージできない。 春分の日は3月の20日だ。その日は東山給水塔の開放日でもある。猪高配水塔も開放する。まとめて回ってみようか。給水塔では、名古屋の水道水を缶に詰めた名古屋の水が無料進呈されるというのもある。うちの蛇口から出る水が缶に入っただけだけど、価値はあるんだろうか。 あ、いけない、今調べたら、今年は工事で東山給水塔の開放は中止だそうだ。間違えて行かないように気をつけないと。
梅撮りの練習のつもりで行った平和公園で、気づけば塔コレクションをしていた。でも、その方がかえって面白かったし、発見もあった。 この場所は塔撮りには最適の場所だ。望遠レンズと三脚持参で行けば、一ヶ所で全部撮れる。夜景スポットとしても悪くないかもしれない。 ただし、周りは見渡す限り墓、墓、墓。夜行くのはちょっとどうかとも思う。安全に暖かく夜景を撮るには、東山のスカイタワーがいい。 梅は、大高緑地と農業センターで試行錯誤しながら撮るしかない。自分の中に完成されたイメージがないから、どう撮っていいかよく分からない。毎年漠然とした写真になってしまう。今年はどうだろう。レンズ選びももう一度考えて、しっかりイメージトレーニングしてから臨もう。満開は、今週末から来週はじめにかけてのようだ。
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