現身日和【うつせみびより】
この世界にはたくさんの美しいものや面白いものがあることを知るための毎日であれば、それは楽しくて幸せなこと。
やさぐれてそっぽを向いて細くなったポポちゃんと仲間たち <花鳥園2回>
2008年09月21日 (日) | 編集 |
ソフト花鳥園2-1

Canon EOS 20D+Canon EF 135mm f2.8 SF



 花鳥園シリーズ第二回は、ポポちゃんとお仲間フクロウたち特集ということで紹介しよう。
 前回行ったときも、ポポちゃんはお疲れの様子で、かなりやつれたような印象を受けた。1月に行った頃はまだ元気ハツラツだったのに、テレビ出演で人気者になって以来、出張の仕事も増えて、元気がなくなっているように見えた。
 あれからどうしてるんだろうと心配しながら見に行ってみると、ポポちゃん、ついにやさぐれていた。お客さんの方に背を向けたまま、知らんぷりを決め込んでいる。どうした、ポポちゃん。大丈夫ですか? おーい、こっちを向いておくれ。
 訪れる人が口々に、あ、ポポちゃんだ、と言って写真を撮っている。ポポちゃんはまったく愛想なし。オレは疲れてるんだよと背中で語っていた。

ソフト花鳥園2-3

 しばらくしてやっとこっちを向いたと思ったら、この表情。渋い。なんて渋い表情なんだ。急に老け込んだみたいだ。あのかわいらしかったポポちゃんはどこへいった!? ストレスなのか、疲れなのか、人気者はつらいということなのか。
 去年、一番最初に行ったときは、まだポポちゃんの知名度はさほどではなくて、気ままな花鳥園生活を送っていた。それから三変化する様子がテレビで紹介されるにつれて知名度が上がり、変身をやらされることが多くなった。当然、体にも神経にもよくない。ストレスがかかる。外での仕事が増えれば移動や初めての環境に対して神経を使う。ポポちゃんの今後が心配だ。

ソフト花鳥園2-1

 こちらはこの春生まれたココだ。昔はポポちゃんもこんなきょとんとした表情をしていた。上の写真と見比べると、ポポちゃんのやさぐれぶりがよく分かると思う。
 ココは天真爛漫というか神経が図太いようで、人が来ても、他のフクロウがそばにいても動じる様子がない。こいつは大丈夫そうだ。ということは、変身芸はしないということで、人気者にはなれない。なりたいとも思ってないだろうけど。

ソフト花鳥園2-4

 ポポちゃんは、お客さんと一緒に記念写真を撮るというお仕事がある。一日に2回、腕に乗ってカメラに収まるのだ。平日はさほどでもないけど、週末はけっこうな回数と時間仕事をしなければいけないのだろう。人には慣れてるといっても、この回数も以前に比べたらずいぶん増えたはずだ。
 スタッフさんと一緒にいてもこの表情。だんだん、きゅーっと細くなってしまった。これは周囲に怖いフクロウなどがいるときの警戒ポーズで、弱いやつがいると羽を広げて威嚇のポーズを取るというのがポポちゃんの芸だ。芸というか本能というべきか。神経が細かいがゆえに、それが芸にまでなった。花鳥園にはこの他10羽以上のアフリカオオコノハズクがいるのだけど、ポポちゃんのように芸ができるやつは他にいない。誰か、ポポちゃんのピンチヒッターはいないのか。

ソフト花鳥園2-5

 自分の居場所である止まり木に戻っても、ついにはこんなに細いままになってしまった。おお、ポポちゃん、なんてこった。何をそんなに警戒してるんだい?
 人とかカメラが怖いのかと思って離れて視界から外れてみても、細いまま変わらない。一体、どうしてしまったんだ。

ソフト花鳥園2-6

 実はポポちゃんが細くなっていた原因は、こいつだった。これは最近他の花鳥園からやって来てオオフクロウのヒナで、ポポちゃんはこいつが気になって気になってしょうがないんだそうだ。まだヒナなのに怖いようで、常に緊張状態にあるらしい。距離としては3メートルくらい離れているし、ポポちゃんのところからは見えない位置にいるのに、それでもやっぱりこいつに対して警戒心を抱いてしまうようだ。オオフクロウのヒナは、そんな視線に気づいているのかいないのか、きょとんとした顔でおとなしくしている。
 ポポちゃんに平和な日々が訪れる日はやって来るのだろうか。掛川花鳥園の看板鳥でもあるし、集客力も高いから、ポポちゃんはスター扱いにしてあげて欲しい。昔の日活スターのような特別待遇をのぞみたい。

ソフト花鳥園2-7

 オオフクロウの足。まだヒナでもがっちりした足をしていて、爪も鋭い。これで掴まれたら、人間の腕にも深く食い込みそうだ。猫の爪どころじゃない。
 毛並みはまだモコモコの子供の毛で、大人の毛に生えかわっていない。でもフクロウ類は成長が早くて、生まれてから3ヶ月くらいで大人の羽になって、外を自由に飛び回れるようになる。表で飛行ショーをしているフクロウも、3ヶ月くらいでデビューして、生まれて半年くらいで一人前になる。同じフクロウでも、ショー向きのやつとそうじゃないやつがいるから、オオフクロウのショーはたぶんないだろうけど。

ソフト花鳥園2-8

 メンフクロウのケンちゃんがおかしなことになっている。足が細く長くなって、なんだかなまめかしい。羽も開いて、なんとなく怪しいポーズだ。裸の上に着ているコートの前をはだけて女子高生とかの前で開いて見せる変態のおっさんみたいじゃないかケンちゃん、本当はメスだから、露出狂的な女の人みたい?
 このときは、写真撮影の仕事のあとで、バタバタと羽ばたいてちょっと逃げようとして、それでハァハァいってるところだ。きっと暑かったのだろう。少しでも羽を広げて涼しくなろうとした結果がこのポーズになってしまったのだと思う。
 それにしても、フクロウの足というのはけっこう長いのだ。普段はフカフカの毛に覆われていて見えないだけで、みんなこれくらい足長なんだそうだ。

ソフト花鳥園2-9

 これはなんだったか。コノハズクだとは思うけど、何コノハズクだったか忘れてしまった。
 薄目を開けて眠たそうにしていたのが一転、何かを見つけた様子。

ソフト花鳥園2-10

 急にパチッと目を開けて、羽を広げて天井を見上げた。ん? 何かいる?
 この構えで見ると、フクロウの足はやっぱり長いことが分かる。

ソフト花鳥園2-11

 目を見開いて威嚇の構え。耳が寝てるから警戒だろうか。どうやら、気になっていたのは外のカラスのようだ。ハウスの天井が半透明になっていて、一部は外が見えるようで、外をカラスが飛ぶと気になるらしい。表のショーでも、カラスが通りかかるとそちらに気を取られて飛ばなくなってしまう。
 カラスというのは、鳥界の中ではある意味最強なのかもしれない。カラスに勝てる鳥というのはほとんどいない気がする。トンビでも互角か、トンビが追い払われたりする。勝てるのはタカくらいだろうか。フクロウではたぶん、負ける。

ソフト花鳥園2-12

 今にも飛びかからんばかりの構えを見せる。カラスまでの距離は相当あるのに、フクロウの目がいいというのは本当だ。何キロか先まで見えるらしい。
 ポポちゃんはカラスは気にならないようで、相変わらず細めでオオフクロウの方を気にしているのだった。

 花鳥園の写真はまだまだたくさんある。今年三回目ともなると似たような写真も多いのだけど、ある程度テーマごとに集めて紹介していきたいと思っている。写真中心だから、どこかで二本立てもしよう。


今年三度目はソフトフォーカスレンズ一本勝負 <花鳥園1回>
2008年09月20日 (土) | 編集 |
ソフト花鳥園1-1

Canon EOS 20D+Canon EF 135mm f2.8 SF



 また掛川花鳥園へ行ってきた。今年に入って三度目だ。
 一回目は正月明け早々の1月。総天然色の鳥たちを写し取るためにFUJIFILMのS2proを持っていった。色に関しては狙い通りだったけど、動きがトロいS2proでは飛びものに苦戦した。
 二度目はベビーラッシュの5月。たくさん生まれたチビたちを撮るために、タムロン90mmマクロを持っていった。デジ本体は、表の飛行ショーに対応するために手持ちの中で一番連写が効くEOS 20Dを持参した。そのときも室内はけっこう撮れたのだけど、外での飛びものは難しかった。
 そして三度目の今回、テーマはソフトフォーカスレンズ一本勝負だった。だいぶ前からこのレンズのことはずっと気になっていて、チャンスがあれば買おうと思っていたところに、ちょうど上手いタイミングで買うことができたので、試し撮りを兼ねて今回はこれだけで撮りきってきた。最後の飛行ショーで少しだけ望遠を使った以外は、すべてソフトフォーカスレンズでの撮影となった。なかなかの気まぐれレンズで、最後まで掴みきれずに終わったものの、一風変わった写真が撮れたので紹介していきたいと思う。レンズの使い心地もあわせて書いていこう。

ソフト花鳥園1-2

 ソフトフォーカスレンズといっても各メーカーやサードパーティーからそれぞれ出ていて、他のものは使ったことがないからまったく分からない。CanonのEF135mm f2.8をデジイチの20Dで使った場合に限った感想になること。
 初めに、ソフトフォーカスレンズとソフトフィルターは何が違うかという話だけど、似て非なるものと考えた方がいいと思う。どちらにもメリットとデメリットがある。ソフトレンズの場合は、ピントが合った部分はある程度シャープになりながらボケの部分だけ滲んだようになっていくのに対して、フィルターの場合はピントが合った部分がなくなって全体にぼんやりしてしまう。フィルターは安いし、どのレンズにもつくというメリットがあり(レンズの径をリングで合わせる必要はあるけど)、ソフトレンズは焦点が決まってしまうというデメリットがある。
 レタッチソフトでソフト効果も出せるから、あえてソフトレンズを買う必要はないと思うかもしれないけど、ソフトレンズでなければ生み出せない効果の写真というのが確かにあって、そのために買う価値はあることは使ってみると分かる。
 私の場合は、どんなものなのか一回試してみたかったというだけで、深く考えて買ったわけでもない。ちょっと面白そうだと思っただけだから、すぐに手放してしまう可能性も高い。これは変化球の中でも特殊球に当たるようなレンズだから、これに頼りすぎると基本的な部分で写真上達のさまたげになる気もする。ある意味ではちょろまかしのレンズだ。楽して雰囲気のある写真になってしまう。
 使いどころをきんちんと分かっている上級者向けのレンズと言えるかもしれない。

ソフト花鳥園1-3

 ソフトフォーカスレンズというと真っ先に思い浮かぶ被写体は、女性のポートレートだ。最短焦点距離1.3メートル、倍率0.12倍というスペックも、そういう用途のために設計されたを示している。花などを撮るためのマクロレンズの代わりにはならない。エクステンションチューブで焦点距離を短くすることはできても、倍率が低すぎる。
 花鳥園だけに、ポートレートのモデルは当然ながら鳥になる。これはアンソニーだったか、ドリーだったか。今回は一緒のところに2羽いて、最初どっちがどっちか分からないまま撮っていた。帰ってきてから、左足にリングをしている方がアンソニーだということに気づいた。
 このソフトレンズは弱と強の二段階設定できるようになっている。切るというモードもあって、そうするとノーマルの135mm単焦点レンズになる。ただし、このときの描写はたいしたことない。悪くはないけど並みだ。
 はっきりとしたソフト効果を出すには強の2で撮るべきなのだろうけど、そうなるとソフトが強くなりすぎて私の好みではない。今回はすべて弱の1で撮っている。
 絞りによってもソフト効果はかなり変化して、絞り開放のf2.8だとボケボケになってしまうから使いづらい。逆にf5.6くらいまで絞ると、ソフト効果がほとんど消えて普通の描写になる。なので、一段絞りのf3.2で撮ることが一番多かった。絞るにしてもf4くらいまでと考えておいた方がよさそうだ。

ソフト花鳥園1-4

 ソフト効果がどういうときにきれいに表れるのか、はっきり言ってよく分からない。逆光の方が出るようにも思うけど、順光でも出たり出なかったりするし、背景の色や焦点距離によってもかなり左右される。じゃじゃ馬というほどではないにしても、気まぐれでちょっとつき合いの難しいレンズであることは間違いなさそうだ。今ひとつ人気がないのはそのためだろう。
 ただ、近年、デジイチの普及によってこのレンズの人気がひそかに高まってきたようだ。デジイチなら撮ってすぐプレビューで確認することができるし、何枚でも撮り直しができる。フィルムならそうはいかない。
 デジタルになるとキヤノンの場合なら216mm相当だからほんど望遠になってしまって、その点では使いどころがますます難しくなるということはあるか。デジタルということを考えると、85mmとか90mmくらいの方が使い勝手はよかった。
 しかしこのレンズ、実は相当なロングセラーで、1987年に発売されてから10年以上経った今でもひっそり販売を続けているのだ。これに取って代わるものがなかったというのもあるし、キヤノンとしても新型を開発してもあまり売れないからとりあえずそのまま売っておけということなのだろう。

ソフト花鳥園1-5

 水浴びで大暴れをするクロトキさん。
 この写真がヒントになるのは、光と水を味方につけるということだ。
 今回はあれこれ試行錯誤する余裕がなくて一本調子の撮影になってしまったけど、シャッタースピードによる変化というのも当然あるわけで、速くしたりわざとぶらしたりという撮り方でも違った写真になる。
 ソフト効果にしても、場合によってはあえて強くかけた方が面白くなることもあるだろう。今更ながら、同じシーンで設定を変えながら何枚か撮るべきだった。

ソフト花鳥園1-6

 水だけ撮ってみたらどうなるかと思ったら、なんだか普通の写りになった。模様としては面白くても、ソフト効果というのはほとんど感じられない。水は水でも、水滴狙いでいくべきか。

ソフト花鳥園1-7

 光と影の強いコントラストではどうなるかといえば、これも普通っぽい。やはり光が当たっている部分にソフト効果が強く出ていて、影の部分は滲みが少ない。
 やはり、光を効果的に取り込まないといけないようだ。

ソフト花鳥園1-8

 花を撮ると、幻想的といえば幻想的だけど、ただのピンぼけと言われればそれまでだ。被写体選びの難しさがある。
 どんな花でもふんわり柔らかく撮ることはできても、本当のソフト効果が必要なのかどうかを考えないと、ただの嫌味な写真になりかねない。
 被写体も選ぶし、使う人を選ぶのもこのレンズだ。あまりオジサン向きのレンズじゃない。

ソフト花鳥園1-9

 どうやら距離が遠ざかるにつれてソフト効果が弱くなるようだ。このときは被写体との距離が5メートル以上あっただろう。光や背景によっても違ってくるのだろうけど、効果的なのは最短の1.3メートルから2メートルくらいと見た。ただ、表で使った印象としては、強い光があると距離があってもソフト効果は出ることも分かった。背景によっても変わってくる。
 狙い通りに使いこなすには、かなり実戦経験を積まなければいけない。そこまで使い込む気になるかどうかという問題もある。

ソフト花鳥園1-10

 スイレンを撮ったら、思ったほどソフトにならなかった。こういうときはソフトを強く効かせるときだ。
 これからの季節ならヒガンバナとソフトの組み合わせはどうだろ。紅葉は使いどころが難しそうだ。イメージできるものとしては、親子のいるヒマワリ畑というのがある。桜並木をいく自転車の高校生カップルなんてのもよさそうだ。

ソフト花鳥園1-11

 こういう群像ものも面白くもあり、難しくもある。ピントの合わせどころを間違えると、何が撮りたかったのだかよく分からない写真になる。同じところからもう一段絞った写真も撮ってみたら、それは普通すぎてつまらなかった。反応が敏感すぎるところがある。

ソフト花鳥園1-12

 掃き溜めに鶴ではないけど、水面に浮いたゴミや葉っぱまでキラキラにしてきれいに見せてしまうのがソフトフォーカスレンズだ。
 この写真を見たら、海の可能性を思った。海を見ながら浜辺に座る恋人なんてのも、ソフトレンズの使いどころだろう。クロード・ルルーシュ監督の『男と女』みたいに。
 日本の港風景も、スーラの風景画のように変えてくれるんじゃないかと期待させる。
 一番の使いどころは、なんといっても結婚式だと思う。それが海辺なら申し分ない。

ソフト花鳥園1-13

 エミュー牧場前のカップルでは絵になるかどうか微妙なところだ。けど、これも普通のレンズで撮ったらなんてことのない平板な写真になってしまう。ソフト効果を誤魔化しと見るか、演出と見るか、見る人の感覚によっても評価は分かれる。

 とまあ、こんな感じで一日、花鳥園でソフトフォーカスレンズを使ってきた。好き嫌いはあるだろうけど、今日から何回か花鳥園シリーズが続きます。何人かは、自分も使ってみたいと思う人が出てくるかもしれない。このレンズは人のものを見るよりも自分が使って面白いレンズだから、試しに中古で買ってみることをオススメします(1万から2万くらい)。写真を撮ることにちょっと飽きてきたという人にもいい。まだまだいろいろな可能性があるということを気づかせてくれる。新しいレンズはカンフル剤にはもってこいで、中でもこういう特殊なレンズは一過性ではあるけど楽しさがある。


花鳥園フクロウのゴッドファーザーになった報告と早寝で簡単更新
2008年06月26日 (木) | 編集 |
花鳥園-1

KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA 50mm Macro f2.8 / FUJIFILM FinePix S2pro



 掛川花鳥園でフクロウの名前を募集していたので、ものは試しと応募してみたら採用されてしまった。アフリカワシミミズクのミコトちゃんがショーに出ていたら、その子のゴッドファーザーは私です。
 採用されたといっても、最終的には多数決で決まったので、私のセンスが冴えていたとかそういうことではない。みんな考えることはけっこう一緒だ。その前にいるアフリカワシミミズクの兄弟がヤマトとタケルだったから、それに続くのはミコトしかないだろうという安易な発想だった。
 まあでも、これでまた花鳥園へ行く理由もできたし、選ばれたことは嬉しいことだった。いただいた記念品が上の写真のフクロウの置物と、ポポちゃん写真集のメモ帳だ。いい記念になった。フクロウは、自分で作った招き猫の土鈴の横に並べてみた。メモ帳はもったいないとかいわずに使っていこう。

 明日は遠出で、早起きなので、ゆっくりブログを書いている時間がない。ということで、花鳥園で撮った写真を並べて、今日は終わりとしたい。
 この写真はこの前行ったときではなく、その前に行ったときのものだ。そのうち使おうと思って忘れていた。このまま眠らせておいても仕方がないし、9月にはまた花鳥園へ行きたいと思ってるので、ここで出しておこう。
 明日のブログは撮りたての写真になると思う。ここしばらく神社仏閣ネタの比率が高くなっていたから、久しぶりに違う空気の写真をお届けできそうだ。ただし、明日行くところもある意味神社仏閣しか見所がないところだから、結局それかよってことになりかねない。
 行き先を書くと限定されすぎて誰かに見つかってしまうおそれがあるから、書かないでおこう。めったに人に会うようなところではないから、誰かに会ったとしたらその方が驚く。

花鳥園-2

 クラハシコウと仲間たち。
 この前行ったら、セイタカシギの数が減っていた。このときはこんなにもたくさんいたのに。

花鳥園-5

 翼を広げてクラハシコウ。メシをよこせとアピールをする。この状態でエサの魚を放り投げてやると、器用にクチバシでキャッチする。

花鳥園-3

 水が描き出す絵も撮りどころのひとつ。フラミンゴは自分の顔が映ってるのが分かっているのかな。

花鳥園-6

 突然、翼をばたつかせて走り出すフラミンゴたち。彼らには彼らの気分があり、彼らのタイミングがある。人には分からない呼吸のようなものが。

花鳥園-4

 たたずむセイタカシギ。光と影の中で何を思う。

花鳥園-7

 鳥の脳がどれくらいなのかは知らないけど、一日何を考えてるんだろう。
 賢いインコなどは人の言葉も覚えるし、何か考えていそうな雰囲気もある。感情もありそうだ。小型インコと大型インコの差はどれくらいなんだろう。

花鳥園-8

 クジャクのメス3羽に同時アタックを仕掛けるオスのクジャク。しかし、メスの反応は鈍い。ほとんど無視に近い。見ていると気の毒になるほど相手にされていない。オスのクジャクは他のどんな鳥よりも派手で美しいのに、人間が思うほどメスに対してはアピールになっていないようだ。オスにしてみたら、ここまでやっても駄目なのかと、悔しさで一杯だろう。

花鳥園-9

 これは確かオウギバトだったと思う。カンムリバトじゃなかったはず。
 オウギバトの飾りは実際どれくらい役に立っているのか。頭の後ろだから、自分では見えない。
 地上をトコトコ歩いている鳩で、あまり飛ばない。飛ぶのは夜寝るとき木の上に登るためくらいだ。

花鳥園-10

 浮き草の上を走るレンカク。翼を広げてバタバタさせているから飛べないのかと思いきや、その気になればけっこう飛べるらしい。
 チビの頃は足が先に発達して、翼は最後に生えそろうから、水に落ちると助からない。親にもどうにもできないのだろう。
 ここのところ立て続けにヒナが孵って無事に成長しているようだから、レンカク大ファミリーになる日は近そうだ。

花鳥園-11

 おとぼけアンソニー。そっけないフリをしても実は寂しがり屋さん。こっちを見ていないようでいてよく見ている。
 アンソニーはまだ4歳。50歳まで生きるとしたら、長生き勝負に勝てない可能性が高い。40年後くらいに花鳥園へ行って、まだアンソニーがいたら嬉しい。

花鳥園-12

 花鳥園の中では人気薄のエミューだけど、私たちはいつも会うのを楽しみにしている。コワモテだけど、心優しき鳥なのだ。
 エミューにかかればエサは一撃で持っていかれて、50円など瞬間的になくなってしまう。もう食べたくないってくらい食べさせてやろうと思ったらいくらくらいかかるんだろう。

花鳥園-13

 恐竜の足。これを見れば、鳥は恐竜が進化した生物だという説は納得できる。

 そんなわけで、今日はここまで。
 ちょっといってきます。


花鳥園新シリーズ最終回は残り写真には福があるかないか
2008年06月01日 (日) | 編集 |
花鳥園最終回-1

Canon EOS 20D+TAMRON SP 90mm f2.8



 今日で花鳥園新シリーズも最終回となった。あと2回分はあるかと思っていたのだけど、写真を整理したら2回には足りなかったから、1回にまとめてこれで完結とする。結局、今回は5回シリーズということになった。花鳥園も三度目だから、まあこんなものだろう。
 最後は残っていた写真を全部出すということで、ノンジャンルになる。登場する鳥たちも、お馴染みのものがほとんどだ。まずはコガネメキシコインコからいってみよう。
 広い温室の中を、突然群れで飛び立つコガネたち。かなりのスピードで、ときに人の頭の上スレスレに飛んでいくから、ちょっとびっくりする。
 すごくうるさく鳴きながら猛スピードで飛んでるから、何か怒ってるみたいに感じる。いらついてるのか、嬉しくて騒いでいるのか、実際のところは分からない。狭いカゴの中で暮らすことを思えば、これくらい飛ぶスペースがあれば、ある程度のストレス解消にはなるだろう。
 でも、どういうきっかけで飛ぶのかはさっぱり分からない。写真を撮ろうと飛ぶのを待っていると、まったく飛んでくれない。何の前触れもなく、ふいにわぁーっと飛び立つから不思議だ。

花鳥園最終回-2

 夕方の閉園間近の時間になると、インコたちにとってのエサの時間となる。エサ箱にエサをいれてもらって、みんな一斉にたかっている。人があげるエサだけでは充分ではないのだろうし、要領のいいやつばかり満腹になって、人に慣れてないやつは腹ぺこのままということになってしまう。
 通常は50円や100円で買うカップのエサも、夕方になると無料になってあげ放題になる。そのときは普通にエサをもらってるから、あまりこっちまでは来てくれないのだけど。

花鳥園最終回-3

 花鳥園のページに載っていた、こいつがベイビーか。スタッフの人に尋ねたらそうだと教えてくれた。ただ、サイトでは、このオオホンセイインコは飼い主が買えなくなって花鳥園で引き取ることになったやつで、1羽しかいないと書いてあったのだけど、よく似たインコが他にも2羽くらいた。あれは何だったんだろう。同じ種類のやつが入ってきたのか、似てるやつは違う種類だったのか。
 きみはベイビーですか? と訊いてみたところ、ゴニョゴニョと口ごもってはっきり答えてはくれなかった。おしゃべりはあまり得意ではないらしい。
 南アジアやアフリカに生息する中型のインコで、日本では1970年代に一時流行って、その後逃げ出したり放したりしたものが野生化して街中を飛び交っていたそうだ。最近はいなくなったようだから、繁殖して日本に定着するまでには至らなかったのだろう。

花鳥園最終回-4

 これはたぶん、初めて見た。名前は知らない。ヒヨドリの黒バージョンみたいな感じで、なかなか立派な尾っぽをしている。

花鳥園最終回-5

 この日は暑かったから、アヒルたちも日陰に逃げ込んで休んでいた。こいつらだけでなく、日陰という日陰にアヒルやカモたちが座り込んでいる姿はけっこう笑えた。アヒルたちも暑いのは嫌なのだろう。夏場は大変だ。

花鳥園最終回-6

 ホオジロカンムリヅルは相変わらずパンクヘアで目が点だった。頭の上はリーゼントっぽい。首からは赤シャツがのぞいてるし、完全に不良ファッションだ。
 ツル舎にはたくさんのツルがいるのに、ここは花鳥園で一番の不人気スポットとなっている。ほとんど誰も寄りつかず、ツルたちも人に関心を示さない。そして、やたら大声でわめき散らしている。ツル舎の中では決して安眠できないだろう。
 ホオジロカンムリヅルはアフリカのサバンナに生息していて、ウガンダの国鳥になっている。国旗にも描かれているくらいだから、ウガンダでは大事にされている鳥なのだろう。ウガンダに関する知識はほとんど皆無に近いし、一生ウガンダに行くことはないと思うけど、ホオジロカンムリヅルを見たときくらいはウガンダに思いを馳せたい。

花鳥園最終回-7

 ケープペンギンはプールでいつものんきそうに泳いだり、岩の上で遠くを見たりして一日を過ごしている。
 ペンギンにもエサをあげることができるし、ペンギンをだっこして写真が撮れるのは全国的にみても珍しいんだそうだ。
 ケープペンギンは名前の通り、ケープタウン近くの海岸沿いにいるやつらだから、暑さ寒さに強い。ペンギンというと寒いところにいるイメージがあるけど、実際にはほとんどのペンギンは暖かい地域に暮らしている。
 日本人の感覚からすると勘違いしてしまいがちなのは、アフリカはどこも熱帯という思い込みだ。アフリカ大陸は、赤道を離れて南へ行くほど寒い地域ということになる。南のケープタウン近くは、夏と冬がはっきりしたところだから、ケープペンギンも日本で暮らしていけるというわけだ。

花鳥園最終回-8

 これは何フクロウだったか。ふれあいゾーンにいたやつで、どこか遠くをにらみつけていた。
 フクロウの目玉は大きく分けて2種類あって、真っ黒な瞳と、光彩だけ黒いタイプがいる。光彩の大きさはよく変化するので、こちらの方が意志を読み取りやすい。
 この目の強さが鳥の域を超えて獣を感じさせる部分だ。

花鳥園最終回-9

 人気者のポポちゃんと同じ場所にいながら、ほとんど注目を浴びることがないアメリカオオコノハズクの十三さん。オレのことはほっといてくれとばかりに、いじけてふてぶてしい態度を取っている。アウトローなおっさんみたい。
 毎日、まいにち、ポポちゃん、ポポちゃんって、こいつらうるせえな、なんて思ってるかもしれない。

花鳥園最終回-10

 フクロウさん。日本にもいるフクロウがこいつだ。庄内緑地でも見た。
 フクロウってよく見ると面白い模様をしている。フクロウの柄をした頭巾をすっぽりかぶって、顔だけ出してるみたいだ。防寒着を着込んだおかみさんみたいでもあり、ちょっとキャディーさんっぽくもある。ダルマのようでもあり、つぶらな目を見ていたら泉谷しげるが思い浮かんだ。

花鳥園最終回-11

 これはメガネフクロウだっけな。目を閉じているのと、ちょっと横を向いてるから分かりづらいのだけど、たぶんそうだと思う。目の周りの白いふちどりがメガネみたいだということなのだろう。
 私たちが帰ろうとしていた閉園前の5時は、フクロウたちにとってエサの時間で、冷凍ヒヨの解凍されたものが与えられていた。ただ、誰も手をつけていなかったから、食事の時間は人がいなくなって、暗くなってからなのかもしれない。
 ヒヨを丸呑みするんだから、やっぱりフクロウは紛れもなく猛禽類だ。

花鳥園最終回-12

 これも黒瞳タイプのクロワシミミズク。
 アフリカの森林にいる大型のフクロウで、体長は60センチくらいになる。
 顔がなんとなく猿っぽい。まぶたがピンク色なのがチャームポイントだ。

花鳥園最終回-13

 たぶんオオコノハズクだと思うんだけど、ある一人のスタッフに対してやたら挑発的な態度を見せていた。私たちや他の人が通りかかっても無反応なのに、何故か一人のスタッフに対して威嚇をする。自分より格下の敵と見なしているらしい。
 見てる分には面白かったけど、こいつにとってはストレスになりそうだ。

 今回の花鳥園写真はこれにて完結となった。また半年もしないうちに行くことになるかもしれない。そのときは違うテーマで臨みたい。
 鳥好きじゃなくても楽しめるところなので、機会があれば一度行ってみてください。




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