 PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 / TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di
4月の終わりといえば、名古屋や東京では初夏の入り口という時期なのに、富士山の麓である河口湖ではまだ春まっただ中だった。少し前までソメイヨシノが咲いていたくらいだから、名古屋でいうと4月のはじめあたりに相当するだろうか。一ヶ月とはいわないまでも、3週間くらい季節が戻った感じだった。菜の花が見頃で、ああ、春だねぇと思うのだった。 これは、冨士御室浅間神社に向かっている途中に出会った景色だ。少し前を行くちびっ子の女の子たちがポータプルプレイヤーでコブクロの「桜」を聴いていた。「蕾」じゃなくそっちできたかと思う。
 同じく浅間神社へ向かう途中。何桜か分からないけど、まだ咲き残っていた。下に落ちている花びらからすると、ソメイヨシノっぽい気もする。遅咲きの木だったかもしれない。 前を行くのは帽子とリュックという正統派スタイルの二人組だ。きっと夫婦さんだろう。
 河口湖にはいくつか美術館があって、これはその中の一つ、河口湖美術館の前で咲いていた芝桜だ。 これだけで人を呼ぶことはできないにしても、そこそこ楽しませてくれる。この日はもしかしたら秩父の芝桜を見に行っていたかもしれなくて、それの代わりにはならなかったけど、ここで少し見られてよかった。 その他、木ノ花美術館や、オルゴールの森美術館などがある。オルゴールの森は周辺が魅力的らしいから時間があれば行きたかったのだけど、さすがにもう時間切れとなった。レトロバスの最終は5時前後と早い。
 流鏑馬の合間にふと空を見上げると、山を背景にトンビがゆったり舞っていた。 いいねぇ。雄大だねぇ。こんな風景にはトンビも絵になる。
 夕暮れの優しい日差しに照らされる山々。少しかすんだ感じが素敵だ。 日没前になって少し日差しが戻ってきた。そして、このあと、私たちは最後の最後に富士山を拝むことになる。
 これはまだ全貌が見えていない、創造の森のときだ。望遠で狙ったら稜線の雪まではしっかり見えた。そこから上は雲の中で、想像するしかなかった。
 ようやく山頂まで見えたのがこれ、帰りのレトロバスの中だった。かなりかすんでいてくっきりとは見えなかったものの、この日初めて上まで見られて感慨ひとしおだった。 わざわざ席を移ってまで写真を撮ったのだった。
 帰りの富士急線の列車からやっとはっきり姿を見せてくれた。遅いよと言いたかったけど、帰りを見送ってくれたと思ったらありがとうだ。これを見られたことでほぼ思い残すことがなくなった。 裏から見る富士山は、鏡面文字みたいで不思議な違和感がある。現像の反転を間違えてしまったような感じとでもいおうか。 それでもやっぱり富士山はいいものだ。あらためてそう思った。 上の方はまだ真っ白で、山開きはもっと先になるのも納得だ。この雪では一般人は登れないだろう。
こうして私たちの河口湖行きは終わった。河口湖をたっぷり堪能して、もうおなかいっぱいだった。 かなりタイトなスケジュールをこなし終えた満足感は強かった。予定していたことは全部できた。良くを言えば、河口湖とカチカチ山で富士山が見たかった。もう一度行ける日があるといい。そのときは今回行けなかった西湖の方にも行ってみたい。 車で行く方がずっと行動範囲が広がるのだけど、名古屋から日帰りはきついか。泊まりで富士五湖を巡るなんてのも面白そうだ。 ブログの河口湖編の本編もこれでおしまいとなります。楽しんでいただけたでしょうか。いやはや、長かったですね、いろいろと。でもまた、前後の東京編と名古屋編でお会いしましょう。近いうちに。
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